
【答えではなく、プロセスを開く。AMTから生まれたYOHAKU食堂の挑戦】
YOHAKU食堂の構想は、突然生まれたものではありません。
大きなきっかけのひとつに、僕が受講したAMTがあります。
AMTは、たけちゃんがつくった学びの場です。
そこで僕は、単に経営や事業のつくり方を学んだわけではありません。
これからの社会をどう捉えるのか。経済とは何か。お金とは何か。組織とは何か。人が本当に自分らしく生きるとはどういうことなのか。そして、自分は何のために事業をするのか。
そういう、かなり根本的な問いに何度も向き合ってきました。
AMTで学んだことを、僕なりにすごく簡単に言うと、経営とは単に売上を上げる技術ではなく、「どんな社会の前提で、人と人が関わり、価値が生まれ、循環していくのか」を問い直すことでした。
だからYOHAKU食堂は、よくある「地域のコミュニティづくり」をしたいわけではありません。
ただ人が集まる場所をつくりたいわけでもありません。仲のいい人たちだけが集まる居場所をつくりたいわけでもありません。
僕がやりたいのは、人が自分の中にある声を取り戻し、その声が誰かとつながり、小さな挑戦として動き出していく社会の土台をつくることです。
いまの社会では、多くの人が、自分の本音を飲み込みながら生きているように感じます。
「こんなこと言っても意味がない」
「自分にはできない」
「どうせ変わらない」
「これは仕事にならない」
「地域では難しい」
そうやって、声になる前の想いや違和感や願いが、日常の中で消えていく。
でも、本当はその声の中にこそ、これからの地域や社会を変えていく種があると思っています。
だからYOHAKU食堂でつくりたいのは、ただ人が集まる場所ではありません。
誰かの本音や違和感や「やってみたい」が、日常の中で消えていかず、ちゃんと場に残り、誰かとつながり、小さな実践に変わっていく流れです。
つまり、YOHAKU食堂は「人が集まる場所」ではなく、声が社会に戻っていく入口です。
ごはんを囲む。
ほっとする。
誰かと話す。
ふと本音が出る。
やってみたいことが言葉になる。
それに誰かが反応する。
小さな一歩が生まれる。
その循環を、田村の日常の中で実装していきたいと思っています。
これは、AMTで学んだことを、学びのままで終わらせず、現場で形にする挑戦です。
そして、今回クラウドファンディングを始めてから、僕自身も大きな気づきがありました。
最初はどうしても、数字を見て、支援をお願いしなければと前のめりになっていました。
でも、それを続けるほど、どこかYOHAKU食堂らしくない感覚がありました。
僕たちが本当にやりたいのは、「支援してください」とお願いし続けることではありません。
YOHAKU食堂が生まれていく過程を開くこと。僕たちが何を考え、何に迷い、何を感じながらこの場所をつくろうとしているのかを、そのまま出していくこと。そして、分かる人と一緒に創っていくこと。
たけちゃんが話していた言葉の中で、僕にとってすごく大切なものがあります。
「うまくいった事例や正解を語るのではなく、やってきたこと、考えてきたこと、感じてきたことを赤裸々に語ればいい。」
その言葉は、今の僕にとっても大きな指針になりました。
YOHAKU食堂も、完成した正解を見せる場所ではありません。
人の声が溢れ、残り、つながり、小さな挑戦に変わっていく。そのプロセスを、僕たち自身も開きながら、分かる人と一緒に育てていく場所です。
たけちゃんがつくってくれたAMTがあったからこそ、僕は自分の中にあった違和感や願いを、ただの理想で終わらせず、事業として形にしていく視点を持つことができました。
自分が本当に望んでいる社会は何なのか。なぜ、自分はこの事業をやるのか。どうすれば、人が自分の声を取り戻せる社会をつくれるのか。
その問いに向き合い続けた先に出てきたのが、YOHAKU食堂でした。
だから、今回たけちゃんから応援メッセージをいただけたことは、僕にとって本当に大きな意味があります。
YOHAKU食堂は、単なる飲食店ではありません。単なる交流拠点でもありません。単なるコミュニティづくりでもありません。
人が自分の声を取り戻し、その声から小さな挑戦が生まれていくための、日常のインフラをつくる挑戦です。
でも、それは難しい言葉のまま実装したいわけではありません。
おいしいごはんを食べる。誰かと笑う。ふとした会話の中で本音がこぼれる。「それ、やってみたらいいじゃん」と誰かが反応する。小さな一歩が始まる。
そんな日常の中で、AMTで受け取った学びを形にしていきたいと思っています。
学びで終わらせず、現場で形にする。AMTで受け取った問いを、田村の現場で実装する。
その最初の一歩として、YOHAKU食堂をしっかり立ち上げていきます。
たけちゃん、本当にありがとうございます。
この過程を、分かる人と一緒に創っていきたいと思っています。



