
全国約80店舗の洋菓子店様と、温かいご支援を寄せてくださる皆さまの力によって支えられている「シェアケーキプロジェクト」。
今回は、新潟県のPatisserie RizRiz様にお話を伺いました。
◆ 支えてくれた地域への恩返しをケーキに込めて
ーーまず、このプロジェクトに参加されたきっかけを教えてください。
「私はシングルマザーとして、2人の子どもを育ててきました。上の娘はバスケットボール、下の子は野球をやっていて、洋菓子店を営みながらの育児は本当に目まぐるしく、一時はどうにもならないほど大変な時期もありました。
そんな過酷な状況を乗り切れたのは、家族や周りのお母さんたち、地域の人たちなど、本当にたくさんの人に手を差し伸べてもらい、助けてもらったからという強い思いが今も根底にあります。
『自分がかつて助けてもらったから、今度は自分が今できることで、少しでもお母さんたちや子どもたちの役に立てたらいいな』という、この恩返しの気持ちが私の原動力になっています。」
◆ 物価高騰のなかでも、みんなで子どもたちを思う社会へ
ーー昨今の物価高騰において、店舗の現場ではどのような影響が出ていますでしょうか。
「ここ数年で、小麦粉や卵などの原材料費、さらにはスタッフの人件費も上昇し、お店を取り巻く環境が変わってきたのを肌で感じています。すでに価格の改定はしていますが、それだけでなく、資材関係を少し見直すような細かな工夫も重ねています。例えば、パッケージに使用するビニール袋を少し薄いものに変えてみるなど、日々のやりくりでなんとか持ちこたえているのが現状です。
こうした厳しい状況だからこそ、個々のお店だけでなく、洋菓子業界、そして社会全体で『みんなで子どもたちを支えていこう』という温かい流れを作っていけたら嬉しいですね。」
◆ 思い出に残る一日を届けられる幸せ
ーーお店を取り巻く環境は本当に厳しいかと思いますが、それでもこのプロジェクトを継続してくださっているのは、どのようなお気持ちからなのでしょうか。また、子どもたちやご家庭へのメッセージをお願いします。
「親御さんとお子さんが一緒に受け取りに来てくださる機会がとても多いんです。親子の微笑ましいやり取りを間近で見ていると、こちらのほうまで心が温かくなりますし、『この仕事をしていて本当に良かったな』と思わせてもらえる瞬間です。
お店で『おめでとうございます』と直接言葉を交わし、『応援してくれている人がいるんだ』と感じてもらえることが何より嬉しいですね。
『誰かの大切な思い出の一部として記憶に残る』というのは、とても幸せなことだと思います。私たちが心を込めて作ったケーキや、このシェアケーキという取り組みが、子どもたちの記憶に長く残るものになったら、作る側としてこれ以上嬉しいことはありません。手渡したケーキが、いつか子どもたちが大きくなった時に思い出す、楽しい記憶の一ページになってくれることを願いながら、これからも喜びを届けていきたいですね。」
(※ケーキの写真は一例です。季節によってフルーツの種類等が変わることもあります)
–店舗情報–
店舗名:Patisserie RizRiz
所在地:新潟県上越市富岡3525



