
「まちなかスポーツフェスティバル」という名には、はっきりとした理由がある。私は、音楽フェスの“自由さ”に惹かれてきた。人々が自分の足で歩き、興味の向くままにステージを巡り、その日だけの思い出を胸に刻んで帰っていく——あの文化の力を、スポーツにも取り戻したかった。
先週末、毎年ロックフェスが開かれる地を訪れた。駅前にそびえる“ROCK”のモニュメントを前に立ったとき、フェスとは単なる催しではなく、街そのものがアミューズメントパークへと変貌し、訪れた人の心に“忘れられない場所”を刻む仕組みだ ということを改めて感じた。
私がまちスポに込めているのも、まさにそれだ。浜松の玄関口をスポーツのアミューズメントパークに変え、ここで過ごした時間が“たのしい思い出の場所”として人々の心に残るようにしたい。
スポーツは競技場だけのものではない!私はずっと、「スポーツはスポーツ会場でやるものだ」という常識を疑ってきた。競技スポーツは競技場で磨かれるべきだが、スポーツそのものはもっと身近で、柔軟で、街に溶け込むべきだ。買い物の途中でも、通勤の途中でも、ふと身体を動かす“偶然の出会い”こそが、スポーツの本質だと思っている。
2026年のまちスポは、その思想が形になった。遠鉄百貨店とメイワンの回遊、市役所各部署のスポーツ発信。街全体がスポーツの舞台へと変わりつつある。これは単なるイベントではない。浜松の文化を変える挑戦だ。
音楽フェスが文化を変えたように、まちスポは浜松のスポーツ文化を変える。誰もが自分のペースで歩き、自分の興味で体験を選び、街の中でスポーツと出会う——その自由さこそが、真の”スポーツ普及”の核だ。
嵐のあと空が澄み渡るように、浜松のスポーツ文化も必ず晴れ渡る。私はその未来を信じて、腹を据えて走り続ける。
この街に、スポーツの新しい記憶を刻むために。
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