
こんにちは。ぴったセル開発チームです。
クラウドファンディングをご覧いただき、本当にありがとうございます。
今回は、私たちがなぜ「ぴったセル」をつくろうと思ったのか、その原点についてお話ししたいと思います。
私たちは2020年から、軽量な布製のランドセルリュック「RAKUSACK(ラクサック)」を販売してきました。
おかげさまで多くの方にご利用いただき、たくさんの声が届くようになりました。
その中で気になったのが、ほんの一部ではありましたが、障がいのあるお子さんや、その保護者の方から寄せられる声でした。
「軽いのは助かるけれど、ファスナーの開閉が難しい」
「荷物の出し入れに時間がかかる」
「家庭で工夫しながら使っている」
そんなお話です。
当初は、軽いランドセルリュックを求める声に応えることが私たちの役割だと考えていました。
しかし、お話を聞いていくうちに気づいたことがあります。
それは、子どもたちの困りごとは決して一つではないということでした。
ある子は手先の細かな動きが苦手でした。
ある子は荷物の整理整頓が苦手でした。
またある子は、何が入っているか見えないと忘れ物が増えてしまうと話してくれました。
同じランドセルリュックを使っていても、困りごとは本当にさまざまでした。
私たちは考えました。
「もっと多くの子どもたちが、自分で使いやすいランドセルリュックをつくれないだろうか」
その答えを探すため、2023年からインクルーシブデザインの考え方を取り入れた新たな開発をスタートしました。
実際にご家庭へ伺い、子どもたちがどのようにランドセルを使っているのかを見せていただきました。
学校の準備をする様子。
教科書を出し入れする様子。
忘れ物をしないための工夫。
私たちが机の上では気づけなかったことが、そこにはたくさんありました。
そして何より印象的だったのは、子どもたちが「できないこと」を語るのではなく、「こうだったら使いやすい」を教えてくれたことです。
私たちはようやく気づきました。
本当に向き合うべきなのは、子どもたちの困りごとを生んでいる道具の使いにくさなのかもしれない、と。
次回の後編では、子どもたちとの対話から見えてきた「本当の使いやすさ」と、ぴったセル誕生までのお話をお届けします。



