
皆さんこんにちは!紀宝町ウミガメ公園です。
本日の紀宝町は晴れ!リクガメたちもお日様を浴びてご機嫌で歩き回っています。
さて、本日はウミガメの餌についてお話させていただきます。
ウミガメの仲間は現在7種類おり、明確な生息地の棲み分けはされておりません。
つまり、世界中の海にいろいろなウミガメが生息しているということです。
そこでウミガメたちが取った生存戦略は、食べる餌を分けるというものです。
食べるものが違えば、住んでいる場所が同じでも喧嘩せず仲良く生活できますよね。
米派とパン派がバイキングに行っても取り合いにならないのと一緒です。
餌を分けるというのは種を残していく上でかなり有効な戦略ですが、ウミガメにはやりすぎじゃないか?と思うくらい偏食な種類が多いです。
比較的緩やかな偏食なのはアオウミガメとアカウミガメ、ヒメウミガメ、ヒラタウミガメです。
アオウミガメは海藻・海草からクラゲや魚卵などまで幅広く捕食しますが、メインは植物食です。
アカウミガメとヒメウミガメは甲殻類や二枚貝などの海底にいる無脊椎動物を捕食します。
この2種類が共存できているのは、単純に生息地が被らないからです。
ヒラタウミガメはソフトコーラルやナマコなどの柔らかい無脊椎動物を捕食します。
ここまではまだまだ可愛い偏食です。ここからはかなり癖が強くなっていきます。
まずはウミガメ公園にもいるタイマイ。
タイマイは海綿動物という岩やサンゴにくっついているスポンジ状の生物を捕食します。
その中でも種類を選んで食べているようで、野生個体は痩せているものも多いとか、、、
ママウミガメに好き嫌いしないよ!って怒られなかったんでしょうか。
次はケンプヒメウミガメ。
ケンプヒメウミガメはカニを専門に捕食します。
エビなども多少は食べるそうですが、ほとんどがカニ。
私もエビとカニならカニ派なので気が合いそうです。
最後はオサガメ。オサガメはクラゲやサルパといったゼラチン質の生物です。
1匹のクラゲから得られるエネルギーはかなり小さいため、莫大な量のクラゲを捕食していると考えられています。
甲長3m以上にもなる巨体をクラゲの栄養でまかなおうとするなんて、よほどの変わり者ですよね。
このように、ウミガメたちはそれぞれ食べるもの(あるいは場所)を変えることで母なる海で上手く共存して生きています。
ウミガメと一口に言っても、食べているものは大きく異なります。
全てのウミガメたちが安定して個体数を増やしていくためには、海そのものが元気でなければならないということです。
皆様は何かひとつしか食べれないと言われたら何がいいですか?ちなみに私は白米です。
今日の写真はアカウミガメの子どもです。
可愛い顔して甲殻類をばりばり噛み砕くイカつい顎を持っています。
人間の指なんて簡単に食べられてしまうと思うと、私も彼らとの関わり方を考えなきゃいけないですね。
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