1.はじめに|平船精肉店と私が守りたいもの
岩手県盛岡市肴町(さかなちょう)で「平船精肉店」(ひらふねせいにくてん)を営んでおります、竹林誠(たけばやし りょう)と申します。
1960年の創業以来、ローストチキン・自家製惣菜・精肉を通じて、盛岡の食卓を支えてきました。
私は2017年、血縁ではない立場から“第三者承継”という形でこの店を託されました。
先代・平船繁氏から受け取った「創業100年を目指して続けてほしい」という言葉は、今も私の背中を押し続けています。
しかし今、築120年以上の店舗ゆえに避けられない「改修」という壁に直面しています。
“守りたいものが守れなくなる”──その現実を前に、私はこの挑戦を決断しました。

〈2017年承継当時・先代と現店主〉
2.今回の目的|100年続く店にするための「店舗改修」
今回のクラウドファンディングの目的は、店舗1階の改修費用の一部(400万円) を集めることです。
当店は明治34年(1901年)築の木造3階建て。 老朽化だけでなく、昨年の営業許可更新により「そうざい製造業」の厳しい基準に適合する必要が生じました。
現在のレイアウトでは
生、加熱、販売
の区分が不十分で、継続的な営業が難しい状況です。
今回の改修では、●惣菜製造エリアの新設
●売り場との明確な区分け
●精肉加工エリアの整備
●必要最小限の内部補強を行い、法令を遵守しながら安心して製造できる環境を整えます。
〈改修前:1階平面図(左側が店舗正面)〉

〈改修後:1階平面図〉
3.なぜ400万円が必要なのか
当初は自己資金で対応できると考えていました。
しかし、構造調査と資材高騰により、総額は約2,100万円に膨らみました。
理由は以下の通りです。
●図面が残っておらず、部分解体しながら構造を確認する必要がある
●隣接建物との距離が極めて近く、重機が使えず手作業中心になる
●歴史的建物ゆえ、補強の判断に専門性が求められる
「本当に必要な最低限」に絞っても、約800万円が不足。
そのうちの400万円を、皆様のお力で支えていただければ幸いです。

<隣の建物と隣接している様子>
4.改修で実現する3つの価値
① ローストチキンを守り続けられる

<当店元祖、骨付きローストチキン>
1965年の誕生以来、半世紀以上愛されてきた当店の象徴。
しかし原料高騰により、販売数は最盛期から30%減少しました。
2002年に販売を開始し、“食べやすさ”で幅広い世代に親しまれてきた「骨なしローストチキン」も、原料価格の高騰により休止せざるを得ませんでした。
改修によって、あの味を再びお届けできる準備は整います。
ただ、原料価格の高騰が続く状況のため、仕入れの安定を見極めながら、最良の形で復活させたいと考えています。
② “新たな定番商品”を生み出せる

<仮店舗で販売開始した“チキロス”>
揚げ物惣菜や地元食材を活かした加工品など、
これまで設備の制約で実現できなかった商品づくりに挑戦できます。
③ 店内で安心して買い物ができる

<外に並ぶお客様の様子>
これまで外でお待ちいただいていた状況を改善し、 店内でゆっくり商品を選べる環境を整えます。
5.平船精肉店の歩み
平船精肉店の65年の歩みは、ただ長く続いたというだけではありません。
“地域に必要とされ続けてきた証拠” そのものです。
創業者・平船繁氏は、激戦区だった肴町で55年以上店を守り抜きました。
「商いは戦い。真ん中に立つからこそ勝負できる」
そう言って、どんな時代の変化にも向き合い、地域の食卓を支え続けてきました。
その想いを受け継いだ私は、血縁ではない第三者です。
それでも先代は、
「創業100年を目指して続けてほしい」
と、この店を託してくれました。
この言葉は、単なる願いではありません。
●地域の食文化を守ってきた歴史
●子どもたちの記憶に残る店であるという事実
●“ひらふねがなくなると困る”という声
そのすべてが積み重なった、重みのあるバトンです。
しかし今、築120年の建物は限界を迎え、
「続けたくても続けられない」 という現実が目の前にあります。
だからこそ今回の改修は、
先代から受け継いだ想いと、地域の暮らしを未来へ繋ぐための必然の挑戦 です。

<1901年建立の平船精肉店>
6.子どもたちの未来のために
2025年、地域の小学生たちが当店を取材し、手作りチラシを作って街で配布してくれました。

「地域のお店を応援したい」という純粋な気持ちに触れ、
この店は“地域の記憶”であり“未来の誇り”になれる場所だと気づきました。
7.現在の運営とスケジュール
改修期間中は、向かいの「monaka」1階にて営業を継続します。

<商業施設「monaka」外観>

<4月1日仮店舗オープンしました>
●2026年4月6日:改修工事開始
●2026年5月31日:クラウドファンディング終了
●2026年7月下旬:新店舗オープン予定
8.リターンについて
今回、より多くの方が参加しやすいよう、新しいリターンを5月16日に追加しました。
●リターン不要コース(1,000円〜)
●店頭で使える商品券コース(3,600円〜)
●全国発送ローストチキンコース(5,000円〜)
●店内掲示スポンサーコース(メイン枠・特別枠・地域応援枠)
●プレオープン見学コース(特別枠・早割枠・通常枠)※5月16日追加
●みんなで咲かせる再開祝い花 ※5月16日追加

