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あなたの大切な衣類を守る、プロ仕様の保管袋「ビニロン」復活プロジェクト

カシミヤやシルクなどの大切な衣類を、カビやホコリから守りたいあなたへ。 繊維の街「足利」で70年アパレル包装を支えてきた日光商事が、次シーズンも出した瞬間から 衣装を綺麗に着られる「呼吸する保管袋」をお届けします。 使い捨てだったビニロン袋を何度も使っていただけ保管袋として復活させたいです。

現在の支援総額

483,500

69%

目標金額は700,000円

支援者数

27

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/07/13に募集を開始し、 27人の支援により 483,500円の資金を集め、 2026/08/31に募集を終了しました

あなたの大切な衣類を守る、プロ仕様の保管袋「ビニロン」復活プロジェクト

現在の支援総額

483,500

69%達成

終了

目標金額700,000

支援者数27

このプロジェクトは、2026/07/13に募集を開始し、 27人の支援により 483,500円の資金を集め、 2026/08/31に募集を終了しました

カシミヤやシルクなどの大切な衣類を、カビやホコリから守りたいあなたへ。 繊維の街「足利」で70年アパレル包装を支えてきた日光商事が、次シーズンも出した瞬間から 衣装を綺麗に着られる「呼吸する保管袋」をお届けします。 使い捨てだったビニロン袋を何度も使っていただけ保管袋として復活させたいです。

あなたにおすすめのプロジェクト

お気に入りの1着をクローゼットから取り出したとき、
「カビ」「ゴワつき」「黄ばみ」などが気になったことはありませんか?

・「クリーニング屋さんの袋に入れてあるから安心」

・「100円ショップの不織布カバーに入れているから大丈夫」

多くの方が、クリーニングから戻ってきた状態(安価な汎用ポリ袋)のまま衣服をクローゼットに保管されているかと思います。しかし、その戻ってきたまま保管すると、内部に湿気がこもりやすく、結露によるカビや生地の傷みの原因になることがあります。

一方で、通気性を良くしようと袋を外したままにしておくと、今度は静電気によって部屋中のチリやホコリを磁石のように引き寄せてしまいます。


■ アパレル業界の裏側で、職人たちに愛された「ビニロン」

天然繊維を傷めず、次の季節へ引き継ぐ包装資材があります。
それが、我々の地元「足利」で、昭和の繊維産業が興盛だった時期から、高級アパレルブランド等をはじめとする数多の企業で使われていた「ビニロン」です 。

■ 足利で愛された「ビニロン」を特別仕様でお届けします。

今回のクラウドファンディングでは、当社設立70周年の年に、戦後日本のイノベーション100選にも掲載された「ビニロン」を衣類の保管袋として、特別な「足利ビニロン」として復活させ、ご支援いただける皆様への限定リターンをご用意いたします。

商標登録出願中

■ リターン一覧|
  • 1. お試し「ビニロン」セット
    ・ビニロンの衣類保管袋としての良さをお試しいただく方向けのセット

  • 2.カシミヤセット
    ・カシミヤのニットも楽しんでいただくライトなセット

  • 3.「ビニロン」衣類保管セット
    ・シャツやニット意外にもスーツやコートの保管にも使えるセット

  • 4. 炭染コラボセット
    ・初山染工様の1点ものシャツとお試しセットの組み合わせ
     (後段にて、リターンの変更点をお伝えしております。ご確認をお願いします)

  • 5.「ビニロン」フルセット
    ・特別仕様を超えた「特注ビニロン袋」を含めたスペシャルなセット

  • 6. 高級ニットコラボセット
    ・田中メリヤス工業様の知恵と技術を結集したニットをセットにした組み合わせ

    ※ご注意(2026年07月29日現在)

    コラボリターン(2、4、6)につきましては、リターンページがイメージ画像となっておりますため、詳細のご確認は、プロジェクトページの該当箇所(初山染工様及び田中メリヤス工業様のご紹介欄)をご覧いただけますようお願いいたします。(お申し込みはリターン申し込みページからお願いします)

    花火大会の開催日程を考慮し、チケット配送が間に合わない可能性があるため、
    7と8のリターンの新規受付を停止とさせていただきます。ご容赦ください。
    (これまでお申し込みいただいた分に影響ございません)

    【新規受付停止】 7. 足利特別セット(A) 
    ・足利花火大会のリクライニングシート席と高級ニットコラボセットと「ビニロン」フルセットの組み合わせ
    【新規受付停止】8.足利特別セット(B)
    ・足利花火大会のブルーシート席と炭染コラボセットと「ビニロン」フルセットの組み合わせ




■当プロジェクトは、 大切な着物・衣類を大事にしまいたい方に、おすすめのリターンをご提供いたします。

・成人式の振袖/卒業式の袴/着物・帯(保管の見直しをしたい方)


  • ・湿気が気になる季節のウールコート・カシミヤニットや長く着たいスーツ/礼服の保管


  • ・コレクション(舞台衣装、ヴィンテージ衣料 など)の保管

■ ビニロンの特性

ビニロンには、一般的なポリ袋とは一線を画す、衣服保管と環境問題や安全性に関する特性・特徴があります。

  • ① 圧倒的な透湿性
    ビニロンは水に馴染む性質が高く、最後の一仕上げであるアイロン工程の蒸気やクローゼット内の湿気を、外へと自然に逃がします 。袋の内部に水分を溜め込まないため、カビの発生リスクを抑え込みます 。

