介護離職は、個人の問題ではありません。
私は、現場で介護に関わりながら、
「辞めなくてよかったかもしれない人たち」を何人も見てきました。
このプロジェクトは介護が始まってからではなく、
始まる前に知っておける現実を届けるため、
始まっても知識や考え方で変えられることを伝えるための挑戦です。
仕事も生活もどちらも守れる選択肢を残すために
私は「カイゴのミライ」を形にします。
介護は、ある日いきなり始まる
ある日突然、電話が鳴ります。
「お母さんが倒れました」「しばらく付き添いが必要です」
その瞬間から
仕事・生活・将来の予定が一気に現実に引き戻されます。
介護は準備が整ってから始まるものではありません。
知識も心構えも相談先もないまま
今日から介護ですと告げられるのがほとんどです。
会社には迷惑をかけたくない。
でも家族を放っておくこともできない。
誰にも弱音を吐けないまま、
一人で抱え込んでしまう人を何度も見てきました。
「少し落ち着いたら考えよう」
そう思っているうちに、休みは増え
気づけば選択肢はどんどん減っていきます。
介護離職は、
本人の覚悟や努力不足で起きているわけではありません。
何も知らない状態で突然始まってしまう
現実それ自体が、大きな壁になっているのです。

なぜ介護の話題はほとんど出ないのか
社会は介護を知らないまま、問題は進む。
介護は、ほぼすべての人に関わるはずなのに、
テレビやSNSでも話題になることは驚くほど少ない現実があります。
実際、介護が必要になって初めて「知らなかった」「聞いたことがなかった」と
困る人が非常に多いのです。
興味がないこと自体は悪いわけではありません。
ただ、日本はこれから急速な高齢化社会を迎え、
「介護とどう向き合うか」を考える機会自体が圧倒的に不足しています。
多くの人にとって、介護は誰か遠い人ごとで終わってしまっているのです。
本質的な問題はお金だけではありません。
介護保険に加入していても十分ではなく、
尊厳や価値観の違いを無視して制度や
仕組みだけを語っても現場の困りごとは
解決しません。
つまり、制度やサービスがあっても
介護をちゃんと知る機会や考える場が圧倒的に足りないのです。
この無関心は、
「まだ自分には関係ない」という意識が背景にあり、
結果として多くの人が突然介護と向き合わされてはじめて困ることになります。
それが、介護離職や混乱の本質的な原因の一つになっています。
だから、「知る場」と「相談できる場」が必要です。

ケアマネに丸投げでは、介護は回らない
介護離職が起きる本質は「介護」の存在そのものではなく、
知識の不足と相談先の欠如にあります。
制度はあっても、それをどう使うか
どこに相談すればいいか、どの選択肢が最適かわからない。
この状態が人を追い詰め、離職へとつながっています。
よくあるのが、
「ケアマネさんに任せているから大丈夫」
という思い込みです。
もちろんケアマネジャーは介護の専門職であり、
サービス調整の要となる存在です。
しかしケアマネは、
家族の人生や働き方まで責任を持つ立場ではありません。
仕事との両立、家族関係の悩み、
どこまで自分が関わるべきかという葛藤。
こうした部分は、家族自身が考え判断しなければならないのが現実です。
「ケアマネに任せていれば何とかなる」
そう思って準備をしないまま介護が始まり、
結果的に負担が一気にのしかかるケースは少なくありません。
企業でも同じです。
社員が突然介護と向き合うとき、
・何から動けばいいのか
・誰に、どこまで相談していいのか
・仕事はどう調整すればいいのか
これを誰にも教わらないまま、個人の判断に委ねられています。
だからこそ必要なのが、
介護の全体像を理解するための研修と、
一人ひとりの状況を整理する個人相談です。
研修では、
介護制度・ケアマネの役割・家族が担う部分を整理し、
「何を任せて、何を自分で判断するのか」を明確にします。
それだけで、無駄な不安や負担は大きく減ります。

そして個人相談では
ケアマネには話しきれない悩みや迷いを言語化し、
その人に合った選択肢を一緒に考えます。
介護は、
任せきりでも抱え込みすぎても苦しくなる。
だからこそ正しく知り、相談できる場が必要なのです。
「カイゴのミライ」は、
制度と現実の間で迷う人が、
自分で選べるようになるための
知る場と相談できる場をつくります。
このプロジェクトで実現したいこと
本クラウドファンディングが達成した際には、
「カイゴのミライ」を一過性の活動ではなく、継続的な事業として本格始動させます。
具体的には、
・公式ホームページの制作
・名刺・資料などの整備
・必要最低限の広告・広報活動
を行い、介護離職という問題を、
当事者になる前の人たちにも届く形で発信していきます。
介護は、多くの人にとって
「自分にはまだ関係ない話」と思われがちです。
しかし実際には、ある日突然始まり、
準備不足のまま人生の選択を迫られます。
だからこそ、
困ってから探される存在ではなく、
「そうなる前に知っておける場所」として
社会の中にきちんと根付かせたい。
企業向けには研修を通して、
個人には相談を通して、
介護と仕事を両立するための“考える土台”を届けていきます。
このプロジェクトは、
「介護で仕事を辞めなくてよかった」
そう思える人を一人でも増やすための、
事業のスタートラインです。
自己紹介

