もう一度、千葉県松戸に“つながる飲食店”を。アドカラー再始動プロジェクト

千葉県松戸市で、食事や会話をきっかけに人がゆるやかにつながる場「アドカラー」を再始動させるプロジェクトです。福祉を特別なものにせず、日常の中で自然に関われる“ぼちぼちなつながり”を生み出すことが目的です。拠点の再開に向け、2026年中の立ち上げを目指しています。

現在の支援総額

1,081,000

36%

目標金額は3,000,000円

支援者数

64

募集終了まで残り

23

もう一度、千葉県松戸に“つながる飲食店”を。アドカラー再始動プロジェクト

現在の支援総額

1,081,000

36%達成

あと 23

目標金額3,000,000

支援者数64

千葉県松戸市で、食事や会話をきっかけに人がゆるやかにつながる場「アドカラー」を再始動させるプロジェクトです。福祉を特別なものにせず、日常の中で自然に関われる“ぼちぼちなつながり”を生み出すことが目的です。拠点の再開に向け、2026年中の立ち上げを目指しています。

アドカラー立ち上げメンバー(2025年3月撮影) 一番右が店長の松村です
自己紹介

はじめまして。松戸市を拠点に活動するアドカラー店長の松村です。

アドカラーは、社会福祉士、看護師、理学療法士などの専門職が集まり、地域の中で「福祉を日常にひらく」ことをテーマに展開してきました。そんな私たちが2025年3月〜8月で駆け抜けた飲食店です。

まずは、その空気を少しだけ感じてもらえたら嬉しいです。


■どんな場所だったのか

アドカラーは、日替わりコンセプトの小さなスタンドでした。

水曜日の夜は、”おふくろの味”を味わう家庭料理「HIRATAYA STAND」


土曜日のお昼は、ルーローハンと不揃いの餃子が推し「俺の魯肉飯」


営業は週に2日、3-4時間と短い時間だったのですが、その限られた時間に、人が少しずつ重なり合うことで、関係が生まれていきました。

お店は、少し入りにくい。でも、ちょっと気になる。そんな佇まいでした。

アドカラー第1章オープン初日(2025年3月撮影)


だけど一歩入ると、笑顔で迎えられて、料理の匂いと、誰かの笑い声がある。

それだけで、少しだけ安心できる。そんな場所でした。


このプロジェクトで実現したいこと
  • ☑︎誰でもふらっと立ち寄れる場所を、もう一度つくる
  • ☑︎食事や会話をきっかけに、人と人がゆるやかにつながる場を再開する
  • ☑︎「いきなり支援」でも「いきなり就労」でもない、ちょうどいい関わり方を生み出す

人が無理なく関われる「余白」を、地域の中にもう一度つくることを目指しています。


プロジェクト立ち上げの背景

今、地域の中で起きていること

今、地域の中で起きているのは、孤立そのものというよりも「関係に入る入口がない」という状態です。

支援が必要なほどではない。でも、少ししんどい。

誰かと関わりたい。でも、きっかけがない。

そうした人たちが、 関係の外側にとどまり続けていて、その結果が「孤立」につながっていると私たちは考えます。


アドカラーが生み出していたもの

アドカラーは、「人とまちの日常に、色を添える」 ことをコンセプトにした場でした。特徴はシンプルで、福祉を特別なものにしなかったことです。



福祉の相談をすると、クラフトビールが割引になる。

「なんで相談したら安くなるんですか?」最初はよく笑われました。

でも、これには理由があります。

福祉の相談には、 実は多くのハードルがあります。

「こんなことを相談していいのかわからない」

「私よりも大変な人はいるはず」

「わざわざ行くほどでもない・・・」

「忙しいし、仕事を休んでまで時間が取れない」

こう考えたことは、誰にでもあるのではないでしょうか?


そうしているうちに、気づかないまま、「まだ大丈夫」と自分の中に抱え込んでしまう。

その結果、必要なときに、必要な場所につながれない。

ときには、福祉の側が、意図せず距離をつくってしまっていることもあります。

期間限定クラフトビール「松戸アドカラーエール」

でも、相談するとビールが安くなったり、福祉専門職がいる飲食店ならどうでしょうか?