  • ② 静電気がほとんど起きない
    プラスチック特有の静電気が起きないため、クローゼット内の細かなチリやホコリを衣服の繊維に引き寄せません 。虫食いの原因となる虫は、ホコリを好んで集まると言われています。
    また、袋内部の衣類の繊維が擦れて起きる静電気による繊維の痛みを防ぎます。

  • ③焼却処理時に問題が少ない
    焼却時にダイオキシンや酸性雨の原因となるSOxが発生せず、焼却時の発熱量が他の素材(ポリプロピレンやポリエチレン)と比べて概ね半量で、焼却炉への負荷が小さいです。


  • ビニロンのご紹介チラシ

■ 足利の繊維業に携わる方たちによるビニロン推薦の言葉

本プロジェクトにより、ビニロン復活を地元の繊維業の方たちに相談した際、ビニロンへの思いを同じくする方々とお会いし、お声をいただきました。

  • 「初山染工」初山社長(創業120年)
    「100%天然の炭染めは、空気中の湿気を非常に吸いやすい。これまでは普通の袋だと結露してしまうため、マルシェでも封を閉じずに売るしかなかった。このビニロン袋こそ、求めていたものだ」

  • 「田中メリヤス工業」田中社長(創業1952年)
    「ヤクやカシミヤをふんわり編み上げた極上のニットは、天然素材ゆえに虫食いや湿気が最大の弱点です。ビニロン袋とセットにすることで、お客様に『一生モノとして育てるニット』を自信を持って届けられます」


「日光商事」(先代社長 山井氏)
「他のプラスチック素材はなくならない(土に還らない)んですよね。ただ安い、取り扱いが楽だけど。でもビニロンは通気性があるんですよ。吸ったり吐いたり(呼吸)するっていうのはビニロンぐらいなんです」


■ コラボリターンのご紹介

足利には、古くから続く繊維やものづくりの背景があります。それぞれの現場から、外からはなかなか見えないプロの技術に基づき、手間が掛けられて生み出された商品があり、ビニロンだけでなく、足利のものづくりを「暮らしの中での価値」としても届けたいと考えています。

▽ 初山染工 様(https://www.hatsuyama.jp/)

「1908年(明治41年)に栃木県足利市で創業された100年以上の歴史を持つ老舗染色企業です。日本の伝統技術を活かした「炭染め」や天然素材染め、機能性繊維の開発・製造を行っていることで知られています。(竹炭染め: 足利市の山林整備で出た竹を焼いた竹炭を使用し、防臭や空気浄化などの生活補助機能を活かした染工法です)

大量生産とは違う、手作りの魅力あふれる風合いの炭染の初山氏は、かつて、ファッションの本場フランスの服飾専門学校にて染色講師として幾度も招かれ、またその専門学校とルーブル美術館での共同展示会も開催しされたご経験もお持ちの実力者です。

【初山染工様の炭染作品】

竹炭絞り染めシャツ

桜染めシャツ

ヘンプ炭染めシャツ

今回のリターンは、諸事情により、「真岡の木綿萼炭染めシャツ」となりました。
(リターンのページ修正ができないため、こちらにて記載しております)

染色や手作業の特性上、一点一点色味や柄が異なります。
個体差や偶然の風合いを楽しんでいただければと思います。

モデル着用画像を掲載いたします。(着用サイズL モデル169cm 65kg)

着用イメージ(前)着用イメージ(横)

着用イメージ(後)








生地の風合い



田中メリヤス工業

明治時代の「足利銘仙」の織物業から続く歴史を持ち、栃木県足利市に根ざしてニット製品の製造・縫製を手がける老舗ニットメーカーです 。時代の変化(着物から洋服)に合わせて横編みニットへと舵を切り、現在は5代目の田中社長のもと、国内外のアパレルブランドから高い信頼を寄せられる技術集団として知られています 。  

同社が誇る最大の強みは、海外生産ではあまり真似できない、ミリ単位の精度で美しく仕上げる卓越した技術です 。さらに、デザイナーの高度な要望をも高い品質で形にする職人の対話力に加え、カシミヤやヤクといった最高級の獣毛素材の特性を引き出す仕上げの知見をお持ちでいらっしゃいます。 

【田中メリヤス工業様制作ニット】

カシミヤマフラー

田中メリヤス工業様は一流ブランドのニット製品を製作する際に生じる最高級カシミヤの余り糸を、廃棄することなくマフラーとして作りためてきました。
職人の「もったいない」の精神と、素材の価値を最大限に活かしたいというこだわりから生まれた一品です。
(ご注意)上記から、リターンのご提供に際しては、色味は系統のみの指定となり、画像の色とは異なりますのでご了承ください。

サイズ目安:幅20~25cm前後、長さ180~200cm前後

【カシミヤマフラーのサンプル画像】

茶系

紺系

グレー系

カシミヤはコロナ禍前と比べて現在は約2倍に価格が上昇しています。今回のマフラーは余り糸を使用しているため、最高級素材でありながらお求めやすい価格でご提供しております。

