消費より、充電。 「ただいま」が言える場所を、もう一度。

消費より、充電。 島根県・邑南町矢上に、人も犬も「ただいま」と帰れる貸切の場所をつくります。大型犬も走り回れる庭、デイキャンプやBBQ、焚き火や縁側の時間。自然の中で、何もしない贅沢を、みなさんと一緒に育てていくプロジェクトです。

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消費より、充電。 島根県・邑南町矢上に、人も犬も「ただいま」と帰れる貸切の場所をつくります。大型犬も走り回れる庭、デイキャンプやBBQ、焚き火や縁側の時間。自然の中で、何もしない贅沢を、みなさんと一緒に育てていくプロジェクトです。

昔、一緒に暮らした3匹に、できなかったことを、今の犬たちにはさせてあげたい。こんにちは♪丈右ヱ門です。ジャーマンシェパードのプラン。大きくて、とても賢い犬でした。コリー犬のリンゴ。ビートルズが好きだった兄が名付けました。茶色と白の、やさしい顔をした犬でした。そして、黒と灰色のまだら模様の雑種。鼻が真っ黒だったから、二番目の兄が拾ってきて、「はなぐろ」と名前をつけました。子どもの頃は、散歩には連れて行っても、自由に走らせてあげることはありませんでした。今みたいに、犬が思い切り走れる場所なんて、近くにはありませんでしたから。でも、社会人になって実家へ帰ったある夜。一度だけ。はなぐろの首輪が外れて自由に走りまわった事がありました。夜中にいなかったので、心配しましたが、朝になると、はなぐろは犬小屋で、ぐっすり眠っていました。たぶん、近所にいた好きだった犬のところへ、一晩中走って会いに行っていたのでしょう。その後、近所の家で、はなぐろの子どもが生まれました。なんだか、あいつらしいなと思いました。だから私は、ドッグランを作りたいわけではありません。カフェを作りたいわけでもありません。昔、プランも、リンゴも、はなぐろも、叶えられなかったことを、今ここへ来てくれる犬たちには、好きなだけ走って、好きなだけ土の匂いを嗅いで、家族と一緒に過ごしてほしい。そんな場所を、少しずつ作っています。丈右ヱ門


ホースの水。
2026/06/07 07:30

ホースの水。こんにちは♪丈右ヱ門です。遊び疲れて家に帰ると、庭の隅にあった植木用のホースで、よく水を飲んでいました。蛇口をひねると、最初は、お湯みたいに温かい水が出ます。だから、しばらく地面に流して、冷たくなるのを待つ。そして、ホースをそのまま口にくわえて、ゴクゴク飲む。今思えば、ペットボトルでもない。冷蔵庫で冷やした麦茶でもない。でも、あれほど美味しい水を、私は知りません。夏の日差し。土の匂い。汗だくになって遊んだ体。遠くで鳴くセミ。全部が混ざって、あの水を特別なものにしていたんだと思います。昭和の子どもたちは、喉が渇いたら、庭のホースで水を飲んでいました。今の子どもたちには、少し不思議な話かもしれません。でも、そんな何でもない思い出が、大人になった今、私の中では宝物になっています。私がつくりたいのも、そんな場所です。特別な体験をする場所ではなく、何気ない時間が、何年か後に思い出になる場所。ふと立ち寄って、風を感じて、少し休んで、また帰っていく。本当に作りたいのは、カフェではありません。子どもの頃の自分に、そっと帰れる、現代人のための縁側です。丈右ヱ門


