遂にフルスペック試作機完成
妻の安全への想いから生まれたプロジェクト
山間部で路線バスの運転士をしている妻の勤務エリアでは、熊出没のニュースが続いています。熊スプレーを備えていても、噴射に失敗すれば十分に対応できない可能性がある——そんな現実を強く意識するようになりました。
「遭遇しないための対策」や、遭遇後に熊を遠ざける手段だけでは限界がある。もし至近距離で遭遇してしまったとき、“人そのものを直接守る手段” が必要なのではないか。
その想いから、この開発を始めました。
熊の爪や牙から身体を守る携帯型防護具
携帯型防護具のイメージ図
熊による被害は、爪や牙によって肉をえぐられるような深刻な外傷になるケースが多くあります。
そこで考えたのが、人間の体と熊の爪牙の間に、防刃機能を持つ高機能布を介在させるという発想です。
装置の中央には、ポリカーボネイト製の透明窓を配置しています。
ポリカーボネイトは、機動隊の防護盾にも使用される高強度素材で、一般的なガラスの約200倍の耐衝撃性を持つとされます。
この中央窓の周囲に、防刃機能を持つ特殊布と、展開用のCO₂ボンベを収納します。
熊との遭遇時には、トリガー操作によってCO₂ガスが放出され、折りたたまれていた特殊布が瞬時に展開。直径約130cmのドーム状防護構造を形成します。
展開時には、チューブ状リブが防刃性外皮を押し広げ、使用者の上半身を包み込みます。
防護外皮には、高い引裂き強度を持つ特殊素材「Ultra 200X」を採用しています。
動画は、帆布11号・デニム・Ultra 200Xに同じ切れ込みを入れ、引裂こうとした比較です。
【防刃素材 Ultra 200X引裂き強度比較】
中央の透明窓部分は盾として機能し、熊の突進や前脚による一撃に備えながら、外部状況の確認ができます。
ドーム型に展開した特殊布は、遠距離では人の姿を熊の視界から隠し、近接時には熊の爪や牙と人体との間に介在することで、被害の軽減を目指します。
現在、こうした「遭遇してしまった瞬間」に人を護る携帯型防護技術は、ほとんど存在していません。だからこそ、実現する価値があると信じています。
携帯用対動物防護具として特許を取得しました。
【携帯用対動物防護具 特許第7862064号】
令和8年3月6日に特許出願、令和8年5月11日に特許を取得しました。異例の早期特許取得です。
現在は実用化に向けた試作開発を進めています。
クラウドファンディングで実現したいこと
このプロジェクトでは、実寸試作機の完成、構造改良、そして安全性検証を進めていきます。山林作業者、登山愛好家、そして妻のようなバス運転士――野生動物との遭遇リスクを日常的に抱える人々を守る製品として、実用化を加速させたいのです。
当初は、来年春頃の製品化を想定し、試作開発や実機試験を独力で進める予定でした。しかし、去年にも増して熊の出没や被害報告が相次いでいます。
だからこそ、1日でも早く試作品の完成と実機検証を進め、今年の秋までに第一次製品を届けることを目標に、このクラウドファンディングを立ち上げました。
皆様のご支援がもたらすもの
皆様からいただくご支援は、単なる製品開発資金ではありません。近年、熊の出没や人的被害のニュースが日常的に報じられるようになりました。山林作業、登山、通勤、地域での生活――「近くにいるかもしれない」「気配を感じる」という不安を抱えながら行動しなければならない場面が増えています。そして実際に、“まさか自分が遭遇するとは思わなかった”という被害も各地で起きています。このプロジェクトは、そうした野生動物との遭遇、そして遭遇の危険を感じる状況の中で、人を護るための新しい選択肢を実用化する挑戦です。本技術はすでに特許を取得しており、現在は実寸試作機の開発と実機検証を進めています。この防護技術を実用化し、山で働く人、山を楽しむ人、そして日常の中で野生動物と隣り合わせに暮らす人々へ、新たな安心を届けたいと考えています。皆様のご支援が、その第一歩になります。
この技術を形にするために
株式会社ACT-Xは、この防護技術を社会に届けるために設立した会社です。
熊などの野生動物との遭遇や、アウトドア環境における緊急時に使用する携帯型防護具の開発を進めています。
本プロジェクトでは、防刃素材と独自の展開構造を組み合わせることで、軽量性・携帯性・展開性・防護性の両立を目指しています。
近年、熊の出没や人的被害は全国で増加しています。
「遭遇しないための対策」だけではなく、“遭遇してしまった瞬間”に人を護る技術が必要だと、私たちは考えています。
本技術はすでに特許を取得しており、現在は動作検証モデルを経て、普通布を用いた実寸試作機による検証と改良を進めています。
ひとを護ることは、熊も護ること。
人と野生動物の双方にとって、不幸な事故を少しでも減らしたい。
それが、ACT-Xの目指す開発です。
実現のためのスケジュール
開発ロードマップ
実寸試作機の完成、構造改良を経て、安全性検証を実施します。2026年中の実用化を目指し、確実なステップを進めていきます。
着想、構想
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[特許出願] 令和8年3月6日携帯用対動物防護具
[特許取得] 令和8年5月11日