 

セーター&カーディガン

田中メリヤス工業様は、国内外の一流ブランドのOEM生産を手がけるニットメーカーです。
OEMではデザイナーの意図を優先するため、編みのプロとして本来の技術を発揮しきれない
部分もあります。

今回は自社の裁量で、ヤクという素材の魅力を最大限に引き出すことにこだわりました。
糸の選定から編み方まで妥協なく追求し、ヤク本来の柔らかさが最も生きるライトベージュを選択
(糸は染料の違いから色によって硬さが異なるのです)。

モデル着用画像を掲載いたします。(下記サイズ表もご参照ください)

ヤク毛セーター(着用サイズL モデル169cm 65kg)

着用イメージ(前)

着用イメージ(横)

着用イメージ(後)


ヤク毛カーディガン(着用サイズL モデル169cm 65kg)

着用イメージ(前)

着用イメージ(横)

着用イメージ(後)


袖や襟には、手間のかかる「リンキング」という製法で胴体と丁寧につないでいます。
いわば、職人が制約なく腕を振るった、田中メリヤス工業様の「本気の一着」です。


ニットサイズ表


▽ おもい・つむぎ財団 様(https://www.omoi-tsumugi.org/)

2019年に設立され、民間主導による新しい形の文化・芸術支援を実践している財団法人です。2011年の東日本大震災をきっかけに始まった仮設図書館の設置活動を前身とし、現在は東北地方を中心に47か所の図書館運営やミュージアム事業を展開していることで知られています。

同財団が誇る最大の強みは、政府系の補助金や助成金に一切頼らず、企業協賛と自主事業の収益のみで活動を継続する圧倒的な『持続可能性(サステナブル経営)』です。さらに、代表の川端氏は『利益を出して社会に還元することこそが、非営利団体の本来の姿』という健全な思想を持ち、地元住民が作った野菜の売上で図書館を維持する自走システムを構築するなど、一過性のボランティアで終わらせない仕組みづくりで多方面から注目を集めています。

財団所有の吉田博氏版画をプリントした
特別限定ビニロンのイメージ

ビニロンと文化の背景

【特別コラボ】技術と芸術の原点回帰|𠮷田博の版画を纏う袋

本プロジェクトの特別なリターンとして、文化・芸術の振興を行う「おもいつむぎ財団」様とのコラボレーションが実現しました。同財団が大切に守ってきた、明治〜昭和を代表する天才版画家・𠮷田博氏の名画コラージュを、ビニロン袋の表面に美しく施した限定仕様を企画しています。

「なぜ、衣服の保管袋に版画なのか?」そこには、足利の歴史とビニロンという素材が持つ、ちょっとしたつながりがありました。

足利の繊維と、𠮷田博が駆け抜けた「色彩の黄金期」

大正から昭和初期にかけて、足利は「足利銘仙(着物)」のブームに沸き、日本中に鮮やかな色を届けていました。まさに同じ時代、世界を驚かせる圧倒的な色彩で海外を魅了していたのが𠮷田博氏です。職人が何度も色を重ねて美を追求した足利の地場産業と、何十回も版を摺り重ねた𠮷田博氏の世界は、あの時代の「日本のものづくりの粋と情熱」として深く共鳴し合っています。


■ 創立70年。日光商事4代目社長が歴史ある資材を復活させる理由


【足利市の日光商事社屋】

私たち有限会社日光商事は、昭和27年(1952年)に個人事業として創業し、その後の1956年に有限会社として設立され、今年度で設立70周年を迎える包装梱包資材の製造・販売会社です。地域のものづくりに寄り添いながら、長い年月をこの土地で重ねて参りました。
申し遅れました、日光商事の4代目社長の川村孝士と申します。2023年に事業承継で創業家から会社を引き継ぎました。

かつて、足利の地が繊維産業で沸いた時代、ビニロン袋は飛ぶように売れていました。
前オーナーの時代には、

「トラック2〜3台で東京に乗り込み、ビニロンを大量に買い付け、足利に持ち帰り、すぐさま袋に加工して販売してきた」

という伝説的なエピソードが残るほど、凄まじい需要があったのです。

当時のイメージ図

しかし、平成の産業構造の変化に伴い、安価なポリ袋への移行が進み、ビニロンの生産量は当時の数十分の1まで減少 。この10年ほどでも10分の1まで減っています。今や製造元のクラレでも取り扱いが減った「伝統資材」となってしまいました 。

「こんなに良い資材を、自分たちの代で途絶えさせてはいけない」

しかしながら今となっては、東日本でビニロン袋を製造可能な企業は当社を含め2社のみ(西日本には倉敷市周辺に10社ほど残っています)。
日光商事を引き継いで4年目の私は 、この資材を単なるB2Bの使い捨ての梱包材としてではなく、一般の方にもご使用いただける衣類保管袋として復活させるべく、通常はほとんど流通していない「厚手50μm」と過去最厚の「厚手70μm」の特注仕様をクラファン限定で生産することといたしました。

※70μm厚のビニロンは創立100年を迎えたクラレ様のご厚意で特別に入手させていただきました。70μm厚のビニロンフィルムの今後の生産は予定されておりません。

工場の様子

ビニロンのハンガーカバー50μのビニロン袋(イメージ)




