
3月26日の朝、ちゃびフレ会の第一回あらこて会が開かれましたー!
「あらこて会?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、私たちが現在作成しているガイドのタイトル「あらゆる差別に反対するための言葉と手段を手に入れる」を略して「あらこて」と呼んでいます。
そのため、このガイドに関連して集まり、学ぶ場を「あらこて会」と名付けました!
ガイドのvol.0を作る際に、ちゃびーメンバーで何度か「あらこて会」を実施してきました。
今回は、ちゃびフレ会に参加してくださった方々と一緒に企画し、実施することになりました。

第1回のあらこて会では、ちゃびフレメンバーのチョンさんに「セックスワーク論」についてお話しいただきました。
私たちは、運動の中にある職業差別やセックスワーク差別をどう乗り越えていくかは、すごく大事なテーマだと考えています。一方で、このテーマについて団体内で誰かに話してみることには、ハードルの高さも感じています。
実際に、ちゃびフレ会でも、「セックスワーク論について、団体内でどう話せばいいか分からない。」という声もありました。
そこで、セックスワーク論についてのあらこて会を開催することで、「言葉」と「手段」を手に入れる道筋を描こうとしました。

チョンさんは、当事者による「セックスワーク・イズ・ワーク(Sex work is work)」という当事者運動の歴史や、「セックスワーク論」の内実について紹介してくださいました。特に、これまで無視されてきたセックスワーカーたちの言葉が主眼におかれている点が強調されていました。
セックスワークをめぐっては、犯罪化・合法化・非犯罪化など様々な立場がありますが、そうした論争に入る前に、セックスワーカーが実際にどのような課題に直面しているかに目を向ける必要があります。
セックスワーカーに対しては、「だらしない」もしくは「かわいそう」といったイメージが付きまといがちです。しかし、そのような偏見のあるイメージの背後には、ワーカーの具体的な生活状況や労働環境が存在しています。
セックスワーカーが直面する問題とは例えば、勤務する店舗による賃金の未払い・一方的な賃下げ・衣装や整形代などの代金を求めてくる「前借金(ぜんしゃくきん)」、客による同意のない行為などが挙げられます。
こうした問題は、セックスワーカーが直面している困難の一部です。
しかし、セックスワークという前提を一度外して、これらの事例を見てみたらどうでしょうか。
これらの問題は私たちが日常的に経験している、もしくは見聞きしているさまざまな労働現場でも起こりうるものではないでしょうか。
このように、セックスワーカーが直面する困難の中には、「性産業」であることに固有の問題ではなく、「資本主義的な労働」であるがゆえに生じている側面も含まれています。
この点から、セックスワーカーの権利を守るために、「性搾取だ」と一言で断じるよりも、それを資本主義における労働(ワーク)として認めた上で、セックスワーカーの働く環境や生活状況にきちんと目を向けることが重要ではないでしょうか。
これが「セックスワーク論」が提示している一つの視点です。
(もちろん、「セックスワーク論」はこれだけを主張しているわけではありません。)
ここでは、ジェンダーという視点を否定しようとしているわけではありません。
むしろ、ジェンダーの視点ももちろんですし、それに加えて階級や人種、障害、年齢など多様な要素を視野に入れて、当事者の経験を大事にする立場にあります。

ちゃぶじょは以前から、「セックスワーク・イズ・ワーク(Sex work is work)」の立場をとっています。
この度は、ちゃびフレメンバーと一緒に、改めて「セックスワーク論」についてきちんと学ぶことができました!
特にチョンさんは多くの具体例を挙げながら、ワーカーたちの困難がどのように資本主義と結びついているのかをわかりやすく示してくださり、大きな学びとなりました。
同時に、私たちがこの考えを広めていくための、そしてセックスワーク差別に対抗するための「言葉や手段」を得ることにもつながりました。

活動報告ですべての内容を紹介しきれないのが残念ですが、上記の一例が、みなさまにとっての「あらこて」にもなればと思い、共有させていただきましたー!
最後に、ちゃびフレ会はこのように着実に進んでいます。ガイドの完成まで、ぜひ楽しみにお待ちください!
これまでクラウドファンディングにご寄付をいただき、本当にありがとうございます。
目標達成に向けて、引き続き応援していただけますと幸いです。

また、リターンとして「あらこて会・ちゃびネット会・お茶会へのご招待」(ご支援頂いた方同志の交流会)や「ワークショップの実施」もご用意しています。
今回紹介した活動内容(あらこて会・勉強会)に関心を持ってくださった方や、ご自身のコミュニティで実施してみたいという方は、ぜひご検討ください。内容や進め方についてのご相談も、お気軽にご連絡ください!
(本報告におけるセックスワークの現状についての記述は、主に日本や韓国の状況をもとにしています。)



