
今回は、改めてプロジェクトでつくったバッグをご紹介します!
廃棄されるはずだった消防用ホース
今回のバッグに使用しているのは、消防用ホースです。
ただし、実際の火災現場で使用されたホースをアップサイクルしているわけではありません。
使用しているのは、主に次のような消防用ホースです。
・製造過程でわずかなキズや厚みの違いなどにより、規格外品となったもの
・屋内消火栓や屋外消火栓などに備えられ、保管期間の終了に伴って廃棄となるもの
消防用ホースは、一見しただけでは判別がつかない小さな傷や編みムラでも、消火活動時の超高圧に耐えられないと判断されたものはすべて規格外となり廃棄されます。
そして、屋内消火栓や屋外消火栓などに備えられている消防用ホースは、火災が発生した際の初期消火に使用するために設置されています。しかし、保管期間中に実際に使用されることがなければ、交換の際に廃棄されるものもあります。
つまり今回のバッグに使われているのは、消防用ホースとして使われることなく廃棄されるはずだった素材なのです。
私たちは、そんな消防用ホースを廃棄するのではなく、バッグや小物という新しい形に生まれ変わらせています。
消防用ホースだからこその特徴
消防用ホースは、もともと水圧に耐えるためにつくられている丈夫な素材です。
消防用ホースの裏面はポリウレタン加工となっておりバッグの中まで水が浸透しにくいため、多少の雨や水遊びなどの水濡れから荷物を守ります。
また消防用ホースと聞くと、「丈夫そう」「重そう」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。実は、今回のバッグは消防用ホースを使っていながら、重さは意外にも388g。普段使いとしても気軽にお使いいただけます。
さらに、丈夫な素材だからこそバッグとして使ったときにも型崩れしにくく、日常使いにもぴったり。
「消防用ホース」という素材ならではの丈夫さや水への強さを生かしながら、毎日使いやすいバッグに仕上げました。

毎日使うバッグだからこそ、収納のしやすさにもこだわっています。
見た目はすっきりとした印象ですが、スマートフォンや財布、鍵、サングラス、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンなど、日常のちょっとしたお出かけに必要なものを収納できます。
さらに、500mlのペットボトルや小さめの折りたたみ傘なども収納可能。



内側・外側にポケットを設け、小物を分けて収納できるようにしました。
内側には鍵などを取り付けられるキーホルダーも付いています。
「コンパクトだけど、意外と入る」
そんな使いやすさにもこだわりました。
「消防用ホース」から「バッグ」へ
このバッグの面白さは、デザインや使いやすさだけではありません。
今回のプロジェクトでは、廃棄されるはずだった素材が生活の一部として新しい役割を持つことになりました。形を変えて、今度は誰かの日常で使われていく。
そんな素材の新しい物語も、このバッグと一緒に楽しんでいただけたらと思っています。
そして、このバッグをきっかけに、
「これ、消防用ホースからできているんだ!」
「こんなものもアップサイクルできるんだ!」
と、アップサイクルやまだ使える素材を活かすことについて興味を持っていただけたら嬉しいです。
大妻女子大学家政学部被服学科の学生と一緒につくりました
今回のバッグは、大妻女子大学家政学部被服学科の学生のみなさんに企画・デザインに携わっていただきました。
私たちがこれまで培ってきたアップサイクルや縫製についての経験と、学生のみなさんならではのアイデア。
それぞれの視点を掛け合わせながら、今回のバッグを形にしていきました。
「消防用ホース」という素材から、どんなバッグが生まれたのか。
ぜひ、実際の商品もご覧いただけたら嬉しいです。
▼プロジェクトページはこちら
https://camp-fire.jp/projects/928530/view
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