■ ビニロン素材の歴史的価値

ビニロンは1939年、ナイロンに続き世界で2番目に開発された合成繊維であり、日本初の合成繊維です。1950年に工業生産を開始し、戦後の日本を支えた素材でもあります。石油を主原料とする一般的なプラスチックとは異なり、日本に豊富に存在する「石灰石」と「石炭」を原料として作られるため、戦後の物資不足の時代には「自力更生」の国民的繊維として広く普及しました。

ビニロンは、公益社団法人発明協会の「戦後日本のイノベーション100選」に掲載されています。また国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」2010年度登録にも、ビニロン(ポリビニルアルコール繊維)が記載されています。

公益社団法人 発明協会より(https://koueki.jiii.or.jp/innovation100/innovation.php)

産業技術史資料情報センターより(https://sts.kahaku.go.jp/)


■ 素材が持つ、本当の価値|樹脂袋にはない、安心がある

ビニロンは包装材料として際立った特性を備えています。透湿性が高く、強度と柔軟性、透明性・光沢性に優れる、と当社サイトでも整理しています。(https://www.nikko-tc.jp/vinylon)

普通のポリ袋は、クローゼットの中で服が擦れるたびに激しい静電気を発生させ、埃を磁石のように吸い寄せます。これが服の肩口を黒ずませる原因になります。さらに、プラスチックは空気を一切通さないため、内部の結露を引き起こし、カビを発生させる引き金になります。

また、一般的な樹脂袋には「酸化防止剤(BHTなど)」が含まれており、これが環境中の窒素酸化物(NOx)と反応して、衣類が黄色く変色してしまう「黄変(おうへん)」につながるケースがあることが報告されています。

一方、日光商事が扱うビニロンフィルムには、酸化防止剤を一切含みません(BHTフリー)。 私たちは「これで完全に防げる」とは言いませんが、高温多湿や衣類の状態などの保管環境に左右されるリスクに対して、“素材から”最も安心できる選択肢を用意しました。

  •  
  • ■ ポリ袋とビニロンの「比較実験」

    上記説明をよりご理解いただくため、私たちの実験結果を見てください。日光商事の社内で、一般的な衣類包装用のポリ袋(IPP)とビニロン袋の性能比較を行いました 。


    • 【実験1:透湿性テスト】シリカゲルで「湿気を通す力」の比較を行いました。

      熱湯を入れた2つのコップに「ビニロン」と「PP素材」を被せ、その上に青いシリカゲル(湿気を吸うとピンクに変わる粒)を置いて30分間放置しました。結果、ビニロン素材の方がピンクに変色しているのがわかります。湯気がビニロン素材を通過している証です。
      ビニロンは透湿性が高いため、フィルムが湯気で曇る事さえありませんでした。

    • 実験開始

      実験30分後【実験2:静電気テスト】それぞれの袋を布で20回ずつ強く擦り、細かな紙くずに近づけました。一般的な袋が大量の紙くずを吸い寄せるのに対し、ビニロンは静電気が起きず、紙くずをほとんど寄せ付けませんでした 。



  • 【ビニロンに関する注意事項】
  • ◆ お届け時の製品特性に関するお知らせ

  • ビニロンフィルムは、非常に繊細な素材のため、取り扱いについてご注意いただきたい点がいくつかございます。ご了承いただけますと幸いです。

    ・季節による質感の変化
    高い透湿性(湿気を逃がす力)を持つため、湿度の高い時期にはしっとりと、乾燥した時期にはパリッとした質感に変化します。

  • ・素材特有の臭い
    開封時にわずかな酸味のある臭い(酢昆布のような臭い)がすることがありますが、素材本来の特性であり、人体に有害なものではございません。

    • ・工程上避けられない縦のシワ
      本製品は、1枚のフィルムを筒状に丸めて底面を圧着する、強度に優れた製法を採用しています。(センターシールといいます)そのため、袋の中央に沿って細かい縦シワが入ることがありますが、製造工程上避けられないもので、ご使用には支障ございません。

    • ・白い粉の付着
      袋同士の融着(くっつき)を防ぐため、表面に安全な「でんぷん粉」が塗布されています。黒や濃色の衣類を入れた際に白い粉が付くことがありますが、人体に害はなく、軽く払うことで落とせます。


    • ◆ 保管・お手入れの注意点

    • ・水に浸してしまうと、変形や袋同士の癒着の原因になりますのでお避けください。変形し癒着してしまうことがあります。 水に濡れたビニロン・保管は、直射日光、水漏れ、高温多湿を避け、換気の良い冷暗所でお願いします。また、長期間使用しない場合は、出荷時に製品が入っていた外袋に戻して封をして保管していただくと、シワや歪みを防ぎ、より長持ちします。

      • ■ ぜひ、皆様のご支援をお願いいたします。

最後に、繰り返しとなる部分もございますが、今回のプロジェクトについて、改めてお伝えいたします。

足利市には、長く受け継がれてきたものづくりの技術があります。

古くから織物の産地として知られた足利は、奈良朝時代の文献や『徒然草』にもその名が登場するほど深い歴史を持つ街です。戦後はニットやアパレルなど、新しい繊維分野の隆盛とともに発展を遂げてきました。

