
耕さず、肥料や農薬も施さず
あるがままに寄り添いながら
その場所を育んでいく。
それが僕たちの畑に対する向き合い方です。
その場に仲間入りさせるようにお野菜の種を播き、苗を植え
その側にはたくさんの草花が生えています。
僕たちもあらゆる命と関わり合いながら生きている、
だからこそ "それでいい" ではなく、"それがいい" と思っています。
僕たちがより良い明日を目指して今を生きているように
それは畑の生き物も同じこと。
大小に関わらず、ひとつの命が生きた証は
その場に確かな変化を与え
その積み重ねが豊かさを育んでいくと考えています。
耕さないとは単なる農法ではなく
ひとつひとつの命に対する向き合い方です。
それらの営みに自らがどのように関わるかで
畑の未来は大きく変わる、
農にはそんな責任と可能性が共存しています。
例えば畑で育った人参を収穫すると
人参が押し広げた穴が土中に残ります。
その穴は後に水や空気の通り道となり
その場で次に生きるものの糧となります。
耕さないとは、過去がリセットされることなく
起こる全てがその場所のこれからをつくっていきます。
農家となって6年、その間
少しずつ、ただ確かに変わっていく畑の様子に
たくさんの勇気と自信をもらいました。
これから先、畑の生き物とともに起こす
この場所の変化を見届けていくこと
そんな希望こそが僕にとっての農の原動力であり、やりがいなのです。
SOU FARM
柳田 大地



