白州の恵みを、麹に託して
山梨県北杜市白州。南アルプス・甲斐駒ヶ岳からの清らかな水が流れ、豊かな土があります。ここで私は、お米や大豆を育てています。そして、そのお米や大豆を使い味噌を仕込んでいます。その過程で欠かせないのが麹です。「自らの米で麹も自ら醸したい」「白州・甲斐駒の恵みを生かして、当地の麹づくりや味噌づくりを次代に繋ぎたい」そんな想いで、このプロジェクトを始めています。

都会から農業へ。新しい人生の選択
私は都会の生まれ育ちで、社会に出てからは政治の現場に身を置いていました。しかし、選挙に受かり続けなければ生活できない人生に疑問を感じ、2013年の夏に山梨に移りました。家庭菜園の経験すらない状態から、農業生産法人で3年半作業夫として働きながら、ゼロから有機農業を学びました。その後、地域で出会った生産者の仲間が作る質の高い農産物を販売する事業を始め、6年前にお米や大豆、にんにくなどを作る新規就農者となりました。この間、妻とお別れし、息子小5からは父子二人の生活で頑張ってきました。子どもに安心安全で質の高い食べ物を食べて大きくなってほしい、そんな思いも今回のプロジェクトにつながる大きなきっかけのひとつです。

麹づくりへの想い
白州で農業に関わるようになって、地元の農産物の素晴らしさに改めて気づかされました。有機野菜や平飼いたまごはもちろんのこと、お米や大豆は格別に感じました。そのお米や大豆を甲府の老舗味噌屋さんに持ち込んで味噌を作ってもらいました。これがとても旨かったのです。ある年、その味噌屋さんのご主人から「自分で味噌を仕込んでみたら」と背中を押されました。DIYで作業場を改装し、許可を取って自家製味噌づくりを開始。さらに「麹も自分で作ってみたら」と勧められ、その気になりました。
田んぼをお借りしている地主のおばあちゃんに、私の「てづくりみそ」は大好評でした。「小齋さんの味噌は、昔自分のうちで仕込んでいた味噌の味と似ている」とおっしゃいました。お聞きすれば、その昔には白州にも麹屋さんがあり、自分のうちの米を持ち込んで麹を作ってもらい、自分のうちで味噌を仕込んでいたのだそうです。麹屋さんもなくなり、味噌を自分で仕込む家もだんだん少なくなっているとのこと。

発酵文化を次代に繋ぐ
地域に麹屋さんがあり、自分の家で育てた米で味噌を仕込む。おばあちゃんのお話からは、時代とともにその伝統は少しずつ薄れているようです。地域の米や大豆などで、地域の水を使い、地域の空気に触れ、地域独自の麹を作る、その麹で味噌を仕込んだり、漬物を漬けたり。そんな文化を次代に繋ぐことができないか。少し大それた話ではありますが、そんな想いもめぐります。

白州で農夫の私自身が麹を醸す
このプロジェクトの麹づくりには「白州にしかない恵み」を活かします。
南アルプスに磨かれた水
白州は名水の里です。南アルプスの花崗岩の地層を通して濾過された白州の水は、雑味がなく、まろやかな味わいが特徴です。この水で育った米や大豆も、この水で作った味噌も、すべてが深い美味しさを持ちます。そして、この水で米を蒸し、麹を醸します。

栽培期間中農薬不使用、天日干しの自家製のお米
麹づくりには主に、農薬や化学肥料を使わず、天日干しした私自身が育てたお米を使います。味はもちろん、安心安全なお米で醸す麹は希少です。なお、返礼品の麹はこの自家製米で製造します。

地域の皆さんと一緒に
地域の農家さんの米も麹に加工します。自らの米が麹になることで、各農家さん独自の加工や販売が可能になります。また、家庭での味噌づくりや漬物づくりにも活用してもらえるはずです。さまざまな麹製品や発酵製品の開発や展開は、地域全体の農業と食文化を繋ぎ直す営みになると信じています。
麹の素晴らしさを皆さんと共有したい

都会の皆さんや海外の方々にも麹の製造過程を体験してもらい、その文化に触れてほしい。味噌づくりも含めて、ワークショップを開催します。
ワークショップを通じて、参加者の皆さまに感じていただきたいのは、自分で作ることの楽しさと安心感です。意外に難しくない、家でもいろいろできるかも、という気づきが得られれば、食文化への向き合い方も変わると思います。それが、地域全体の農業の活性化にもつながると考えています。
現在の状況と実現への道

