
今回は、印刷スタジオBrew Old Blie Studioさんからの活動報告後編です。
自ら何かを創り出すときのエネルギーは、実はポジティブなだけじゃないものだと思っています。
現状に対して何らかのフラストレーションを抱えているときにこそ、その悔しさややり切れなさをバネにして、反発する力が働く時、ある種のネガティブな感情を昇華するのではないかと。
私の話は置いておいて、ぜひご一読ください!
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ネクストゴールの達成おめでとう&
ありがとうございます!
3人のそれぞれの分野でこだわったものをお届けできるのもみなさまのおかげです。
スタジオの知人からもコメントを続々といただいておりうれしいです。
雨さんからバトンタッチを受け継ぎまして、
引き続きスタジオからの報告です。
前回より少し踏み込んだ話を。
Brew Old Blue studioは
自身の本名から名付けたと前回①で書きましたが、
自分がただ依頼を請けて制作をするだけの
制作者の名前が出ない下請けのような印刷スタジオにはなりたくないという思いがあります。
わたし自身たくさんの
下請けの仕事をしてきましたし、
自分のことだけではなく
労働環境や、
企業の間、職人の間、その中間、
クライアントと直請け〜5次請け
など
様々なやり取りの模様などを
肌で感じてきました。
その中ではわたしの発想し、
提案したものをあたかも自分が
考えて作ったかのように
広められたり、
実際に本当に尽力し携わった作り手や作業員が報われないと思う場面ばかりでした。
所謂「やりがい搾取」というような現場もたくさん経験してきました。
ものづくりをして、
人に喜んでもらえるようなものを
お届けするのがわたしのやりがいであり、一番愛と幸せを感じます。
対等に提案でき、
映画のエンドクレジットに
携わった人の名前が載るような
ものづくり、
わたし自身も作り手へ感謝を忘れないという意味を込めて
付けた名前です。
今回のオオトリスピリッツ様のプロジェクトでは
こうして直接発信させていただける場を峰尾さんが
雨さんとわたしにもくださり、
またリターンであるZINEにも特集ページを設けてくれます。
また作り手へ還元されるような仕組みを作ってくださり、
このようにしてくださるのは初めてです。
わたしは箱までできるところまで自分で作ろうとしていました。
瓶と中身含め1キロ程になる発送を北海道からするのに一番課題となったのが、「強度」です。単なる紙での設計は難しいと感じ、
やはり専門の箱屋さんにアドバイスをいただきました。
わたしが打ち合わせ中に
箱屋さんに「ありがたいです」と言った時に、
返ってきた言葉。
「自分たちの箱は【作れ】と言われ、
作って落とされて壊されて
強度を確かめられ、【直せ】と言われるだけ。作るのが当たり前で作れか直せしか言われることがない。ありがとうなんて感謝されることがまずないからうれしい」と。
これこそ、まさに下請けとして作る側の現実でした。
「ものをデザインする」ということは、
ただ表面の見た目だけを作るということではありません。
峰尾さんの作るこだわりと想いのある透明なジンを
どう形として表現するか、
人に欲しいと思ってもらえるかどうか、
届いたとき、開けるときのワクワク感という魅力的なものを作ることはもちろん第一ですが、
こだわりの瓶とコルクを
北海道から輸送するにあたりの
固定度や強度、開け方、
しまいやすさ、耐久性、
蒸留所での生産(組み立て)のしやすさ、
など素材と機能面を
費用と相談しながら
考慮することもデザインの一部です。
今回は
パッケージやラベルも捨てられないものを作る、一体化したものを考えています。
100ml瓶のセットは
峰尾さんが考える
香りや記憶を保存するライブラリーから
発想し形にしました。
500mlボトルは
小樽の市役所などで使用されているようなタイル。並べると石畳のような形に見えるようになっています。
紙の厚さによって
1ミリ単位で調整された箱、
どちらもそれに
スタジオで1枚ずつ手刷りで印刷していきます。
ひとつひとつ昔の浮世絵や版画のように手で印刷された、
手作業ならではゆらぎや個性をそのままにした
ひとつしかないもの。
古き良き製法で大量生産では生まれない価値をこのスタジオは問いかけていきます。
タイパやコスパが求められる時代、
正直わたしの力だけでは
理解されるのが難しいと感じており、
この想いや活動を伝えきれず、
峰尾さんや雨さんが北海道でも広めようとしてくださり、大変感謝しております。
もし、この時代に
このようなものづくりや想いにご興味を持ってくださる方がいましたら、
https://www.instagram.com/brew_old_blue.studio?igsh=ZGFjeG1sZDJvNHRk
ぜひスタジオのフォローをお願いします。
クラウドファンディング終了まであとわずか。
締め切った後でもまた制作風景や制作過程などを楽しんでいただけるように更新できたらと思っております。