私は工業学校から反対を押し切り、
介護福祉専門学校に入学。
障害者施設の夜勤と西成あいりん地区にて
ボランティアをしながら現場を肌で感じてきました。
卒業後は、
特別養護老人ホームやデイサービス、
発達障害者特化の就労移行支援員として働き
家族支援・制度理解・心理支援まで、介護の
全領域を経験してきました。
その経験をもとに研修講師としても活動しており、生徒さんからは「わかりやすくて面白い」「また講義を受けたい」と評価してもらっています。
実際に、ある生徒さんは私の講義を受けるために予定を変え、高速道路を使って駆けつけてくれたこともあります。
だから私は、今この瞬間に「カイゴのミライ」を
本格始動させます。
ただの情報発信ではなく、
企業向け研修や個人相談、PDF配布を通して
介護と仕事を両立するための考え方と準備を届けます。
「困ってから探す存在」ではなく
「そうなる前に知れる場所」を社会に根付かせるためです。
今だからこそやる。
私が知っていることや経験してきたこと、
そして生徒さんたちからもらった信頼。
すべてをこのプロジェクトに注ぎ
誰もが「介護で仕事を辞めなくてよかった」と
思える社会をつくります。
今後の予定と流れ
現在、企業の福利厚生サービスを展開する「イーウェル」への情報掲載に向けた検討や、
Web制作・広報支援を行う企業(サングローブ株式会社)からも事業内容についての相談を受けており、
本プロジェクトを起点に、企業・個人双方に向けた支援体制の構築を進めています。
いずれも正式な開始はこれからとなりますが、
個人の想いだけで終わらせず、
社会の中で機能する形にするための準備を段階的に進めている状況です。
スケジュール
2026年2月
・クラウドファンディング掲載・募集開始
・公式ホームページ構成案の作成
2026年5月
・クラウドファンディング終了
・支援者向け活動報告の開始
・ホームページ制作開始
2026年6月
・公式ホームページ公開
・個人相談(オンライン)の受付開始
・企業向け研修資料(PDF)完成
2026年7月
・企業向け研修の提供開始
・個人相談・研修内容の改善・ブラッシュアップ
・活動実績をもとに継続的な情報発信を実施
2026年7月下旬以降
・支援者へのリターン提供完了
・「カイゴのミライ」として事業を継続運営
最新の活動報告
もっと見る知識があっても、決められない理由
2026/02/16 20:00制度を知っていても、決められない人がいます。介護休業も知っている。介護保険の仕組みも理解している。ケアマネにも相談している。それでも、決められない。なぜか。理由はシンプルで、問題が「情報不足」だけではないからです。確かに、知識がないとケアマネや事業所の言われるがままの介護になってしまうことがあります。でも、知識があっても止まる人がいる。そこにあるのは、・本当に仕事を続けたいのか分からない・親を施設に預けることへの罪悪感・兄弟との温度差・「自分がやるべき」という思い込みこうした感情の渋滞です。情報は頭で処理できる。でも、感情は整理しないと動かない。だからカイゴのミライでは、制度の説明だけで終わらせません。知識と感情の両方を並べて、自分の本音を確認しながら整理していく。決断を急がせる場所ではなく、「納得できる決断」に向かうための整理の場。それが、私が目指している形です。 もっと見るなぜ「辞める前」なのか
2026/02/15 07:19「もう仕事を辞めるしかないかもしれない」そう口にする人の多くは、制度を知らないわけではありません。介護休業も知っている。時短勤務も知っている。ケアマネにも相談している。AIを使いこなしてる。それでも追い込まれている。なぜか。問題は情報不足ではなく、感情が整理されないまま積み重なっているからです。・親を見捨てるような罪悪感・職場に迷惑をかけているという焦り・兄弟との温度差・「自分がやるしかない」という思い込みこれらが絡み合った状態で出す決断は、どちらを選んでも、どこかに後悔が残りやすい。辞めることも、続けることも、どちらも間違いではない。でも、「整理せずに出す決断」は危うい。在宅介護の現実。親の本音。自分の本音。ケアマネや介護職、親戚との関係。それぞれの立場を一度並べてみる。制度や選択肢を地図のように整理する。その上で出す結論なら、たとえ大変でも納得が残る。誰かが我慢し続ける形ではなく、自分自身が妥協しなくていい選択。介護を、追い込まれて向き合うものではなく、少しでも前向きに向き合える状態にすること。だから私は、「辞める前の整理」に特化しています。 もっと見る




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