私たち日光商事は、この足利の地で包装梱包資材の製造・販売を営み、両毛地域の繊維産業を「裏方」として70年以上支え続けてきました。

1980年代以降の急激な円高による産業の空洞化を経て、多くの仲間が生産拠点を海外へ移すなか、私たちは国内製造の灯を消さずに愚直に歩んできました。その結果、高機能な「ビニロン袋」を自社で型抜き・加工(製袋)できる技術を持つ会社は、現在、東日本に当社を含めてわずか2社しか残っていません。

今回のプロジェクトは、この足利のプロの現場で実証されてきた「包装技術」を、いまの暮らしに寄り添う道具として次世代へつなぐ挑戦でもあります。ぜひ、皆様のご支援をいただきたくお願いいたします。

足利で続いてきた「包む」仕事を、次の時代にも残したい。ビニロン袋を「知っている人だけの資材」から、大切な一着の保管に“選べる道具”へ。

持続可能な暮らしや、ものづくりの価値を問い直す時代だからこそ。国産で、環境に配慮し、素材そのものに歴史と信頼がある選択肢が求められています。その答えが、ビニロンにあると私たちは確信しています。

一緒にこの挑戦を形にしていただけませんでしょうか。皆さまのご支援を心よりお待ち申し上げています。

■ 今後の発信予定

このプロジェクトでは、公開後順次インタビュー記事を掲載予定です。(事情により掲載順序や内容は、変更となる場合がございます)

初山染工様:染めと天然素材の話

田中メリヤス工業様:ヤクニットと見えない手間の話

おもい・つむぎ財団様:地域文化と自走する仕組みの話

日光商事(先代社長):ビニロンと衣類包装の話

■ 私たちについて

会社概要(抜粋)

  • 所在地: 栃木県足利市大橋町2丁目1817-6
  • 創業: 昭和27年7月1日(1952年)/ 設立: 昭和31年(1956年・今年度設立70周年)
  • 代表取締役: 川村孝士
  • 法人番号: 3060002036991
  • 取引先: アパレル・インテリア関連、製造業、物流、官公庁 等

  • ■ 私たちの約束

    工程・仕様・注意点をきちんと開示し、お届け後も活動報告では、改善点も含めて継続的に共有します。 また、製品の特性上、以下の保管注意点を推奨いたします。

    • ※保管注意:高温・高湿を避け、使用分を取り出した後は(防湿)包装材で包み直すことを推奨いたします。


  • ■ 資金の使い道
    ・ビニロン袋の制作費
  • ・印刷、加工費
  • ・コラボ商品の制作費
  • ・おもいつむぎ財団への寄付
  • ・梱包、発送費

■ よくある質問(FAQ)
  • Q1. カビや黄変は完全に防げますか?
    A1. 完全に防げるとは言いきれません。黄変は複合要因で発生しますが、リスクを下げる選択肢を“素材から”用意しました。高温多湿や衣類の状態などの環境によって結果は変わる場合がございます。

  • Q2. なぜ「BHTを含まない袋」が良いのですか? 
    A. 一般的な樹脂袋の酸化防止剤(BHT)は黄変のリスクを高めることが報告されています。可能であればBHTを含まない包装資材を選ぶことが推奨されています。

  • Q3. ビニロン袋の特徴は?
    A3. 抜群の透湿性(結露しにくさ)、帯電性の小ささ(ホコリの付きにくさ)、美観、そして酸化防止剤(BHT)等を含まない点が挙げられます。

  • Q4. 着物にも使えますか? 
    A. はい。天然素材で作られることが多く、黄変や湿気に非常にデリケートな着物・和装品にこそ適しています。

  • Q5. 長期保管のおすすめは?
    A. ビニロン袋の特性を最大限活かすため、通気性のある不織布ケース等と併用し、高温多湿を避けて保管いただくことを推奨します。

  • Q6. なぜクラウドファンディングに挑戦するのですか? 
    A. 現在、東日本でビニロン袋を自社製造(製袋)できるのは当社を含めて2社のみです。この貴重な技術を途絶えさせず、持続可能な製造体制を地域連携とともに再構築するためです。

  • Q7. コラボ商品は誰でももらえますか?
    A. いいえ。地場の職人の受注生産キャパシティや在庫上限があるため、対象のリターンをお申し込みいただいた方限定となります。

  • Q8. コラボ商品は何が届きますか? 
    A. 初山染工様の「足利の色」炭染めのシャツやTシャツ、田中メリヤス工業様の最高級ヤクカーディガン、最高級ヤクセーターが、それぞれのプランに明記された仕様の通りに届きます。

  • Q9. コラボ品は色が選べますか?
    A. 初山染工様の染色品は天然素材を使用するため、1点ずつ個体差が出る場合があります。
  • 田中メリヤス産業様のニットもサンプルとご提供品に差が出る場合があります。その他、詳細はリターン欄に明記します。

