
皆様こんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は曇りですが、時々晴れ間も覗いています。
紫外線は曇りでも十分ありますので、人間の皆様は紫外線対策を、カメの皆様は余すことなく甲羅に吸収してください。
さて、本日はウミガメの潜水能力についてお話させていただきます。
ウミガメ公園のウミガメたちは、プールの底で休んでいる様子がよく見られます。
お客様が近づくと気づいて水面に上がってくることが殆どですが、マイペースな個体はそのままのんびりしていることもあります。
そんなウミガメをみて「この子は大丈夫なの?」と心配してくださる方も多いです。
ですが野生のウミガメもは休んでいることの方が多く、活発に動くのは餌を探している時だけです。
それ以外はゆったり水流に沿って漂うか、水底でじっとしています。
ここで浮かぶ疑問は、「じゃあ呼吸はどうしているのか」です。
ウミガメが人間と同じ肺呼吸なのは皆様ご存知かと思いますが、同じ肺呼吸でも陸上にいる私たち人間とは違い、水中で過ごすのに適応しています。
ウミガメは種類により差はあれど、全種が高い潜水能力を持っています。
なんと、最大水深はオサガメの1250m、最大時間はアカウミガメの410分です。
これは極端な値ですが、200m付近、40分程度は平均的に潜水できると言われています。
人間の世界記録は130m、11分30秒です。カナヅチの私が比べるのもおこがましいですが、同じ肺呼吸でもここまでの差があります。
ウミガメの潜水能力の秘密は、酸素の消費スピードを極限まで遅くできることにあります。
ウミガメをはじめとする潜水する動物は、潜水中の心拍数を極端に低下させることができ、その数値は1分間に3回程度まで落ちます。
心拍を低下させることで酸素を節約できるため、長時間の潜水が可能になっているのです。
このように、ウミガメには水中生活を送るために欠かせない潜るための能力が備わっています。
ウミガメにとってはいつでも呼吸できる水面よりも、水底にあるほうが落ち着くということなのでしょうか。
私は呼吸を自由にできない状況が既に恐ろしいですが、ウミガメたちはむしろリラックスした様子で水底で休んでいます。
ウミガメたちは素潜りを学ぶには最高の先生です。私も先生たちのもとで修行をし、この夏こそ泳げるようになりたいです。
本日の写真は水中のウミガメたちの様子です。
私が潜った訳ではなく、水位が浅い時にカメラを沈めて撮りました。
スキューバダイビング然り、水中カメラ然り、泳げなくても海の中を見れる現代の技術に特大の感謝です。
本日もご覧頂きありがとうございます。
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