
皆さま、いつもあたたかいご支援と応援をいただき、本当にありがとうございます。白山ウォルドルフコミュニティ(金のいずみ土曜学校)の石本さゆりです。
残すところ、あと、10日となりました。おかげさまで、現時点で80%近くまで来れました。あと一押しです。
さて、今回のクラウドファンディングで私たちが掲げているお約束している「未来への投資」としての3つの基盤(ねっこ)を整えることの一つに、「知見のねっこ:個人から、チームへ(幼児部)」があります。
子どもたちが他者との信頼関係を築く「愛着形成」のためには、周りの大人自身が安定し、そこに流れている空気感が心地よい場であることは大事なことと思っています。そこで私たちは、1月から3月にかけて、北陸に新たな教育者チームを育てるための勉強会を実施しました。
参加した2名のスタッフから届いた、熱い想いのこもった感想を皆さまに共有いたします。
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1. 「私という一人の大人」そのものが、子どもたちの環境である
一人目は、新年度、幼児部の自然体験クラスと小学部の田んぼクラススタッフを担当することになる宮林佐千子さんからの感想です。
シュタイナー教育の根本である子どもたちの環境を整えると言う観点から、「大人の在り方」について、深い気づきを得たようです。
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「私という一人の大人」そのものが、子どもにとっての一つの環境であるという視点に立ち、自分自身を見つめ直していく時間をみんなで持ちました。
そもそも「自分たちが環境である」という視点自体が目からウロコでしたが、それ以上に、新しいクラスが始まる前に「まずスタッフ間で健全な関係性を構築する」というプロセスに感動しました。
大人同士が、例えばその人がいない場で否定的な気持ちを持っていたとしたら、子どもたちはそれを敏感に吸い取ってしまいます。金のいずみ土曜学校では、一般的なコミュニティに比べて驚くほどミーティングが多いです。効率を重視してSNSで済ませるのではなく、Zoomや対面で細やかに話し合います。
1つのクラスをするにしても事前に時間を重ね、みんなで大切にしたいことを共有し、気持ちをひとつにして取り組んでいます。その想いは目には見えないけれど確実に子どもたちの内側を育てていくのだと想います。
2. 「わたしの境界線」を知り、相手を受け入れる土台をつくる
続いて、新年度は幼児部と小学部の手仕事を担当している、教師の後藤理紗子さんからの感想です。大人自身が「安心できる場」にいることの大切さを綴ってくれました。
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新年度の幼児部は、講師と保護者有志でチームをつくり、たくさんの大人のまなざしで子どもたちを見守るクラスづくりを目指しています。
一人ひとりの子どもが、大人からたくさんの愛情を受け、信頼関係を育んでいくことは、安心感(愛着)を育てるうえで、とても大切な土台になると考えています。そして、その安心感をベースに、一人ひとりの子どもたちがその子らしく育っていってほしいと願っています。
1月から3回にわたって行われた勉強会では、私たち大人は、子どもたちの環境としてどうあるべきかをテーマに、まずは自分自身を知ることから始めました。取り組んだのは、《わたしの境界線》についての探求です。
「自分らしさとは何か?」
「不安に感じる環境や、人との心地よい距離感とは?」
勉強会で出された問いを手がかりに、それぞれの想いを伝え合う時間を持ちました。
子どもたちにとって安心できる場をつくるためには、まず大人である私たち自身が、安心できる場にいることが大切です。
けれども「自分にとっての安心」とは何かを、ここまで丁寧に見つめたことは、これまであまりありませんでした。
気持ちを言葉にすることの難しさ。
普段は見せない心の奥を伝える勇気。
その一方で、自分の言葉を否定も評価もされず、ただ受けとめてもらえることの満たされる感覚。
その両方を味わう、かけがえのない時間となりました。
自分自身を知ることは、相手を受け入れるための土台を育てること。この勉強会は、仲間同士の境界線を知り合い、自分自身と深く繋がる経験となりました。
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地域全体で子どもを温かく見守るために
私たちは、単に「何を教えるか」「どう教えるか」といったHowやWahtの「教育のテクニック」を学ぶのではなく、大人が一人の人間として自分を整え、チームとして手を取り合うことをとても大切にしています。
大人の間に流れる温かく安定した空気感が、子どもたちが健やかに育つためのベースである、安心安全に繋がり、そしてそれは最高の養分になると信じています。
この「知見のねっこ」をこの地域にしっかりとはり、子どもたちを温かく見守る体制を盤石なものにしていけるよう、引き続きプロジェクトへのご支援・ご拡散をどうぞよろしくお願いいたします!