「ビールが安くなるなら・・」「せっかくだし・・」というきっかけで始まるコミュニケーションを育むことに、その狙いがありました。


まさに、そんな場面が育まれた方がいました。

オープン当初より、偶然アドカラーを知り来店された30代の方。

ここなら仕事終わり家に帰るまでの1時間でもふらっと立ち寄りたいと、度々飲みにいらしてくださいました。

そんなある日。来店直後より、「今日は相談したいです!」と宣言され、お子さまのことで心のわだかまりを吐露されました。


もしこれが、いわゆる相談窓口だったら。

相談する側と、支援する側。立場がはっきり分かれて、きっとはじめから「相談しよう」と構えて来る場所になります。

でもアドカラーでは、ビールを飲みながら、餃子をつまみながら、会話の延長として話せる。

そしてそこに福祉専門職がいることで、あそこに行けば話ができる・聞いてくれるという安心が、その人の「相談」が後押しされたのではないかと。


さらにアドカラーの特徴は、話を聞いて終わりではありません。

多分野多業種の専門職ネットワークで形成されるスタッフ層だからこそ、必要な支援や制度に繋ぐ選択肢も持ち合わせます。

こういう小さなきっかけがあることで、人は少しずつ、外とつながっていく。

アドカラーは、そんな場でした。


ごはんを食べながら、ついでに少し話す。そこには、ぼちぼちなつながりが生まれていました。

強い関係ではなく「ぼちぼちなつながり」。

深く関わらなくてもいい。ただ同じ空間にいるだけでもいい。少しだけ会話するでもいい。無理をしない関係だからこそ、誰でも入りやすい場になっていました。

常連さんがいつの間にかアドカラーの説明をしてくれたり、偶然隣に座った人同士が思わぬ共通点に盛り上がったり。

そのくらいの距離感だから、人は自然と関われる。

結果として、39日間でのべ759名が来店しました。




■「はたらくチャレンジ」という社会への参加と自己表現


こんな形でアドカラーに関わってくれた人もいます。

Sさん(仮名)は、「はたらくチャレンジ」としてアドカラーに関わってくれた方です。

Sさんは若年性認知症のある方です。

最初に出会ったのは、とある交流会。当初は、ご家族に連れられて参加している印象で、ご本人からの発信は多くありませんでした。

ただ、アドカラーの話を聞いたとき、「やってみたい」と、ご自身の言葉で参加の意思を伝えてくれました。

もともと、惣菜担当として働いていた経験があり、調理の手際はとても丁寧で確かでした。

アドカラーでは、スタッフと共に、前日の仕込みや買い出しを担当。

1週間の予定を忘れてしまうこともありましたが、それでも、ほぼ毎週のように参加。

一緒に買い出しへ行き、食材を選び時間の中で、段差や陳列の見え方に困りごとがあることが見えてきました。

その場で、「じゃあどうすればいいか」を一緒に考える。専門職も、本人も、同じ目線で話す。

それは、支援でも、訓練でもなく、ただ「一緒に場をつくる人」として関わる時間でした。



アドカラーで起きていたことは、 特別な支援ではありません。

でも、確実に言えることがあります。

「関わるきっかけがあるだけで、人は動き出せる」

相談でも、仕事でも、支援でもない。その手前にある、ちょうどいい関わり方。

私たちは、これこそが「ぼちぼちなつながり」だと考えます。

それがあることで、人は少しだけ、自分のことを話せたり、少しだけ、誰かの役に立てたりする。

アドカラーは、そういう場でした。

アドカラー第1章最終営業日、閉店後(2025年8月撮影)


アドカラーを取材していただく機会にも恵まれました。

アドカラーを面白がっていただき、取材いただくこともありました。

生活に福祉を補う存在として。地域でつながる相談の場を/コンセプトスタンド「アドカラー」〈前編〉

生活に福祉を補う存在として。地域でつながる相談の場を/コンセプトスタンド「アドカラー」〈後編〉


アドカラーfm

アドカラーの軌跡や、そこに関わった人の物語を深掘りするPotcastも開始しました!