携帯用対動物防護具 特許第7862064号
[動作検証モデル] 令和8年3月
展開構造・リブ動作を確認(ビニール試作写真)
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[普通布 実寸試作機]実寸サイズで展開・保持を検証(現在開発中)
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[構造改良]リブ形状・窓構造・保持性を改良 
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[防刃素材 実証試作機]防刃素材を使用した試験機を製作

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[安全性・実地検証]
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[第一次製品化]
最後に
このプロジェクトは、熊被害が身近になっている現状の中で、「遭遇してしまった瞬間に人を守る手段が必要ではないか」という考えから始まりました。
野生動物との遭遇を完全に避けることは難しいからこそ、その瞬間に身体を守るための新しい選択肢を形にしたいと考えています。
現在ほとんど存在していない領域への挑戦ですが、実用化に向けて試作・検証を進めています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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試作2号機完成と製品名称決定のお知らせ
2026/07/02 23:11熊対策用防護具の試作2号機が完成しました。今回の試作では、携帯性の向上を目標に設計を見直し、重量を約2.4kgから約1.5kgへ軽量化しました。現在は展開テストと細部の改良を進めています。また、このたび製品名称を「Bear Barrier(ベアバリア)」に決定しました。さらに、本製品の開発プロジェクト名称を「Project Folzaam(プロジェクト・フォルザーム)」としました。「Bear Barrier」は、人と熊との不幸な遭遇から人命を守ることを目的とした防護具です。そして「Project Folzaam」は、この防護技術をさらに発展させていく開発プロジェクトの名称です。今後は展開動画や使用イメージの公開、実証・改良を進め、実用化を目指してまいります。引き続き応援よろしくお願いいたします。 もっと見る
なぜ、この防護具を作ろうと思ったのか
2026/06/25 14:57熊に襲われた被害者の写真を見たことがあります。「命に別条はありませんでした。」そう報じられていました。しかし、その方の顔には、熊の鋭い爪によって深くえぐられた傷が残っていました。命が助かったことは本当に幸いです。しかし、一生残る傷を負ってしまう現実があります。もし、その被害者が自分の家族だったら――。そう考えたことが、この開発の原点です。山菜採りで山へ入る人、登山やハイキングを楽しむ人、仕事で山間部へ向かわなければならない人、山あいで暮らす人。そして今、熊は都市にも現れるようになりました。街には、熊と遭遇することを想像すらしていない人がいます。女性も、子どもも、高齢者もいます。船には、万一に備えて救命具が積まれています。同じように、人が暮らす場所にも、熊との遭遇という万一に備え、命だけでなく、深い傷跡も防げる、そして誰でも使える道具があっていいのではないか。そう考えています。私の妻は、路線バスの運転士として、今日も山間部を走っています。この防護具は、妻を守りたいという思いから始まりました。そして、同じような危険と隣り合わせで暮らす多くの人を守ることができる製品にしたいと考えています。最後までお読みいただき、そしてこのクラウドファンディングをご支援、ご覧いただいている皆さまに心より感謝申し上げます。残念ながら、現時点では目標金額の1%にも達していません。それでも、支援の数や金額にかかわらず、この開発は続けます。私が目指しているのは、一人でも多くの人を熊による被害から守ることです。たとえ時間がかかったとしても、この防護具を完成させ、まずは妻へ、そして必要としている誰かのもとへ届けたいと思っています。引き続き、応援していただければ幸いです。 もっと見る
試作2号機開発報告② 外皮製作終了
2026/06/24 18:33試作2号機の外皮製作が完了しました。2号機では軽量化のため中央のポリカーボネイト盾を小型化しました。その結果、開口部が小さくなった分、防護外皮の面積が増加し、1号機よりも製作に手間がかかりました。また、実際に裁断を進めると想定以上に生地を使用し、準備していた材料だけでは足りず、予備として用意していた生地も投入して完成させました。これで外皮の製作は完了です。次は膨張リブや中央部品の組み立てを行い、展開試験へ進みます。引き続き応援よろしくお願いいたします。 もっと見る




実用化されたらとても有効ではないかと思う商品に出会いました。 量産機では、展開前のサイズは、どの程度の寸法を予定しているでしょうか? 携帯する時の大きさを想定しておきたいです。