
いつも温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。
今回のプロジェクトを通じて、「丹後ちりめん」という言葉を初めて知ってくださった方も多いのではないでしょうか。
丹後半島では、1300年以上にわたり、絹織物の文化が大切に受け継がれてきました。
その中でも「丹後ちりめん」は、日本の着物文化を支えてきた、代表的な絹織物のひとつです。
しかし、着物を着る機会が減る中で、この伝統ある織物もまた、大きな変化の時代の中にあります。
「この大切な絹を、今の暮らしの中で触れてもらうことはできないだろうか。」
そんな問いから、今回のプロジェクトはスタートしました。
今回の活動報告では、改めて「丹後ちりめんとは何か?」について、
できるだけわかりやすく、そして少しでも身近に感じていただけるように、
図解とともにお伝えしていきたいと思います。
■ What's 丹後ちりめん? Vol.1
① 丹後で織られる絹織物

「丹後ちりめん」は、京都府北部の丹後地方で生まれた織物です。
そのはじまりは、京都・西陣から伝わった織物技術にあります。
西陣で培われた技術が丹後の地に根づき、この土地ならではの工夫とともに発展していきました。
そして300年以上にわたって、着物や高級な生地として使われてきました。
なめらかでやわらかいのに、しっかりとした存在感がある。
そんな不思議な魅力があります。
② ちりめんとは

「ちりめん」という言葉には、実は意味があります。
“縮(ちぢ)む”という意味の「縮」と、“絹の織物”を表す「緬(めん)」。
この2つが合わさった言葉です。
糸に強い撚り(ねじり)をかけて織ることで、布が自然に縮んで、
あの独特の“ぽこぽこ”した、シボと呼ばれる凹凸が生まれます。
これが、「丹後ちりめん」の特徴の一つです。
③ 主な特徴

「丹後ちりめん」の魅力は、大きく3つ。
・やわらかくて、しなやか
・色がきれいに出る(発色がいい)
・シワになりにくく、形がきれいに出る
さらに最近では、洋服やインテリアなどにも使われていて、
少しずつ日常にも広がってきています。
④ 丹後ちりめんの生産のいま

現在、着物のもとになる白生地の絹織物は、
その全国シェアの約70%以上が丹後地方で作られています。
それだけ、丹後は日本の着物文化を支えるとても大切な産地です。
もしこの産地がなくなってしまったら、
日本の着物文化そのものにも大きな影響が出てしまう――
そう言われるほど、重要な役割を担っています。


ただ、実は生産量は年々減っていて、
昔と比べるとかなり少なくなっています。
だからこそ、
「この織物文化をどう残していくか」が、
今、大きなテーマになっています。
⑤ できるまで

「丹後ちりめん」は、たくさんの工程を経て完成します。
蚕 → 繭 → 糸 → 織り → 洗い → 仕上げ → 検品
ひとつひとつの工程に、職人さんの技術が詰まっています。
⑥ ジャカード織


模様のある生地には、
「ジャカード織」という技術が使われています。
穴のあいた紙(紋紙)を使って、
糸の動きをコントロールする仕組みです。
これによって、
複雑な柄もきれいに織ることができます。
ちょっと面白いのが、これ、いわば“織物のプログラミング”なんです。
⑦ 丹後ちりめんの歩み
丹後ちりめんは、長い時間をかけて育まれてきた織物です。
その歴史をたどると、
技術の伝来や発展、そして時代ごとの変化が見えてきます。
ここでは、丹後ちりめんの歩みを
年表でご紹介します。


こうして見ると、丹後ちりめんは時代ごとに形を変えながら、
受け継がれてきたことがわかります。
今回のプロジェクトも、この長い歴史の延長線上にある挑戦のひとつです。
これからの丹後ちりめんの未来も、一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
丹後ちりめん図解(インフォグラフィック)提供:
EMBA Business School所属 Mathieu FONSECA(フォンセカ マティウさん)
※今回のレポートで使用している資料は、
関係者の皆さまにご協力いただきながら作成しております。
内容に誤りやお気づきの点などがございましたら、ぜひお知らせいただけると嬉しいです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
少しでも「へぇ〜」と思ってもらえたら嬉しいです。
次回以降は、
丹後ちりめんのこれまでの歴史やゆかりのあるスポット、
そしてこれからの取り組みについても、
少しずつご紹介していけたらと思っています。
今回のプロジェクトを通じて、
ただ「モノを届ける」だけではなく、
その背景にある文化や物語も、
一緒にお届けできたら嬉しいです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
丹後リビングラボ