ぜひご笑聴ください。

アドカラーfm


またあの場所に行きたい、という声に応えたい

2025年8月、現店舗の契約期間が終了し、アドカラーは一度幕を閉じました。

そのあと、何度も言われました。

「またやらないの?」 「もう一回行きたい」 「あの場所、なくなっちゃったんだね」

中には、「会えていた人と会えなくなった」という声もありました。

いただいたそんな声をご紹介します。


「帰り道に寄る場所がなくなって、家と職場の往復になってしまって、夜の楽しみがなくなりました…美味しいご飯とお酒と、ちょっとしたおしゃべりは明日の活力になってました。」

「注射したら、あそこで〇〇さんに会って美味しいご飯食べようね!って話して大嫌いな注射頑張ってきた帰りなんです!」

「報われなさ、不甲斐なさ、そんな気持ちを抱きながら働く日々の中、アイデンティティを感じられる場所がある。頑張らなくてもありのままの自分を受け入れてくれる居場所がある。一緒にいるだけでなぜかポジティブになれる人達がいる。」

「閉店後、アドカラーロスをずっと感じていて、先日のコラボでは楽しみすぎて眠れなかった。再開を心待ちにしてます。」

「今まで何となく打ち明けづらかった悩みを自然と話せる場所。帰る頃にはなんか大丈夫な気がしてくる場所。不完全なじふんをそのまま受け入れてくれる稀有な居場所。」


ストレス発散の場とはちょっと違う、日々のストレスを忘れさせてくれる場所。

私にとって、働き続けるために必要不可欠な居場所でした。

スタッフの間でも、あの日々を「ひと夏の文化祭」と呼んでいました。

でも、思い出すのは、あの場所にいた一人ひとりの顔です。

これは、文化祭で終わらせていいものではない。

そう思いました。


「俺の魯肉飯」営業スタッフ(一部)

第1章営業終了後の記念写真


2026年冬の再会に向けた準備状況

現在、松戸エリアでの物件探しを進めています。並行して、スタッフの体制づくりやオペレーションの整備にも取り組んでいます。

皆さまからのご支援をもとに、今回は期間限定ではなく、持続可能な形で2026年中の再開を目指しています。


■なぜ300万円なのか

今回のプロジェクトでは、目標金額を300万円に設定しています。

本来、飲食店として新たに場を立ち上げるためには、物件取得費・内装・設備・運転資金を含め、400万〜600万円程度の初期費用が必要になるのが一般的ですし、昨今の物価高で予算を上回ることも想定されます。

しかし今回のアドカラーでは、すべてを一度に整えるのではなく、

「まずはもう一度、場を立ち上げること」にフォーカスし、営業を開始できる最低限のラインとして300万円を設定しています。


■資金の使い道

・家賃・敷金礼金:約120万円 → 物件取得に必要な初期費用

・厨房設備・ガス工事:約80万円 → 飲食営業許可を取得するための最低限の設備

・内装(客席まわり):約50万円 → お客さんが過ごせる空間づくり(可能な限りDIYで実施)

・初期人件費:約50万円 → 立ち上げ初期の運営を安定させるための費用

合計:300万円(+CAMPFIRE手数料)


■今回の資金調達の位置づけ

この300万円は、「完成された店舗をつくるための資金」ではなく、「もう一度、場を立ち上げるためのスタートライン」です。

不足する部分については、今後の売上、追加の取り組みなどを通じて段階的に整えていくことを想定しています。

アドカラーは、設備や内装が整っていること以上に、「人が関われる場があること」に価値があると考えています。

まずはその“場”をもう一度つくるために、このプロジェクトに挑戦していきます。


リターンについて

この場に「関わる」体験としてリターンをご用意しています。(今後増加予定です!)

※食事チケットは、店舗再開後もしくは再開するまでの不定期企画(イベントやコラボ出店・間借り営業等)を検討しており、そちらでの利用を想定しております。

※1日店長、1日貸切リターンは、店舗再開後にご利用いただけます。


コース金額内容(開始時)今後内容を増やしていく予定です!

🌱 応援コース 1,000円 お礼メッセージ
🍽 ごはんコース 3,000円 食事チケット1回分
🍺 福祉と乾杯コース 10,000円 食事チケット1回分+オリジナルグラス
🧵 スタッフ気分コース 15,000円 食事チケット1回分+オリジナルエプロン
🏪 地域応援コース 30,000円 店内ポップ設置(お名前・宣伝可)
🎪 1日店長コース 50,000円 1日店長権+オリジナルエプロン
💡 大口応援コース 100,000円 1日貸切+店内ポップ設置+SNS掲載1年間掲示
🤝 スポンサーコース 300,000円 1日貸切+店内ポップ設置+SNS掲載2年間掲示+イベント共催1回


