
私たち児童劇団「大きな夢」では、これまで『桃太郎』や『かぐや姫』、『古事記』など、日本の神話や昔話を題材にしたオリジナルミュージカルを数多く創ってきました。
日本の物語には、愛や思いやり、人を大切にする心など、時代や国を超えて共感できる魅力がたくさんあります。
私は、その魅力を、舞台を通して海外の方々にも届けていきたいと思っています。
同時に、日本の子どもたち自身にも、自分たちの文化や物語を身近に感じ、誇りをもつきっかけになってほしいと願っています。
劇団は、歌やダンス、お芝居を学ぶ場所でもありますが、それ以上に「人として成長できる場所」だと思っています。
ミュージカルは一人では完成しません。仲間と支え合い、ときには支えられながら、一つの作品を創り上げていきます。その経験が、思いやりや協調性、責任感、自分で考えて行動する力へとつながっていくのです。
だから私は、技術だけを教えるのではなく、「人の心を動かす舞台」を子どもたちと一緒に創ることを大切にしています。相手を思いやる心や、仲間を信じる気持ちがあってこそ、本当に人の心に届く舞台になると信じています。
児童劇団「大きな夢」という名前には、子どもたちに夢を持って成長してほしいという願いが込められています。
夢は、大きくなくても構いません。思い描くだけで少し心が弾み、明日が楽しみになる。そんな気持ちを、子どもの頃だけでなく、大人になっても持ち続けてほしいと思います。
「大きな夢」には、かつて舞台に立つ先輩たちに憧れていた子どもが、成長し、今度は誰かの憧れとなって舞台に立つ姿があります。憧れが夢を生み、その夢がまた次の世代の憧れになっていく。
私たちは、そんな素敵な循環が生まれる劇団であり続けたいと願っています。
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〈6月30日発行プレスリリース〉・〈『URASHIMA-竜宮の海の底で-』初演記念プログラム コメント〉より一部抜粋
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■ 中沢 千尋
児童劇団「大きな夢」総合プロデューサー・演出・振付
小学5年よりバレエを始める。NYで2年間のダンス留学。バレエだけでなく、モダンダンスをNina Buissonに師事など、幅広く活動。RAD Intermediate取得。帰国後劇団BDPに所属。児童劇団「大きな夢」では演出、振付を数多く担当。
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