ミドリ毛虫の大逆襲。。こんにちは♪丈右ヱ門です。ある朝。いつものように庭へ出ると、縁側のすみに、小さなミドリ毛虫が1匹いました。まだ小さくて、ふわふわしていて、ゆっくり歩いています。兄はそれを見つけると、「こんなん、ほれっ。」と言って、ひょいっと庭の向こうへ投げました。子どもの私は、「どこから来たんだろう。」くらいにしか思っていませんでした。そして翌朝...。庭へ出て、私は目を疑いました。そこには、ミドリ毛虫の大群。あっちにも。こっちにも。庭一面、うじゃうじゃ。縁側にも。栗の木の下にも。石の上にも。「昨日のやつじゃ!」「仲間を呼んできたー!」私は本気でそう思いました。兄も、「やばいな…。」と少し困った顔をしていました。今思えば、たまたま卵がかえっただけなのかもしれません。でも、子どもの私には、完全に『ミドリ毛虫の大逆襲。』でした。あの家には、毎日のように小さな事件がありました。軒下にはツバメ。秋にはカマキリ。縁側の下にはアリジゴク。床下には三毛猫。そして、栗の木には、ミドリ毛虫の大逆襲。そんな何でもない毎日が、子どもの私には大冒険でした。私がつくりたいのも、そんな場所なのかもしれません。子どもが夢中になれる出来事があって、大人は笑いながらそれを見守っている。そして何年か経ったあと、「あれは大事件だったな。」と、みんなで笑って話せる場所。本当に作りたいのは、そんな思い出が育つ、現代人のための縁側です。丈右ヱ門


軒下にはカマキリ。父は、「今年は雪が積もるな。」と言っていました。家の軒下には、毎年カマキリの卵がありました。茶色の小さな卵のかたまり。秋になると、父はそれを見上げて、よく言っていました。「今年は雪が積もるな。」卵の位置が高い年は、雪がたくさん降る。低い年は、あまり積もらない。子どもの私は、「そんなことまで分かるんだ。」と、不思議な気持ちで父の話を聞いていました。今なら、天気予報も、スマホを開けばすぐに分かります。でも父は、空を見て、山を見て、虫を見て、季節を感じていました。カマキリは、ただそこにいるだけなのに、父にとっては、冬を知らせてくれる大切な存在だったのかもしれません。そして今思うと、あの家は、人だけではなく、虫たちにとっても、安心して命をつなげる場所だったのでしょう。私がつくりたい場所も、そんな場所です。人が帰ってくる。子どもが遊びに帰ってくる。春にはツバメが帰り、夏には三毛猫がごはんを食べに来て、秋にはカマキリが軒下を選ぶ。そんな、人も、鳥も、虫も、猫も、みんなが安心して帰ってこられる場所を、少しずつ育てていきたいと思っています。本当に作りたいのは、カフェではありません。人も、鳥も、虫も、猫も。みんなが安心して帰ってこられる、現代人のための縁側です。丈右ヱ門


軒下にはツバメ。
2026/06/05 18:00

軒下にはツバメ。こんにちは♪丈右ヱ門です。5月。田植えが始まる頃になると、実家の軒下には、毎年ツバメが帰ってきていました。最初は一羽。気がつくと二羽になり、泥と枯草を何度も運んでは、同じ場所に巣をつくり始めます。子どもの私は、「今年も帰ってきた。」と、なんだか嬉しくなっていました。巣の下を通るたびに、親鳥が飛び立ち、しばらくすると、また餌をくわえて戻ってくる。そのうち、巣の中から小さな鳴き声が聞こえ始めます。田んぼに水が入り、カエルが鳴き、ツバメが帰ってくる。そんな景色を見ながら、「あぁ、今年も夏が来るんだな。」と感じていました。今は便利なものがたくさんあります。でも、季節が来たことを教えてくれるのは、スマホではなく、ツバメだったような気がします。私がつくりたい場所も、そんな場所です。人が帰ってくる。子どもが遊びに帰ってくる。そして、毎年、ツバメが安心して帰ってきて、軒下に巣をつくる。そんな縁側と軒下がある場所を、少しずつ育てていきたいと思っています。本当に作りたいのは、カフェではありません。人も、鳥も、虫も、猫も。みんなが安心して帰ってこられる、現代人のための縁側です。父は、軒下のカマキリの卵を見て、「今年は雪が積もるな。」と、よく言っていました。 えっ?丈右ヱ門


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