「帰る場所、ありますか?」
なくても、生きてはいけます。
でも、帰れる場所があるだけで、人はちょっとだけ、また頑張れる気がします。
ここは、そんな場所になればいいなと思っています。
草を刈って、火をおこして、風呂を沸かして、さばめしを作って。
縁側でぼーっとしてたら、いつの間にか夕方になってる。
そんな感じです。
別に、何かをしに来るわけでもなく、
しゃべらなくてもいいし、昼寝して帰ってもいい。
合う合わないもあると思います。
だから、無理に来てくださいとは思っていません。
でも、しばらく見守ってもらって、
「あ、なんか今なら行ってみようかな」
と思った時に、ふらっと来てもらえたら嬉しいです。

※3月頃、落ち葉の掃除🧹をしました。
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昔、先祖が暮らした土地には家がありました。
実家には近所の人が、新聞紙に包んだ野菜を玄関先に置いて帰る。
名前は書いてない。
でも母は、「あぁ、これは○○さんじゃね」と、すぐ分かっていました。
人が寄り、お茶を飲み、漬物を食べ、しゃべって帰る。
そんな家でした。



※春になると一雨ごとに草が伸びてきます。これからは草や竹、雑木との戦いです。
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◾️古民家再生や古民家宿はやりません。



最初は、実家を直し、「また帰れる家」として整えていこうと考えていました。

でも、何度か掃除をし、雨漏りした天井を見上げ、朽ち始めた軒に触れながら、
この家をそのまま残す事の難しさを知りました。
兄とも何度も話しました。
「残す」だけでは、人は長く集まれない。
帰りたい気持ちがあっても、
暑さや寒さ、水回りの不便さで、
だんだん足が遠のいてしまう。
それが今、多くの地方で起きている事なんだと思いました。
だから私は、
“昔のまま”を無理に残すのではなく、この土地に流れていた空気や、人の時間を、
今の形で、もう一度つくり直したいと思いました。
夏は、草の匂いが濃くなります。雨の音を聞きながら寝ると心地よく眠れます。
裏山の竹が風で揺れ、夕方になると、ひぐらしの声が聞こえる。
縁側でぼーっとしていると、川の音だけが静かに聞こえてきます。
そんな場所で、
お茶を飲み、
火を囲み、
風呂に入り、
昼寝をして帰る。
「何かをする場所」ではなく、
少し、力を抜ける場所を、
ここに作りたいと思っています。
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◾️消費ではなく、充電できる場所
だから私は、先祖が暮らした土地に、小さくてもいいので、人が、安心して帰ってこられる場所を、もう一度つくりたいと思いました。
豪華な建物ではありません。
ふらっと寄って、少し休んで、また帰っていけるような場所です。
夏にはビニールプールで子どもと一緒に思いっきり遊び、スイカを割って食べる。夜には花火をする。
時には、近所の人が野菜を持って来る。
ふらっと人が寄る。
帰り際に、さばめしを握って持たせる。
そんな、昔は当たり前だった暮らしの時間・空間を、もう一度この場所に取り戻したいと思っています。

※神社の神主さんからお裾分けで頂いたわらび。何年も食べてなかったので久しぶりに山の幸をいただきました。
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◾️観光施設ではありません。
疲れた人が、少し呼吸を取り戻せる場所。
月に一度でもいい。
お茶だけ飲みに来てもいい。
何もしなくてもいい。
「また来よう」
そう思える場所を、少しずつ作っていきたいと思っています。
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◾️今回いただいた支援は、
まずは、人がちゃんと過ごせるように、消費ではなく、充電できる場所づくりに使います。
建物を作って風呂やトイレ、炊事場を整えたり、草木を刈ったり、火を囲める場所をつくったり。
大きな施設はできません。むしろ小さいです。
でも、「あぁ、なんか落ち着くな」
と思える場所を、少しずつ整えていきたいです。
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◾️さばめしの日
毎月一回。
集まった人たちで、好きな漬物や食材を持ち寄り、私が、さばめしと味噌汁を作ります。
皆さんで食べて、話して、笑って、昼寝して帰る。それだけの日です。
春は、裏山で採れた筍と生姜を刻んで入れました。
兄の古民家で何度か開いていますが、「さばめしだけで三杯食べられる」と言われました。

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◾️エッグタルトの日
本場ポルトガルのレシピで焼いたエッグタルトを囲み、好きなコーヒーを持ち寄る日。
縁側で風を感じながら、ぼーっとする時間です。

