
このところ私は想像するのです。
未来の農業って、どうなっているんだろう?
有機栽培は、農薬や化成肥料に頼らない分、即効性がありません。
葉を見て、土を見て、草を刈って、悪くなった粒を落として。コツコツとした作業が求められます。
要するに、手間がかかる。イコール、人手が要る。
でも、これから人口は減っていく。農業に携わる人も減っていく。
「いやいや、うちは大丈夫!」
とは、間違っても言えません。
では、どうするのか。
そんなことを考えているとき、ふと想像した光景があります。
畑の中を、AIを搭載したロボットが歩き回っている姿です。
私たちが手で行っている作業、歩き回って確認していること。そのすべてを人間がやらなくてもいいのではないか。
葉っぱの異常を見つける。必要な作業を知らせる。誘引をする。枝をカットする。
一定の知識と判断でできる仕事は、いつかロボットに任せられるかもしれません。
実際、この畑ではすでに自動草刈機が活躍しています。これが、とても役に立っています。
ならば、この延長線上に——
ブドウの垣根の間を、ファミレスで見かけるようなロボットがゆっくり行き交い、ブドウを一本一本見ながら働いている。
そんな畑があってもいい。
もちろん、最後は人です。
人にしか気づけないこと。人にしか考えられないこと。人にしかできないこと。
そこに私たちは力を注ぎ、それ以外の仕事をテクノロジーに助けてもらう。
そうすれば、農業の姿は大きく変わるかもしれません。
もしかすると、こんな技術はもうどこかで始まっているのかもしれません。
でも、こんな突拍子もない想像が、10年後、20年後には当たり前の光景になっているかもしれない。
そう考えると、
未来の農業は、ちょっと楽しみになってきます。
今日もブドウの声を聴きながら、そんな未来を想像しています。
▽(写真)現在、畑の中で自動で草刈りをする草刈ロボット