第1章でも展開したオリジナルエプロン。数量限定だったため、現在はレア物に。


スケジュール

時期内容

2026年夏〜秋 物件契約・内装工事
2026年中 アドカラー再オープン
再開後 リターンのご利用開始

※状況により前後する場合があります。随時ご報告します。


最後に

ここは、ふらっと立ち寄る人たちの「関係が生まれる場所」です。

強くつながらなくてもいい。ぼちぼちでいい。その余白を、このまちにもう一度。

あの場所を知っている人にも、まだ知らない人にも。一緒につくってもらえたら嬉しいです。

アドカラー 店長  松村大地

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

もっと見る
  • こんにちは!アドカラー店長の松村です。たくさんのご支援や応援、本当にありがとうございます。本日から少しずつ、アドカラーに来てくださっていた方や、関わってくれていたメンバーの声や気持ちも綴っていきたいと思います。本日は、近所に住むある親子のエピソードです。アドカラーが閉店した8月、まさに“アドカラーロス”でした。少し遅くなった夜、そこにアドカラーの灯りがついていたり、閉まっていても黒板に次の開催日が書かれていたり。「あ、また土曜日に行けばいいんだ」「次の水曜日、またあそこに行こう」そう思えるだけで、なんだか安心していました。慌ただしい毎日の中で、ほんの少しだけ、ほっとできる時間。冷凍食品に頼ることなく、安心できるごはんを、いろんな人たちと一緒に食べられる空間。私にとっては、そんな時間が毎週あること自体が、幸せだったんだと思います。娘にとっても、自分の行動範囲の中で、いろんな世代や多様な人たちと自然に関われる場所になっていました。ある日、娘が「私も仲間になりたい」と言い出して。お小遣いを前借りして、アドカラーのエプロンとキャップを買いました。営業日の仕込み時間と下校時間が重なると、その格好をして、「手伝う!」なんてこともよくありました。今は、もぬけの殻になったあの空間を見ると、やっぱり少し寂しいです。でも、「また行けば、誰かいる」そんな場所が、もう一度このまちにできたらいいなと思っています。“また行けば、誰かいる”そんな安心感を、もう一度このまちの日常に戻していけるよう、引き続き挑戦していきます。*そして、ただいま挑戦中のクラウドファンディングも、おかげさまで35%を達成しました。アドカラーを待ち望んでいる方、必要としてくれている方の声がたくさん届いています。そういった声に応えるためにも、引き続き力を尽くしていきます。「この活動を広めたい」「応援したい」と感じていただけましたら、ぜひページをご覧いただき、支援やシェアでお力添えいただけると嬉しいです。次回も、ぜひお楽しみにお待ちください! もっと見る
  • クラウドファンディングにご支援・応援の声を寄せてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。開始から10日が経ちました。おかげさまで、目標金額の35%、100万円を達成することができました。それ以上に、ご支援いただいた方も60名を超えたことが何よりも嬉しいです。この取り組みは、アドカラーにとっても、「人と日常に添える」という、飲食店を通じて福祉を添える日常をつくっていくための、大きな一歩です。・支援者自身も一人の人としてアドカラーを通じて地域のつながりを感じられること、・「はたらくチャレンジ」を通じて、”居場所以上就労未満”の機会を創出していくことなど、チャレンジングな取り組みに一緒に歩んでくださる方々がいることに、本当に勇気をもらっています。たくさんの応援メッセージも届いています。「またあの場所ができるのが、本当に待ち遠しいです」「わたしも関わりたいです!」「アドカラーに紹介したい若者がいます」「国が目指す地域共生社会そのものでは」「未来型の就労支援だと思う」可能性を感じてくださり、どの言葉も、本当に私たちの原動力になっています。ただ、まだ道の途中です。目標の300万円まで、残り約200万円。残り26日。これから先が、本当の勝負です。これからもぜひ見守っていただけたら嬉しいです。引き続きの応援、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • 今日も活動報告を読んでくださり、ありがとうございます。クラウドファンディングを始めて、今日でちょうど1週間が経ちました。おかげさまで、支援総額は700,000円を超え、支援者もまもなく50名に達しています!!ご支援いただいた皆様、本当に本当にありがとうございます!ですが、正直に言います。目標の300万円まで、まだ大きな距離があります。でも、ご支援してくださった方々がこの場所に「続いてほしい」と言ってくれた。その一人ひとりの存在が、前に進む力になっています。