私たちが山梨県早川町へ移り住んで、約30年になります。
そのうち約20年は、日本上流文化圏研究所(上流研)で、地域の方々に話を聞き、集落を歩き、一緒に山へ入りながら、早川の暮らしを記録してきました。
仕事の一環で「やまだらけ」という情報紙を、大勢の方のご協力のもと制作してきましたが、その取材はいつも刺激的でした。

また、仕事と同時に、日々の早川での暮らしの中で、山菜やきのこの見分け方、狩猟、山道や水路の手入れなど、山とともに生きるための知恵や技術を、たくさんの方から教わってきました。
それらは、本を読んだだけでは身につかないものです。一緒に山へ入り、同じものを見て、手を動かし、食卓を囲む。そうした時間の中で、少しずつ身体に残ってきたものです。
教えてくださった方の中には、もう会うことのできない方もいます。それでも、山に入り、手を動かすたび、その人から教わったことや、一緒に過ごした時間がよみがえります。
受け継いだものを、自分たちで途切れさせたくない。次へ手渡すために、地域の人と新しく関わる人と私たちが一緒に手を動かし、交流し、学び合う場所をつくりたい。「山の共同よろず小屋」は、早川で重ねてきた30年の暮らしから生まれた挑戦でもあります。
この挑戦を見守り、支えてくださっている皆さまに、改めて感謝いたします。この取り組みに共感していただけましたら、山や地域の暮らしに関心のありそうな方へ、この活動報告やプロジェクトページを共有していただけるとうれしいです。
これからも、早川町の山や暮らしの様子、地域に残る知恵、準備の進捗などを活動報告でお伝えしていきます。
プロジェクトページ は こちら から