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◾おはぎの日
小豆を炊き、みんなでおはぎを作る。そんな日もあっていいなと思っています。

◾️リターンについて
このプロジェクトのリターンは、「モノを買う」というより、この場所と、ゆるやかに関わっていただくためのものです。
遠くから、便りを受け取ってくださる方。
名前を残してくださる方。
実際に来て、さばめしや、エッグタルトを食べる方。
火を囲み、何もしない時間を過ごす方。
火の前でぼーっとしている人。
風呂上がりに縁側で寝ている人。
気づけば夕方になっている日。
それぞれの形で、この場所の「縁側の一員」として関わっていただけたら嬉しいです。
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◾️大きな事はできません。
「正直、全部できるか分かりません。」
「草もすぐ伸びます。」
「草刈りをしようとして、この場所に何度も帰って来ますが、結局なにもせず寝てまた帰る」そんな事もしばしばですが、人の充電は満タンです。
「でも、火だけは消したくないと思っています。」
◾️なにもしない場所
私はそう呼んでいます。
みなさん、気になったら、見守っていただけたら嬉しいです。それで行きたくなった時にふらっと遊びに来てください。
たいしたもてなしはできません。
それぞれが持ち寄り、
料理をして、
ゆっくりして帰る。
そんな場所です。
好きな人は料理を作り、子どもたちは遊び、気づけば夕方になっている。
そんな時間です。
必要な誰かが、「ただいま」と言える場所を、もう一度つくりたいと思っています。
◾️「少し力を抜ける場所」
また帰って来よう。
そう思える場所を、この矢上の地に、少しずつ作っていきたいと思っています。
◾️ 今考えている、小さな還る場所のイメージ
豪華な施設ではありません。
深い軒の下で火を囲み、風や雨の音を感じながら、一人や二人、家族でもゆっくり過ごせる場所を考えています。
まだ構想段階ですが、この土地の空気を残しながら、なるべくお金をかけず、少しずつ形にしていきたいと思っています。




面屋家
プロジェクト責任者
丈右ヱ門
最新の活動報告
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「ここは何をつくる場所なんですか?」
2026/05/23 17:30「ここは何をつくる場所なんですか?」こんにちは。プロジェクト責任者の丈右ヱ門です。このプロジェクトは、古民家再生でもなく、古民家カフェでもなく、古民家宿でもありません。なので、身内や知り合いからよく聞かれる質問に答えてみます。Q:丈右ヱ門って誰?A:うちの初代のじいさんの名前です。せっかくなので、今回のプロジェクト責任者として勝手に借りています。Q:ここは何屋さんなの?A:みんなの実家みたいな場所です。帰ってきて、ぼーっとして、昼寝して、コーヒー飲んで、また帰る。そんな場所があったらいいなと思っています。Q:カフェをしたいの?A:カフェがしたい訳ではありません。ただ、この場所を維持するために、コーヒーやエッグタルトくらいは出したいなと思っています。エッグタルトとコーヒーで400〜500円くらい。そんな感じです。Q:古民家宿なの?A:違います。新しく建てる、「帰れる場所」です。Q:使うのにいくらかかるの?A:まだ決めていません。でも、一人一日いて500円くらいで維持できるなら、そのくらいかなと思っています。実家に帰るのにお金はかからないですからね。でも草むしりをちょっと手伝ってくれたらコーヒー、エッグタルト、さばめしどれかはお礼に食べれます!Q:なんでそんなことしたいの?A:実家でのんびりしている時みたいな時間が好きだからです。草を眺めたり、昼寝したり、コーヒー飲んだり。そんな時間です。Q:こんな田舎、誰も来ないよA:そうなん?私は結構好きだけどなぁ。ここに来ると充電できるし。それで十分かもしれません。Q:人もおらんし、お土産もないA:それは確かに(笑)じゃあ、焼きたてエッグタルトでもどうぞ。Q:こんなん作っても誰も来んA:この人、ほんまにズバズバ言うなぁ(笑)でも、誰も来なかったら、私が週末帰って充電されます。それでも十分です。もし良かったら、誰かも充電しに来てください。Q:若い人は都会に出て帰ってこんよA:若い人だけじゃなくて、40代も、50代も、60代も、たまには何もしない日があっていいと思うんです。頑張らなくていい場所。役割を忘れる場所。ねぐせがつくくらい昼寝して帰る場所。この場所の名前、本当に「ねぐせ」にしようかな(笑)「帰る途中に、焼きたてのエッグタルトでもどうぞ。」 もっと見る




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