あなたの大切な衣類を守る、プロ仕様の保管袋「ビニロン」復活プロジェクト

カシミヤやシルクなどの大切な衣類を、カビやホコリから守りたいあなたへ。 繊維の街「足利」で70年アパレル包装を支えてきた日光商事が、次シーズンも出した瞬間から 衣装を綺麗に着られる「呼吸する保管袋」をお届けします。 使い捨てだったビニロン袋を何度も使っていただけ保管袋として復活させたいです。

もうすぐ
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現在の支援総額

395,000

56%

目標金額は700,000円

支援者数

23

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カシミヤやシルクなどの大切な衣類を、カビやホコリから守りたいあなたへ。 繊維の街「足利」で70年アパレル包装を支えてきた日光商事が、次シーズンも出した瞬間から 衣装を綺麗に着られる「呼吸する保管袋」をお届けします。 使い捨てだったビニロン袋を何度も使っていただけ保管袋として復活させたいです。

大手メーカーには絶対に真似できない、日光商事が「厚手50ミクロン」を削り出すニッチ戦略

皆さま、いつもご支援をいただき本当にありがとうございます。
日光商事の川村です。


ーーはじめに

前回の活動報告では、日本の繊維産業の空洞化の歴史と、
ビニロンが持つ「天候による波」という加工の難しさゆえに、
多くの同業他社が撤退していった歴史を先代(山井さん)に語っていただきました。


連載第2回となる今回は、ではなぜ私たちのような小さな会社が、
日本一の巨大資材メーカーに対抗し、この難しいビニロンを作り続けられるのか。
そして、今回ご用意した特注「厚手50ミクロン」の圧倒的な価値について、
対談の後半戦をお届けします。


大手の強み、日光商事の強みから見たニッチ戦略

川村: 山井さん、前回はビニロンの加工の難しさについて伺いましたが、
今の時代、包装資材の業界には年商何百億という巨大なメガメーカーが存在しますよね。
私たちがそうした大手に駆逐されずに生き残ってこられた理由、
そして私たちの「ニッチ戦略」の強みについて教えてください。


山井: これは非常にシンプルでね、「大手メガメーカーには絶対にできない領域がある」ということなんです。 業界大手さんなどでは、年商200億円以上の規模で、ファストファッション大手の袋を「年間1億枚」という天文学的な単位で全自動で刷って、量産しています。

しかし、そんな巨大工場に、こだわりのブランドさんや職人さんから
「本当にいい品質のビニロン袋を、1,000枚だけ作ってほしい」という注文が入っても、
彼らは絶対に受けられないんですよ。


川村: なぜ受けられないのですか?


山井: 1億枚を刷り続けている高速ラインの機械を一度止めて、たった1,000枚のために
サイズ変更や糊の調整、セット替えをするだけで、膨大な「時間ロス」と「金銭的損失」が
発生してしまうからです。

つまり、彼らは「数が出ない、手仕事のような上質な仕事」が一番苦手なんです。 
これが、いわゆる「1億と1,000のジレンマ」です。

私たちは、その大手が入ってこられない「1,000枚の極小ロット」に寄り添うことで、
独自の生きる道を確立しているんです。


川村: なるほど。1着3万〜5万円もする高級な甚平やカシミヤニットを作る職人さんたちにとって、安っぽいポリ袋に入れられるのは絶対に嫌ですよね。そうした「本物の価値」を守るために、私たちの小回りが効く技術が必要とされているわけですね。

山井: まさにそう。昔から高級甚平の専門だった老舗企業さんは、
百貨店向けの高い製品を納めるために、ポリエチレンの安いやつじゃなくて、
絶対にビニロンの厚手を使っていましたから。

