
皆さまからのあたたかいご支援と応援、本当にありがとうございます。
今回は、私たちがなぜ今、早川町に「山の共同よろず小屋」をつくりたいと考えているのか、その背景をお伝えします。
山と人との距離が変わり始めています
早川町で暮らしていると、山と人との境目が大きく変わり始めていることを感じます。山へ入る人が減り、かつて畑だった場所や集落のまわりには草木が広がっています。その一方で、鹿や猪、熊などの野生動物は、人の暮らす場所のすぐ近くまで下りてくるようになりました。
【写真1:自動販売機前まで下りてきた鹿】
以前は、人が山へ通い、草を刈り、水や道の様子を見ながら、山と暮らしの間にある場所を保ってきました。しかし、人の手が入る機会が少なくなり、その境目が少しずつ自然へ戻りつつあります。山を遠ざけるだけではなく、もう一度関心を持ち、実際に関わる人を増やしていくことが必要だと考えています。
一人ではなく、みんなで山に関わるために
集落では今も、地域の人たちが力を合わせ、獣害防止柵の整備などを行っています。
【写真2:道つくりに地域の人たちが集まって作業内容を確認】
こうした作業は、単に柵をつくるだけではありません。人が集まり、山や動物の変化について話し、地域の状況を共有する大切な機会でもあります。
私たちがつくろうとしている「山の共同よろず小屋」も、そのように人が集まり、一緒に考え、手を動かすための拠点です。
山菜採りや保存食づくり、蕎麦打ち、石積みなどを通じて、地域に受け継がれてきた知恵を学ぶ。地域の人と、外から訪れる人が一緒に山へ入り、その恵みを暮らしへ持ち帰る。そんな関わりが生まれる場所を目指しています。
【写真3:山菜を採りに沢沿いを歩く様子】
山に関わる最初の入口をつくりたい
山のことを知りたいと思っても、初めての人が一人で山へ入るのは簡単ではありません。地域の暮らしや知恵に触れる機会も、自然に生まれるものではなくなっています。
だからこそ、詳しい人と初めての人が出会い、一緒に体験できる入口が必要です。「山の共同よろず小屋」を、山を特別な人だけのものにせず、さまざまな人が関心を持ち、関わり始められる場所にしたいと思っています。
この挑戦を見守り、支えてくださっている皆さまに、改めて感謝いたします。この取り組みに共感していただけましたら、山や地域の暮らしに関心のありそうな方へ、この活動報告やプロジェクトページを共有していただけるとうれしいです。
これからも、早川町の山や暮らしの様子、地域に残る知恵、準備の進捗などを活動報告でお伝えしていきます。
プロジェクトページ は こちら から



