
第二弾!!
ホームレスワールドカップに出場したことで、選手たちの人生はどのように変わっていくのでしょうか。ホームレスワールドカップは、世界一を決めるサッカー大会ではありません。
社会的孤立や貧困、依存症など、さまざまな困難を経験した人たちが、自信や仲間、そして「もう一度前を向いて生きてみよう」と思えるきっかけをつかむための舞台です。
今回は、実際にホームレスワールドカップへ出場したジンバブエ代表選手の一人をご紹介します。彼女が大会を通して何を感じ、どのように人生が変わっていったのか。そのストーリーを、ぜひ知っていただけたら嬉しいです。
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彼女は、経済的に厳しい家庭に生まれました。
病院までの交通費を払うことができず、自宅で出産されましたが、家族は日々の生活を送ることで精一杯で、出生登録を行うことができませんでした。
そのため、16歳になるまで出生登録がされず、公的に自分の存在を証明することができませんでした。学校へ通うことも、行政サービスを利用することもできず、近所の子どもたちが制服を着て学校へ向かう姿を眺めては、「どうして自分だけ…」という劣等感を抱えながら過ごしていたといいます。
学校へ行けない日々の中で、自信を失い、将来に希望を持つこともできませんでした。
そんな彼女の人生の転機となったのが、ホームレスワールドカップでした。
大会への出場にはパスポートの取得が必要だったため、16歳で初めて出生登録を行い、自分の存在を公的に証明できるようになります。
そして、生まれ育った地域を初めて離れ、世界へ。
初めて浴びる温かいシャワー。
初めて見る海外の街並み。
初めて出会う文化や言葉。
世界の広さを知った経験は、彼女の人生を大きく変えました。
それまで「学校にも通えない少女」だった彼女は、ジンバブエ代表として世界の舞台に立つ選手になったのです。
帰国後、出生登録が完了したことで初めて高校へ進学。授業で料理と出会い、自分の得意なこと、そして将来やりたいことを見つけました。
現在、彼女はレストランでコックとして働いています。
ホームレスワールドカップは、彼女にサッカーの経験だけを与えたわけではありません。
「私はここにいていい。」
「私にも未来を選ぶことができる。」
そう信じられるきっかけを与え、自分の人生を自分の力で歩み始める第一歩となったのです。