以下にリターンの一部をお知らせします。
●発送セット5000円:国産骨付きローストチキン1本・骨付きローストチキン1本・岩手県産鶏むねローストチキン1個

●発送セット10,000円:国産骨付きローストチキン2本・骨付きローストチキン2本・岩手県産鶏むねローストチキン3個

●発送セット30,000円【発送1回目】:国産骨付きローストチキン2本・骨付きローストチキン2本・岩手県産鶏むねローストチキン4個・岩手県産手羽先ローストチキン4本入り2パック・国産若鶏霜降りローストレバー2パック・岩手ブランド豚の手造り焼豚1パック

●発送セット30,000円【発送2回目】:国産骨付きローストチキン1本・骨付きローストチキン3本・岩手県産鶏むねローストチキン2個・若鶏の丸焼き1羽

“参加しやすさ”と“応援の形の多様性”を意識したラインナップにしています。
9.最後に|この店の未来を、一緒に作ってください
クラウドファンディングの終了日を5月31日にしたのは、
翌日の6月1日が、私がこの店を継ぐ覚悟を決めた日だからです。
あの日から9年。
今度は皆様と一緒に、100年続く店への新しい一歩を踏み出したい。
どうか、この挑戦にお力を貸してください。 ご支援、心よりお待ちしております。
<スタッフ集合写真>

〈ローストチキンの焼成風景〉

<クリスマス時期のお客様の様子>

<岩手県産鶏むねローストチキン>

<食卓を彩る当店のローストチキン>
最新の活動報告
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店舗側の引き違い戸が設置されました
2026/06/02 07:36店舗側の引き違い戸が設置されました。 外観の印象が一気に店舗らしくなり、再開に向けた実感がさらに高まってきました。店内奥の部屋では、壁と天井の枠組みがほぼ完成し、あとは床の仕上げに入る段階まで進んでいます。ここまで来ると、1階全体の空間の形がはっきりと見えてきました。工事に入る前の段階で、空調や排熱については施工会社さんからしっかりと計画を提示いただいており、その方針に沿って進めています。ただ、実際の空間に入ってみると、想定よりも熱を感じる部分があり、営業時により快適な環境にできるよう、追加の調整が必要かどうかを施工会社さんと確認しながら進めています。 まだ冷凍庫を設置していない段階でも温度の上がり方を感じるため、この点は丁寧に見極めながら対応していきます。そして、クラファンのリターン対応についてですが、月末の事務処理が立て込んでおり、作業開始が少し遅れております。 現在、順番に準備を進めており、それぞれのリターンごとに個別でご連絡を差し上げますので、もう少しだけお待ちいただければ幸いです。取り急ぎは 商品券の制作 を優先して進める予定ですが、イメージは固めつつも、まだ作業に着手できていない状況です。お待たせしてしまい申し訳ありませんが、確実に進めてまいります。引き続き、オープンに向けて一つひとつ進めてまいります。いつも応援いただき、本当にありがとうございます。 もっと見る
クラウドファンディング終了と改修工事の進捗について
2026/06/01 08:00クラウドファンディングが昨日で終了しました。 最終的に 2,317,650円 のご支援をいただきました。目標の4,000,000円には届きませんでしたが、期間中に寄せられたコメントや応援の言葉から、平船精肉店が愛され、必要とされていることを強く実感しました。 金額とは別に、今後の力になる大きな“収穫”を得られたことに、心から感謝しています。改修工事も着実に進んでいます。昨日は奥の部屋の天井と壁に石膏ボードが貼られ、既存の床シートを剥がしました。これから必要な補強を行い、造作工事に入っていきます。奥の部屋には、業務用縦型冷凍庫2台とボックス冷凍庫1台を設置する予定です。ただ、建物の天井が低いため、搬入時に冷凍庫上部のユニットがそのままでは収まらず、設置場所の天井を一部だけ上方向に掘り上げて高さを確保する という、この建物特有の造作が必要になりました。梁との位置関係や構造を読みながら、職人さんの緻密な計算と技術で成り立っている作業 です。こうした細かな調整を積み重ねながら、設備が安全に収まる形をつくっていただいています。皆さまからいただいたご支援を無駄にしないよう、一つひとつ丁寧に形にしてまいります。引き続き、進捗を共有していきますので、見守っていただければ幸いです。 もっと見る
本日クラファン最終日|サッシ設置・シャッター撤去完了
2026/05/31 07:00本日、クラウドファンディング最終日となりました。 ここまでご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。昨日ついに目標の50%に到達しました。ひとつひとつのご支援が積み重なって届いた数字で、心から感謝しています。現場では、正面のロースター設置側に新しいサッシが取り付けられ、店舗側のシャッターもすべて外されました。休みなく作業に入ってくれている職人さんたちのおかげで、店の形が一気に見えてきています。今日は、正面サッシの様子と店内の動画・画像を載せています。ぜひご覧ください。店舗側に設置されるサッシ↓クラファンは本日が最終日。 まだこのプロジェクトを知らない方へ届くよう、最後にもう一度、シェアでの応援をいただけると大変助かります。どうか力を貸してください。 もっと見る




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