こんにちは!日本ヴィーガンコミュニティ代表の工藤です。
今日は、日本ヴィーガンコミュニティの組織のモデルとしている協同組合というものを紹介しようと思います。
協同組合と言われて、一番に思いつくものはなんでしょう?
「生協とか?」
「コープかなぁ」
という答えが多かったですが、まさにその通りです。
生協やコープは、生活協同組合(Consumers’ Co-operation Union)の略なのです。
つまり、生活協同組合とは生活者(消費者)を構成員とする協同組合が生協なわけです。
生協の他にも、農業協同組合のJAなど、意外と身近にある協同組合ですが、実は2016年に「協同組合の思想とその実践」がユネスコの無形文化遺産にも登録されているのです。
近年になってそれほど、世界的にも注目されている協同組合について、もっと詳しく紹介して行きます。
▶︎協同組合とは◀︎
では、協同組合とはそもそも何かということですが、農業協同組合 JAグループは “同じ目的をもった個人や事業者が集まりお互いを助け合う組織” と説明しています。
(JAグループHPより)
もっと噛み砕くと、”同じ悩みを持つ人たちが一緒になって、自分たちで解決しようとするコミュニティ” というところです。
日本ヴィーガンコミュニティは、この協同組合という組織形態をモデルとして構成されています。
▶︎協同組合と株式会社の違い◀︎
①目的が違う
株式会社の目的が利潤の追求に対し、協同組合は組合員(日本ヴィーガンコミュニティではメンバーと呼びます)の生産と生活を向上させることを目的としています。
②組織する人が違う
株式会社は投資家や法人であることに対して、協同組合は同じ課題を共有する人たちがメンバーとなり、組織しています。
③運営する人が違う
株式会社は株主の代わりに経営者が運営するのですが、協同組合ではメンバーやその代表が運営します。
④運営方法が違う
株式会社の一株一票制に対し、協同組合では一人一票制、つまり民主的な運営を行います。
▶︎日本ヴィーガンコミュニティ◀︎
このような、組織形態を日本ヴィーガンコミュニティは目指しています。
同じ課題をもち、共に目的に向かって協同し、出資・運営・利用を行うコミュニティとなるために、具体的には次の3つをメンバーには行ってもらいます。
①出資
メンバー全員でお金を出し合い、事業の運営資金とします。
学生(18歳以下、もしくは大学生、大学院生)は月額800円、19歳以上の学生でない方は月額1500円から出資できます。
このお金が、日本ヴィーガンコミュニティの血となり、全ての事業費、管理費に使用されます。
②運営
メンバー全員が運営に参加でいる仕組みを作ります。
フェイスブックグループによる意見や情報の交換、プロジェクトを発足し商品企画から販売まで行ったり、料理が得意な方は「V-COOK」にてレシピを投稿たりなど。
一人ひとりのメンバーができる範囲で運営に参加し、活動できます。
③利用
メンバー全員が出資、運営することによって生まれた商品やサービスを、メンバー自身が利用することができます。
こうして、自分で出資・運営・利用することで、自身の生活が向上することはもちろん、日本ヴィーガンコミュニティのメンバーや、同じ課題を持つ世界中の人々がより良い生活を送ることができます。
そして、多くの人がヴィーガンを実践することが、世界中の人々や動物、自然環境に貢献することに繋がります。
▶︎終わりに◀︎
日本ヴィーガンコミュニティの組織形態のモデルになった、協同組合の紹介でした。
もっと詳しく聞きたい方は、メッセージやコメントをください!
そして、メンバーになりたいと思ってくださった方は、9月下旬から11月末にかけて全国各地を回りますので、コメントやメッセージ、よろしくお願いします。