毎日投稿を読んでくださっている方、シェアしてくださった方、温かいメッセージを送ってくださった方、そして支援してくださったすべての方に、心から感謝します。1週間、アドカラーがどんな場所だったか、どんな人たちが関わっていたか、どんな食事が生まれたかをお伝えしてきました。今日は締めくくりとして、アドカラーが第2章で目指している景色について、正直にお話ししたいと思います。「居場所以上就労未満」という空白地帯「働きたい」という気持ちがあっても、一般的な就労にはまだ難しさがある。でも、ただ居場所にいるだけでは物足りない。誰かの役に立ちたい。少しでいいから、対価をもらいながら関わりたい。そういう人たちのための場所が、制度上ほとんど存在しません。就労継続支援は、一定の継続性が前提です。障害者雇用は、採用される必要があります。ボランティアは、対価がない。「居場所以上就労未満」——その空白地帯にいる人たちを、アドカラーは「はたらくチャレンジ」という形で受け入れてきました。週に数時間、自分のペースで、得意なことを活かして、少額でも対価がある。そういう関わり方です。できないことが出てきたとき、アドカラーではどうしたかある方は、最初は仕込みや洗い物を担当してくれていました。でも途中で、体の都合で続けられなくなりました。普通ならここで「難しくなった人」として関わりが終わる。でもアドカラーでは、「じゃあ、あなたに何ができるか」を一緒に考えました。手先が器用だということがわかって、スタッフのネームプレートを作ってもらいました。来店したお客さんにエコバッグの折り方を教えてもらいました。「誰かに教える」という経験は、その方にとってほとんど初めてに近いものでした。それが自信になりました。一度は諦めていた次のステップに、自分から動き始めるようになりました。「自分に何ができるかわからない」と言っていた彼女のこと「自分に何ができるかわからない」最初にそう言っていたある若者がいました。家庭の事情で、同世代が経験するようなことをあまり経験できていなかった。アルバイトは難しいけど、ボランティアならと来てくれました。最初は、家でもやっていることから始めました。仕込みの手伝い、開店前の掃除。指示を待ちながら、少しずつ動いていました。でも回数を重ねるうちに、指示がなくても動けることが増えていきました。そしてある日、開店前にブレーカーが落ち復旧ができないという事態が起きました。そんなハプニングの中で、気づいたら自分から接客をしていました。「疲れた・・」と賄いを食べた彼女を見えると、どこか達成感のあるような笑顔がありました。「うまくいかないこともありました。でも怒られなかった。」という、ただそれだけの経験が、何かを変えました。のちに、別の場所での販売アルバイトにつながっていました。そして卒業後の進路の話をしたとき、以前とは違う言葉が出てきました。アドカラーは就労支援の場ではありません。でも、ここで過ごした時間が、次の一歩につながっていきました。 支援でも訓練でもなく、「一緒に場をつくる仲間」として以前の投稿でも触れたSさん。若年性認知症のある方で、かつての調理経験を活かして仕込みや買い出しを担ってくれた方です。この方たちに共通しているのは、「支援される側」として関わったのではないということです。一緒に餃子を仕込んで、一緒に開店準備をして、一緒にこの場所をつくってきた仲間として関わってきました。支援を前面に出さないから、その人が「お客さん」でも「支援される人」でもなく、「一緒にいる人」としていられる。その関係性の中でこそ、その人の力が自然に引き出されていきました。第2章で目指している景色この変化は、39日間という期間限定の場で起きました。「また来ますね」と言ってくれた人たちの続きを、今度はちゃんとつくりたい。第2章のアドカラーが目指しているのは、一言で言えばこういう景色です。制度に届かない人が、自分のペースで関われる場所が、地域に当たり前にある。はたらくチャレンジを積み重ねた人が、次のステップへ進んでいく。その様子を見ていた別の誰かが、「自分もやってみようかな」と思う。専門職がその傍らにいて、必要なときにさりげなく支える。そういう循環が、松戸の地域の中で静かに続いていく。ご飯を食べに来た人が、気づいたら誰かとつながっていた。そういう場所が、地域に一つあるだけで変わることがある。残り29日。公開1週間、ここからは停滞期だと言われます。でも、アドカラーにはまだ伝えていないことがたくさんあります。来週からは、関わってくれた人たちの言葉を直接お届けします。松村だけではなく、スタッフも、来店してくれた方も、それぞれの視点でアドカラーを語ってもらいます。あなたの周りにも、「こういう場所が必要だ」と感じる人がいたら、ぜひこのページを届けてくださると嬉しいです。一緒に、続きをつくっていきましょう。 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!