
今日は、同じく地域おこし協力隊の谷口さんからいただいた応援メッセージを紹介させていただきます。
谷口さんは、田村市の地域おこし協力隊として、移住定住に関わる仕事をされています。
そして今、カメラで田村の人や風景、暮らしの空気を残していこうとされています。
今回メインで使っている写真は、谷口さんに撮ってもらったものです。

撮ってもらった時、ただ写真を撮っているというより、谷口さんの中で何か覚悟が決まったような感じがありました。
YOHAKUワークに参加してくれた時、谷口さんは、自分の中にあった思いを少しずつ言葉にしてくれました。
「カメラで田村の人や風景を残していきたい」
「このまちで出会う人の笑顔や、暮らしの空気を写していきたい」
最初は、まだ頭の中にあったアイデアだったと思います。
でも、YOHAKUのワークの中でその思いを話して、他の人の視点も入りながら整理していく中で、谷口さんの中のカメラに対する思いが一気に加速したように感じました。
谷口さんは応援メッセージの中で、YOHAKUのワークについて、
「否定しない・解決しない・評価しない場だからこそ、まだ形になっていない思いや想像も安心して外に出すことができた」
と書いてくれました。
この言葉は、僕にとってもすごく大きかったです。
YOHAKUでやりたいのは、誰かの思いにすぐ正解を出すことではありません。
「それは難しいよ」と否定することでもない。
「こうした方がいい」とすぐに解決することでもない。
まだ形になっていない思いを、まずそのまま出せること。
そして、その思いが誰かに聞かれ、少しずつ輪郭を持っていくこと。
谷口さんの中で起きた変化は、まさにYOHAKUで生まれてほしい小さな一歩でした。
その後、谷口さんは毎日のように写真を投稿するようになりました。
田村市の風景を撮るために、バイクも購入されました。

田村で出会う人や、何気ない景色や、暮らしの空気を、自分の目で見て、自分の足で動いて、撮り始めています。
これは、ものすごく大きな事業が始まったという話ではないかもしれません。
でも、僕はこういう一歩こそ大事だと思っています。
普通なら、
「お金になるのか」
「仕事になるのか」
「やって意味があるのか」
そう考えて、始める前に止まってしまうことも多いと思います。
でも谷口さんは、今、本当に自分がやりたいことに向かって動いているように見えます。
だから写真に熱がある。
ただ綺麗な写真を撮るというより、その人の生きている証を残したいという思いがある。
田村で生きている人の表情や、暮らしの空気や、その人の人生そのものに向き合おうとしている感じがある。
谷口さんは、もともとウェディング業界で、人の門出を支える仕事をされてきた方です。
人生の大切な瞬間に向き合い、その人の節目を支えてきた経験がある。
だからこそ今、田村で出会う人たちの生き様や、日常の中にある大切な瞬間に、全力で向き合おうとしているのだと思います。
僕は、これはただの写真活動ではないと思っています。
田村に生きる人の人生を彩る仕事です。
その人がここで生きていること。
このまちに暮らしがあること。
何気ない一日にも、残す価値があること。
そういうものを、谷口さんはカメラを通して残そうとしているのだと思います。
YOHAKU食堂でつくりたいのは、こういう小さな一歩が生まれる場所です。
ごはんを食べに来た人が、ふと本音をこぼせる。
まだ未完成の思いを話せる。
誰かがそれを聞いてくれる。
「それ、いいね」と言ってくれる。
「一緒にやってみる?」と言ってくれる人がいる。
その小さなやりとりから、人が動き出す。
谷口さんのカメラの一歩は、僕にとってその実例のように感じています。
YOHAKU食堂は、何かすごい人だけが挑戦する場所にしたいわけではありません。
自分の中にある小さな思いを、少しだけ外に出せる場所。
その思いが誰かに受け止められて、一歩に変わっていく場所。
そんな日常を、田村の中につくっていきたいです。
谷口さんの写真が、これから田村の人や風景を少しずつ残していくこと。
その写真を見た誰かが、田村に関心を持ったり、そこに写る人の生き方に触れたりすること。
そしてまた、そこから新しい出会いや一歩が生まれていくこと。
そういう循環が生まれたら、本当に嬉しいです。
谷口さん、本当にありがとうございます。
YOHAKU食堂が、谷口さんのように、自分の中にある思いを少しずつ形にしていく人たちの入口になれるよう、しっかり育てていきたいと思います。




