
熊に襲われた被害者の写真を見たことがあります。
「命に別条はありませんでした。」
そう報じられていました。しかし、その方の顔には、熊の鋭い爪によって深くえぐられた傷が残っていました。命が助かったことは本当に幸いです。しかし、一生残る傷を負ってしまう現実があります。
もし、その被害者が自分の家族だったら――。
そう考えたことが、この開発の原点です。
山菜採りで山へ入る人、登山やハイキングを楽しむ人、仕事で山間部へ向かわなければならない人、山あいで暮らす人。
そして今、熊は都市にも現れるようになりました。
街には、熊と遭遇することを想像すらしていない人がいます。女性も、子どもも、高齢者もいます。
船には、万一に備えて救命具が積まれています。
同じように、人が暮らす場所にも、熊との遭遇という万一に備え、命だけでなく、深い傷跡も防げる、そして誰でも使える道具があっていいのではないか。
そう考えています。
私の妻は、路線バスの運転士として、今日も山間部を走っています。
この防護具は、妻を守りたいという思いから始まりました。そして、同じような危険と隣り合わせで暮らす多くの人を守ることができる製品にしたいと考えています。
最後までお読みいただき、そしてこのクラウドファンディングをご支援、ご覧いただいている皆さまに心より感謝申し上げます。
残念ながら、現時点では目標金額の1%にも達していません。
それでも、支援の数や金額にかかわらず、この開発は続けます。私が目指しているのは、一人でも多くの人を熊による被害から守ることです。たとえ時間がかかったとしても、この防護具を完成させ、まずは妻へ、そして必要としている誰かのもとへ届けたいと思っています。
引き続き、応援していただければ幸いです。



