本取り組みでは、家族介護に直面する方々が抱える心理的・実務的な負担に対し、
既存制度だけでは補いきれない部分を支援する役割を目的としています。
一般的に、介護支援専門職は複数の利用者を同時に担当しており、書類作成や連絡調整などの業務量も多いため、一人ひとりの家族に十分な時間を割きたくても難しい現状があります。
そこで私は、家族の不安や葛藤、将来への希望などを丁寧に聞き取り、情報を整理・分析したうえで要点化し、関係職種へ共有する橋渡しの役割を担います。これにより、支援側は状況理解を深めやすくなり、家族側も思いを言語化できた安心感を得られます。
また、面談を通じて表面的な相談内容だけでなく、本人や家族が本当に望んでいる生活像や価値観を明確化することも重視しています。こうした過程は、制度上必ずしも十分に確保されているとは言えないため、第三者的立場から関わる支援が現場において有効に機能する可能性があります。
本活動は、既存の専門職の役割を代替するものではなく、その働きを補完し、関係者全体の支援精度を高めることを目的とした実践です。今後も、家族と支援職双方にとって価値のある連携の形を追求してまいります。



