
ビジュアル系バンドである麗麗-reirei-が、なぜ救命分野の取組みを続けてきたか。
麗麗-reirei-のことを最近知ってくださった方や、このクラウドファンディング企画のページで初めて私たちに触れた方からすれば、きっと「???」でしょう。
ここからは数回に分けて、私たちが救命分野に携わってきたきっかけや、世にも珍しい(?)取組み、そしてその成果を振り返っていきます。
名古屋で1番名古屋を推すV系バンドとして何ができるか…
このコンセプトを掲げ、ご当地ビジュアル系バンドとして活動してきた数年。
名古屋をモチーフにした楽曲制作や地域イベントへの出演、地元テレビ番組への出演などを重ねてきたものの、もっと何かできることがあるのでは…と模索していた2022年。そこでたどり着いたのが「防災」や「救命」といった、人の命に関わる分野でした。
私たちはバンドマンですし、もともと医療分野を目指していたというわけでもありません。
しかし、防災・救命分野に携わる方々と縁を頂き、話を伺う中で、麗麗-reirei-がこれまで積み重ねてきたスキルを活かして名古屋のために何かできるのでは!…と強く感じました。
愛知県は日本の救命分野に大きな影響を与えた街だった!!
名古屋のみならず、社会全体が抱える課題のひとつが「心臓突然死」です。
日本国内では年間7万人以上が心臓突然死で亡くなっており、その救命のために大きな効果を発揮するAEDはいまや子どもでも知っている医療機器ですが、AEDが皆に知れ渡った大きなきっかけは2005年の愛・地球博(愛知万博)ということを、皆さんはご存知でしょうか?
正直、麗麗-reirei-メンバーも数年前までまるで知りませんでした。
市民によるAED使用が始まったのが2004年7月。
その翌年開催の愛知万博会場には約100台のAEDが設置され、会期中に心停止となった4名が救われました。
そんな歴史もある名古屋・愛知で、悲しむ人を少しでも減らすお手伝いをしようと、麗麗-reirei-の防災・救命分野への取組みがスタートしました。
まずは正しい知識を身に付けるために…
命を扱う分野だけに、曖昧な知識ではいけない…ということで、講習会に参加しました。
ちょうど良いものがあるよとご紹介いただいた講習会は、とあるコンテンツとのコラボ企画の一環としてのもの。そのコンテンツのファンの皆様が受講者の大多数を占める中で、麗麗-reirei-メンバーが実は参加していました。
この講習の指導者のひとりだった本間洋輔医師とは、その後さまざまな企画でご一緒させていただくことに。今回のクラウドファンディング企画にも応援メッセージを頂戴しました。ありがとうございます。
この講習を受講して「胸骨圧迫の練習用に曲をつくろう!」と思い、制作したのがこの『しんぱいそせいのうた』。ビジュアル系バンドっぽさはない、教育番組的な曲になりました(笑)
ちなみにこの曲、ボーカルの紅愛(くれあ)ではなく、作曲担当でギターの夢呂(めろ)が歌っているものがそのまま公開されている珍しいパターン。後述のイベントでの心肺蘇生練習もこのバージョンを使っています。
2025年にはこの『しんぱいそせいのうた』が、千葉県公式PRチャンネルの動画『チーバくんと覚えよう!救命処置』内で採用されることに。女性声優さんが歌ってくださっています。
名古屋ではなく千葉県で歌が採用される。何とも面白いご縁です。
防災イベントにビジュアル系バンドが出演?!
2022年11月には、金山総合駅南口広場で開催の『ナゴヤ防災サミット2022リアルイベント』への出演が決定。防災イベントにビジュアル系バンドが出演する。おそらく日本初(世界初?)ではないでしょうか。
名古屋市長や愛知県知事もいらっしゃる公共性が高い防災イベントのステージでビジュアル系バンドが演奏し、曲によってはファンがヘドバンする。一見「え?」「なぜ?」と思うようなコラボだからこそ、新たな成果や価値が生まれる。そのきっかけとなったイベントでした。
防災や救命というジャンルも、ビジュアル系というジャンルも、触れたことがない人からしてみたら、ちょっと携わってみようかな…という意思がなかなか起きづらいジャンル。遠い関係性と思っていた二者ですが、課題感は似ている部分もあると感じました。
このステージをきっかけに、後の防災・救命関連ステージの定番となったのが、メンバーが演奏中に突然心停止(演技)となり、観客参加型の心肺蘇生練習が始まるスタイル。
だいたいはギターの近藤りょーじが倒れるのですが、回を重ねるごとに演技が上手くなってます…。
倒れたメンバーを救う決意…のはず(ちょうど巨人を駆逐するアニメ作品の最終章が放送されていた頃でした)
この成果が翌年の飛躍に…
多方面からご好評と驚きをいただいた2022年。
この成果が翌年の飛躍に繋がるとは、この時まだ思ってもみませんでした。
2023年の活動は次回お話ししていきます。