  • Q10. 発送が遅れることはありますか?
    A. 希少な資材調達・加工・検品状況、または花火大会チケットの手配状況により前後する可能性があります。その場合は活報告で随時、誠実に共有いたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 大手メーカーには絶対に真似できない、日光商事が「厚手50ミクロン」を削り出すニッチ戦略皆さま、いつもご支援をいただき本当にありがとうございます。日光商事の川村です。ーーはじめに前回の活動報告では、日本の繊維産業の空洞化の歴史と、ビニロンが持つ「天候による波」という加工の難しさゆえに、多くの同業他社が撤退していった歴史を先代(山井さん)に語っていただきました。連載第2回となる今回は、ではなぜ私たちのような小さな会社が、日本一の巨大資材メーカーに対抗し、この難しいビニロンを作り続けられるのか。そして、今回ご用意した特注「厚手50ミクロン」の圧倒的な価値について、対談の後半戦をお届けします。大手の強み、日光商事の強みから見たニッチ戦略川村: 山井さん、前回はビニロンの加工の難しさについて伺いましたが、今の時代、包装資材の業界には年商何百億という巨大なメガメーカーが存在しますよね。私たちがそうした大手に駆逐されずに生き残ってこられた理由、そして私たちの「ニッチ戦略」の強みについて教えてください。山井: これは非常にシンプルでね、「大手メガメーカーには絶対にできない領域がある」ということなんです。 業界大手さんなどでは、年商200億円以上の規模で、ファストファッション大手の袋を「年間1億枚」という天文学的な単位で全自動で刷って、量産しています。しかし、そんな巨大工場に、こだわりのブランドさんや職人さんから「本当にいい品質のビニロン袋を、1,000枚だけ作ってほしい」という注文が入っても、彼らは絶対に受けられないんですよ。川村: なぜ受けられないのですか?山井: 1億枚を刷り続けている高速ラインの機械を一度止めて、たった1,000枚のためにサイズ変更や糊の調整、セット替えをするだけで、膨大な「時間ロス」と「金銭的損失」が発生してしまうからです。つまり、彼らは「数が出ない、手仕事のような上質な仕事」が一番苦手なんです。 これが、いわゆる「1億と1,000のジレンマ」です。私たちは、その大手が入ってこられない「1,000枚の極小ロット」に寄り添うことで、独自の生きる道を確立しているんです。川村: なるほど。1着3万〜5万円もする高級な甚平やカシミヤニットを作る職人さんたちにとって、安っぽいポリ袋に入れられるのは絶対に嫌ですよね。そうした「本物の価値」を守るために、私たちの小回りが効く技術が必要とされているわけですね。山井: まさにそう。昔から高級甚平の専門だった老舗企業さんは、百貨店向けの高い製品を納めるために、ポリエチレンの安いやつじゃなくて、絶対にビニロンの厚手を使っていましたから。高級品だからこそ、袋の数十円のコストを惜しまず、最高の状態で保管することに意味があるんです。ビニロンの特徴と衣類保管袋としての強み川村: 素材の特性として、ポリエチレンなどの近代的なフィルムと、ビニロンの決定的な違いについても教えてください。山井: 強種フィルムっていうのはね、柔らかいポリエチレンを透明度の高いポリプロピレンで挟んだ三層構造なんかになっていて、破れにくくて確かに扱いやすいんです。 でも、決定的な弱点があってね。ポリ袋は引っ張るとベローンと伸びて元に戻らなくなってしまうし、何より湿気を完全に閉じ込めてしまう。袋を縛っておくと中に結露が起きて、衣類のカビや黄変(黄色い変色)の直接的な原因になります。 その点、ビニロンは引っ張ってもコシがあって伸びないし、なにより「湿気を吸ったり吐いたりする透湿性(通気性)」は他のどのポリ袋にも真似できません。だから、今でも最高級の羽毛布団など、絶対にカビや湿気が許されない現場ではビニロン一択なんです。川村: さらに、燃やしてもポリエチレンのように超高温になって焼却炉を傷めることがなく、発熱量は約半分。ダイオキシンや酸性雨の原因になる有害ガスも一切発生しないという、非常に優れた焼却クリーン性もありますね。山井: ええ。でもね、今の市場はとにかくコスト重視。気づけば、世の中に出回っているわずかなビニロン袋も「25ミクロン」や「30ミクロン」といった、ペラペラの薄いものばかりになってしまった。川村社長、今回リターンで用意したのはどれくらいの厚さなんですか?川村: 今回は、他では手に入らない特注の「厚手50ミクロン」(さらに特別仕様の70ミクロン)を復活させました。山井: おお、50ミクロンですか!それはすごい。 ビニロンっていうのはね、やっぱりあの特有の「美しい光沢感」と「しっかりした手触り」を実感するには、厚みがある方が圧倒的に良いんですよ。昔のお馴染みさんも昔は65ミクロンの極厚を使っていました。50ミクロンあれば、触った瞬間に「あ、これはそこらのポリ袋とは違う、良いものだ」というのが一発で分かりますよ。川村: ありがとうございます。この「50ミクロンの厚み」にこだわったのには、もう一つ理由があるんです。安価なポリ袋は、開けたらすぐに捨てられる「使い捨てのゴミ」になってしまいます。