私はすでに、米づくり、味噌づくりの経験を積み重ねておりますが、安定的な麹づくりには適切な設備が必要です。このクラウドファンディングでは、製麹設備の導入を目指しています。麹を醸して味噌󠄀を仕込むとともに、塩麹や甘麹などさまざまな麹製品に加工し、多くの方々に味わってもらいたいと思っています。地域の発酵文化を再興するための最初の一歩にもなります。
資金の使い道・スケジュール
【 資金の使途 】
麹発酵機:2,750,000円
蒸し器:363,000円
その他機材(セイロ等)・電気工事等:377,000円
クラウドファンディング手数料:510,000円
自己調達資金:▲1,000,000円(補助金収入予定)
合計:3,000,000円
【 実施スケジュール 】
4月中旬:クラウドファンディング開始
5月下旬:クラウドファンディング終了
6月上旬:麹発酵機等の機材設置
7月上旬:麹製造開始
8月上旬:返礼品の発送開始(一部)
12月上旬:みそ・お米を含む返礼品発送
来冬:みそづくり、麹づくり体験開始
来春:米づくり参加アクティビティー
皆さまへのリターン

ご支援いただいた皆さまには、手作りした麹やその麹を使った味噌、私の作ったお米などをお届けする予定です。地域の水と土の恵みを、ぜひ皆さまのご家庭で感じていただきたいと思います。本物の味と地域への想いをお届けします。また、麹づくり、みそづくりの過程を見学いただけるコースもご用意する予定です。
最後に
農夫自ら麹を醸したい、白州の農業の未来を発酵の力で広げていきたい。その想いを形にするために、ご賛同いただける皆さまのご支援を賜り、この挑戦を進めていきたいと思っています。本プロジェクトへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
甲斐駒の恵み 小齋 太郎
みそ・麹工房の所在地:山梨県北杜市白州町鳥原2637
URL:https://kaikoma.shop/
Facebook:https://www.facebook.com/kaikoma.shop
Instagram:https://www.instagram.com/kaikoma.shop/
Twitter:https://x.com/taro_kosai
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募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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【 お米づくりと麹づくりクラウドファンディングの中間ご報告 】
2026/06/18 06:30こんにちは。こさいたろうです。長文にて失礼いたします。お田植えのあと、毎日4時半起きで田んぼの見回りを続けております。水見と呼んでおりますが、田んぼに水がしっかり入っているか確認の作業です。夕方も、日没前に見回ります。除草剤を使わない農法で稲作してるので、放っておくとあっという間に雑草が繁茂してしまいます。そうさせないために大事なことが二つあります。一つは、田んぼにためる水の高さをなるべく高くしておくことです。それによって、雑草の発芽や成長を抑えることができます。ただ、お田植えから二週間くらいはまだ稲の背が低いので、水を入れすぎると水没してしまうため、慎重な水管理が必要となります。水没すると息ができずに死んでしまうんです。適当な高さを保つために、気が抜けません。このところ稲が生長し、ようやく水没の心配をしなくてよいようになりました。もう一つは、田んぼの泥を動かすことです。それによって、発芽しつつある雑草の芽を水に浮かせたり泥に埋め込んだりできます。そうすることで雑草の繁茂を防ぎます。今のところ、抑草作業は功を奏しており、雑草の繁茂を防いでいます。就農当初は仲間に協力してもらいチェーン除草という人力作業をしておりましたが、今は秘密兵器を入手してひとり作業を行っています。それについては、また別の機会にご紹介したいと思います。これら作業に加え、大豆の種まきの準備作業、にんにくの収穫(明日以降)、土手草刈りなどで、私にとって一年で最も忙しい6月を過ごしています。そんな訳で、5月下旬から始めている「こうじ作りに向けたクラウドファンディング」のお願いがほとんどできず今に至っております。諸般の事情によりこの時期になってしまったのですが、農閑期の冬の間に実行すればよかったと悔やんでおりますが、後の祭りです。すでにお願い期間の半分が過ぎてしまいましたが、少しでも広く私の思いをお伝えできるよう、遅ればせながら取り組もうと思います。このような状況にもかかわらず、45人の皆様から1,200,000円のご支援を頂くに至っております。誠にありがたく、心より感謝と御礼を申し上げます。残り17日、あと一歩、もう一押しのご支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。今回の私からのご支援のお願いは、事前に私の商品を予約して頂く形でのご返礼品を準備しております。目標額を達成できなくても必ずこうじ作りはスタートさせますので、必ずご返礼もさせて頂きます。また、一口1,000円のご寄付もご用意しておりますので、ぜひともご支援賜れば幸いでございます。自前のお米で米麹を作ること、それを使った味噌づくりが主目的ではありますが、その他にも様々な麹製品開発も目論んでいます。調味料としての塩麹はすでに商品化ができておりますし、甘酒風の甘麹、にんにく醤油麹や新玉ねぎ麹なども試作を進めており、試作段階ではありますがおいしく仕上がっております。ぜひぜひ応援頂き、ご期待頂ければと存じます。自ら米を作る、その米で麹を醸す、大豆も栽培して、それらを材料にして味噌を仕込む。「麹を醸す」ことを自ら行うことで、材料から自作の味噌づくりへと近づきます(海のない山梨では塩の自作は厳しいのですが…)。米づくりを志した当初は考えてもいなかったことですが、ここまで来たら絶対に実現させると決意しています。神秘的ともいえる日本の発酵文化、末端を担わせて頂ければと思います。お力お貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る




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