高級品だからこそ、袋の数十円のコストを惜しまず、最高の状態で保管することに
意味があるんです。


ビニロンの特徴と衣類保管袋としての強み

川村: 素材の特性として、ポリエチレンなどの近代的なフィルムと、
ビニロンの決定的な違いについても教えてください。


山井: 強種フィルムっていうのはね、柔らかいポリエチレンを透明度の高いポリプロピレンで
挟んだ三層構造なんかになっていて、破れにくくて確かに扱いやすいんです。 

でも、決定的な弱点があってね。ポリ袋は引っ張るとベローンと伸びて元に戻らなくなってしまうし、何より湿気を完全に閉じ込めてしまう。

袋を縛っておくと中に結露が起きて、衣類のカビや黄変(黄色い変色)の直接的な
原因になります。 その点、ビニロンは引っ張ってもコシがあって伸びないし、
なにより「湿気を吸ったり吐いたりする透湿性(通気性)」は他のどのポリ袋にも真似できません。

だから、今でも最高級の羽毛布団など、絶対にカビや湿気が許されない現場では
ビニロン一択なんです。


川村: さらに、燃やしてもポリエチレンのように超高温になって焼却炉を傷めることがなく、
発熱量は約半分。ダイオキシンや酸性雨の原因になる有害ガスも一切発生しないという、
非常に優れた焼却クリーン性もありますね。


山井: ええ。でもね、今の市場はとにかくコスト重視。気づけば、世の中に出回っているわずかなビニロン袋も「25ミクロン」や「30ミクロン」といった、ペラペラの薄いものばかりになってしまった。川村社長、今回リターンで用意したのはどれくらいの厚さなんですか?


川村: 今回は、他では手に入らない特注の「厚手50ミクロン」
(さらに特別仕様の70ミクロン)を復活させました。


山井: おお、50ミクロンですか!それはすごい。 ビニロンっていうのはね、
やっぱりあの特有の「美しい光沢感」と「しっかりした手触り」を実感するには、
厚みがある方が圧倒的に良いんですよ。
昔のお馴染みさんも昔は65ミクロンの極厚を使っていました。

50ミクロンあれば、触った瞬間に「あ、これはそこらのポリ袋とは違う、良いものだ」
というのが一発で分かりますよ。


川村: ありがとうございます。この「50ミクロンの厚み」にこだわったのには、
もう一つ理由があるんです。

安価なポリ袋は、開けたらすぐに捨てられる「使い捨てのゴミ」になってしまいます。
しかし、このしっかりとした厚手のビニロン袋なら、

商品が届いて開封した後も、ご自宅のクローゼットや衣装ケースの中で、何年、何十年と、大切なニットやスーツを湿気やホコリから守るために「何度も繰り返し使い続けられる」という、
ロングライフな価値が生まれるんです。

山井: 「使い捨てる」んじゃなくて、「何度も繰り返し、長く大切に使う」エコロジー。これは素晴らしい発想ですね。今の時代に本当に合っている。

川村: はい。私たちはただ商品を包むための袋ではなく、お気に入りの一着を
長く大切に育てるための「持続可能な暮らしのパートナー」として、
このビニロン袋を皆さまの元へお届けしたいと思っています。


山井: 商売っていうのはね、売り手と買い手の考えが合致しないと売れない。 
でも、今の世の中、「本当に良いものを長く使いたい、環境に優しいものを選びたい」
というオーナーさんや支援者さんは確実に増えています。そういう本物の価値がわかる方々へ、ピンポイントでこのビニロンを届けて、次の世代へ技術を繋いでいってほしいですね。


ーーおわりに

「1億枚の大規模生産」は大手メーカーに任せればいい。 
しかし、1枚1枚魂を込めて編まれた「1,000着の高級衣服」に寄り添い、
カビやホコリから大切に何十年も守り続けるための「1,000枚の完璧な袋」なら、
日光商事にしか作ることができません。

この足利の地に受け継がれた、気難しくも愛おしい「厚手ビニロン」の圧倒的な安心感を、ぜひ皆さまのクローゼットで体験してください。 

本稿にて、インタビュー記事は最後となります。

日光商事初の挑戦、いよいよ大詰めとなりました。
最後まで、応援・ご支援のほどよろしくお願いいたします。


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