しかし、このしっかりとした厚手のビニロン袋なら、商品が届いて開封した後も、ご自宅のクローゼットや衣装ケースの中で、何年、何十年と、大切なニットやスーツを湿気やホコリから守るために「何度も繰り返し使い続けられる」という、ロングライフな価値が生まれるんです。山井: 「使い捨てる」んじゃなくて、「何度も繰り返し、長く大切に使う」エコロジー。これは素晴らしい発想ですね。今の時代に本当に合っている。川村: はい。私たちはただ商品を包むための袋ではなく、お気に入りの一着を長く大切に育てるための「持続可能な暮らしのパートナー」として、このビニロン袋を皆さまの元へお届けしたいと思っています。山井: 商売っていうのはね、売り手と買い手の考えが合致しないと売れない。 でも、今の世の中、「本当に良いものを長く使いたい、環境に優しいものを選びたい」というオーナーさんや支援者さんは確実に増えています。そういう本物の価値がわかる方々へ、ピンポイントでこのビニロンを届けて、次の世代へ技術を繋いでいってほしいですね。ーーおわりに「1億枚の大規模生産」は大手メーカーに任せればいい。 しかし、1枚1枚魂を込めて編まれた「1,000着の高級衣服」に寄り添い、カビやホコリから大切に何十年も守り続けるための「1,000枚の完璧な袋」なら、日光商事にしか作ることができません。この足利の地に受け継がれた、気難しくも愛おしい「厚手ビニロン」の圧倒的な安心感を、ぜひ皆さまのクローゼットで体験してください。 本稿にて、インタビュー記事は最後となります。日光商事初の挑戦、いよいよ大詰めとなりました。最後まで、応援・ご支援のほどよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 先代社長がみたビニロン最盛期とアパレル産業の歴史ーーはじめに皆さま、いつも温かいご支援をいただき本当にありがとうございます。日光商事の川村孝士です。今回のクラウドファンディングで復活を目指す、服が呼吸するプロ仕様の保管袋「ビニロン」。この素材について深く知り、ビニロンの歴史を皆さまにお伝えするため、ビニロン袋の最盛期を知る先代社長の山井さんにお話を伺いました。注:山井さんには、クラウドファンディング開始前にインタビューをしております。繊維業会の歴史とビニロン袋の発展について川村社長(以下、川村): 山井さん、今日はよろしくお願いします。いよいよクラウドファンディングも公開となりましたが、改めて、日光商事の「ビニロン」が一番輝いていた最盛期のお話から伺いたいです。どれくらいの規模で動いていたんですか?(⚠筆者注:今回のプロジェクトは、2026/8/31締め切りとなっています)山井社長(以下、山井): 一番のピークは平成に入ってから、平成11年(1999年)に日光商事が優良法人として表彰された頃ですね。当時はね、うちだけで関東のビニロン袋シェアの約40%を握っていたんですよ。ビニロン袋単体で年間5,000万枚、ポリエチレンも含めた袋全体だと、うちみたいな小さな会社でありながら年間1億枚も出荷していました。売上でいうと、あの単価で年間8億〜9億円くらいありましたから。川村: 年間1億枚、売上9億円近く……!いまの会社の規模から考えると途方もない数字ですね。その大量の袋はどこに納品されていたんですか?山井: 当時はまだ中国などの海外に繊維産業が移る前でしたから、すべて日本国内の縫製工場です。大手の有名アパレルメーカーさんと東京の本社で商談をして、「東北の縫製工場に直接送ってくれ」と言われる。そうやって送った先の工場には、1社で何百人も従業員がいるような巨大な工場が東北地方にゴロゴロあったんです。川村: なぜ東北にそんなに集まっていたんでしょう。山井: 地方の雇用を維持するために、県や市が誘致したんですよ。繊維産業って他の金属加工なんかと比べてミシンなどの設備投資が少なくて済むでしょう。おまけに当時は「最初の1年目は県や市が従業員の給料の半分を負担する」という助成金制度があったんです。だから、田舎のおばちゃんたちを非常に安い賃金で雇うことができて、青森、秋田、岩手、福島などの巨大工場で信じられないほどの生産効率で服を縫っていたんです。川村: なるほど、国や地方のインフラとして国内生産が成り立っていたんですね。それが、なぜ海外へ移転してしまったのですか?山井: 1990年代以降の円高と、海外(特に中国)の改革開放路線ですね。向こうは人件費が圧倒的に安くて、当時の賃金は月額数千円。一気に日本の生産拠点が海外へ流れました。それにね、地方の給料補助金も、2年目、3年目と年々1割ずつ減って5年でゼロになる。負担が増えるタイミングと海外の台頭が重なって、みんな海外へ行ってしまったんです。 その結果、日本の優れた縫製工場や織物工場、流通問屋はあっという間に消えていきました。川村: 産業自体が一気に崩れてしまったと。その結果が、いまアパレル業界が直面している「年間15億枚の衣服廃棄問題」に繋がるわけですね。山井: そうなんですよ。海外で安く大量に作らないと元が取れないから、作っては売れ残る。ブランド価値を維持するために、売れ残った新品の服を10年以上も裏で燃やし続けていたんです。そういう無理な大量消費サイクルの中で、ビニロン袋も姿を消していきました。川村: ビニロンが安価なポリエチレン袋(ポリ袋)に負けてしまったのは、やはり価格の面だけだったのでしょうか?山井: いや、それだけじゃない。