
本日は、『残照の列島』に登場する日本軍・米軍それぞれの装備と衣装についてご紹介します。
本作では、1945年当時の状況を踏まえ、できる限り史実に基づいた構成を採用しています。
単なる“雰囲気”ではなく、細部まで整えたリアリティを目指しています。
(予算の都合で致し方なく史実に基づいていない点があります。)
■ 日本側 ― 山間部に配置された部隊
● 服装構成
物語の舞台は九州・久留米市近郊の山間部。終戦間際の設定のため、
装備は後期仕様を意識しています。
上衣:九八式/三式/防暑衣(一部実物)
物資不足の時代であることを踏まえ、完全な統一ではなく、若干の個体差も想定しています。
● 小銃
小銃:三八式歩兵銃
日本側はアジアからの物資に依存していた部分がありましたが
この時代は、アジア方面はほぼ壊滅状態という事から物資供給が絶望的な状況と言うこともあり
後嚢・負革など一部装備が無い状態にしております
■ 米国側 ― 山を占拠しようとする部隊
米軍は都市攻撃前に観測拠点を設けるという戦略設定のもと、山を制圧しようとする部隊として描きます。
● 服装構成
M-43 フィールドジャケット(8割実物)
米軍と言えばの、M1ヘルメットも細かい種類にこだわり
ストラップ縫い付け型や鉄留具付きはベトナム戦仕様のため使用しない
ヘルメットカバーなども使用しない設定にしております。
時代考証を厳密に行い、“1945年の米軍”であることを徹底します。
● 小銃・装備
小銃:M1ガーランド、M1カービン
他の映画では良くグリースガンやトンプソンが良くみられるが
実際は数が少なく、支給される部隊規模に応じて細かく分けられて支給されているので
M1ガーランド一択、分隊長などの役職がある者にカービンを持ってもらいます。
※ カービンは歴史考証の先生コレクションの実物ストック付きのモデルガンです
■ 装備は「キャラクター」を語る
『残照の列島』では、装備は単なる小道具ではありません。
誰が、どの時代に、どんな状況でそこに立っているのか。
その背景を語る“証言”として扱っています。
山間の集落をめぐる戦闘。
軽装の日本兵。観測拠点を築こうとする米兵。
装備の違いが、そのまま戦術と思想の違いを映し出します。
これらを映像として成立させるためには、衣装・装備制作にも相応の予算が必要です。
リアリティを妥協しない作品づくりのために、引き続きご支援をお願いいたします。