ビニロンには「製造加工がものすごく難しい」という決定的な短所(弱点)があったんですよ。 ビニロンの最大の長所は「湿気を吸ったり吐いたりする通気性(透湿性)」ですが、これは裏返すと「湿度や天候によって、フィルム自体が湿気を吸って波を打ってしまう(変形する)」という非常に厄介な特徴でもあるんです。 ロール状のフィルムを糊貼りして袋にする「チュービング(製袋)」の際、この湿気による波のせいで機械の調整がミリ単位で狂ってしまう。クラレさんもわざわざ「夏用」と「冬用」の異なるタイプの原反を作っているくらいで、季節の変わり目に設定がちょっとでもずれると、まともに加工ができなくなります。ポリエチレン(PP)は天候に関係なく誰でも簡単に作れますからね。川村: なるほど。生きている素材だからこそ、加工の難易度が高すぎたんですね。山井: そう。だから、関東で非常に大きかった競合の「関根化成」さんをはじめ、機械を持っていた同業他社は「こんな面倒なものはやっていられない、効率の良いPP(ポリプロピレン)専業にしよう」と、みんなビニロンから撤退してしまったんです。作る会社がどんどん減って、気づけばうちのように技術を守り続けるところだけが残った。川村: 気難しくて扱いにくいからこそ、ライバルが去っていった。しかし、その「湿気を吸って逃がす」という気難しさこそが、現代において大切な衣類をカビや変色から守る「呼吸する力」という最大の価値になる。山井: その通りなんですよ。その「ニッチ」な部分を大事にして、本物の技術を守り抜いたからこそ、今日光商事にはチャンスがあるんです。ーーおわりに次回は、業界最大手のメガメーカーには真真似できない、私たちが守る「ニッチ戦略」の真髄と、今回お届けする特注「厚手50ミクロン」に込めた覚悟について、さらに対談を深掘りします。どうぞお楽しみに! もっと見る
  • 〜工場の復旧作業を終えて、改めて感じたこと〜皆様、いつも温かいご支援をいただき本当にありがとうございます。日光商事の代表、川村です。先月、私たちの本拠地である栃木県足利市を、短時間で記録的な大雨が襲いました。 一部のメディアでも報道されましたが、日光商事の現在の様子と、この経験から皆様にぜひお伝えしたい大切なことについて、お話しさせてください。実は先日、この復旧の歩みに関連して、栃木テレビ(とちテレNEWS)様から取材をいただきました。取材動画URL(YouTube)■ 開始わずか4日後の豪雨私たちの設立70周年を記念したこのクラウドファンディングは、先月の7月13日にスタートいたしました。 「70年間守り続けてきたビニロン袋の価値を、現代の皆様にお届けしたい」と、メンバー一同で発信を始めた、まさにその矢先のことでした。公開からわずか4日後の7月17日の夜、記録的な豪雨が足利市を襲いました。 本社の建物は幸いにも被害を免れましたが、近くにある「仕上げ工場」が、膝下あたりまで床上浸水する被害を受けました。大切にお預かりしていた資材の一部や設備が水に浸かってしまい、一時は途方に暮れる状況でした。■ 炎天下、4日以上におよぶ復旧作業お盆の連休明け、私たちは社員総出で復旧作業に臨みました。うだるような厳しい炎天下の中、工場内に流れ込んだ泥をかき出し、機械を一台ずつ丁寧に洗浄・点検し、床を洗い流す作業。これらは本当に想像以上に大変なものでした。 通常の業務を一時的に止めざるを得ず、完全に片付けを終えるまでに丸4日以上かかりました。スタッフ一人ひとりが泥だらけになりながら、文字通り汗を流してひたむきに作業を続け、ようやく通常業務を再開できる状態まで戻すことができました。■ 「うちは大丈夫」と高を括らないこと1989年に本社施設を建てて以降、平成の間は、この周辺が水に浸かることなど一度もありませんでした。しかし、2019年の東日本台風で初めて水害を経験し、それからわずか7年しか経っていない今年、再び同じような床上浸水が起きてしまいました。 今回、身をもって痛感したのは、「線状降水帯や大雨災害は、本当にいつ、どこで起こるか予測がつかない」ということです。テレビのインタビューでもお話しさせていただきましたが、 「うちは大丈夫だろう」と決して高を括らないことが、何よりも重要です。 近年、日本全国のどこで同じような大雨が起きてもおかしくない状況が続いています。 大雨が降ってから慌てるのではなく、普段から「こういうことが起きるかもしれない」と身構えておくこと。 そして、「事前のハザードマップの確認や、いざという時の避難準備」を、ぜひ今から、ご家族や職場で話し合って準備しておくことをお勧めします。■ 一歩一歩、丁寧にお届けします 今回の豪雨は大きな試練でしたが、復旧を終えた今、私たちはまた一歩ずつ前を向いて歩みを進めています。東日本において、この「ビニロン袋」を製袋できる会社は、私たちを含めてもう2社しか残っていません。 大切な衣類を湿気や静電気から守るこの伝統的な技術を、ここで途絶えさせることなく、確実にお届けする。それが私たちのこれからの使命と考えています。 少しお時間をいただくことにはなりましたが、皆様にお約束したリターンは、より気を引き締めて丁寧にお作りし、お届けしてまいります。引き続き、日光商事の挑戦を温かく見守っていただけますと幸いです。 もっと見る

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