
次回は「ゆうげぇし」について書くと予告しましたが、その前に、9月27日に、月夜見山荘で開催した「満月 Night Live 2026」について記しておきます。
このライブ、最初に開催したのは2019年。その後、コロナを挟み、2025年に2回目を開催し、今回で3回目となりました。
企画してくださっているのは、ここ西之宮集落出身で、現在は南アルプス市にお住まいの望月さん。
私どもが満月や新月の日に合わせて、不定期で小さなイベントを開いていることを耳にして、「自分の故郷、西之宮でライブをやりたい」とお申し出くださったことから始まりました。

回を重ねるごとに出演してくださる方も増え、今回は6組のグループが出演。お客様も合わせると30名を超える規模となり、普段は定員8名で営業している山荘は、さながら鮨詰め状態。
また、出演してくださった方の中には、早川に縁のある方々も多数。聴きに来てくださったお客様も町内、町外さまざま。中には、このライブに合わせて帰省してくださった西之宮集落出身の方もいらっしゃいました。

演奏する人、それを聴きに来る人、久しぶりに顔を合わせる人、新しく出会う人。
早川に住んでいる人、早川を離れて暮らしている人、早川に縁のある人。そして、早川に初めて来た人。
いろいろな人たちが入り混じり、いつもは静かな西之宮に、賑やかな時間が生まれました。
その様子を見ながら、私はふと思いました。
「ああ、こういうことなんだよな」と。
「山の共同よろず小屋」は、いろいろな人が、それぞれの知恵や技術、経験や「やってみたい」という思いを持ち寄り、出会う場所。
ある時は教える人になり、ある時は教わる人になる。町内の人も町外の人も、それぞれが関わりながら、新しい何かが生まれていく。
そんな開かれた場所にしたいと思っています。

狩猟採集に詳しい人がいる。料理が得意な人がいる。石積みができる人がいる。山や森や川に詳しい人がいる。昔の暮らしを知っている人がいる。
そして、音楽のできる人もいる。
それぞれが持っているものは違います。
でも、その違うものが一つの場所に集まったとき、一人ではつくれなかった何かが生まれる。
今回のライブは、そのことを目の前で見せてもらったような時間でした。
もちろん私たちは、自分たちができることとして、山の幸を使った料理をご提供。
それぞれ違うものを持った人たちが集まり、普段の月夜見山荘にはない、一夜限りの時間が生まれました。

まだ、よろず小屋は建っていません。でも、小屋ができたら起きてほしいと思っていることのいくつかは、すでに月夜見山荘やおすくにで芽を出し始めているのかもしれません。
「やってみたい」と「自分はこれができる」が出会う場所。
山のことでも、食のことでも、ものづくりでも、そして音楽でもいい。
よろず小屋は、こうしたものを受け止め、確実に育てるための「器」でもあるのだと思います。
今回のライブを通して、そんな小屋の未来を少しだけ先に見せてもらった気がしました。
というわけで、一回寄り道をしましたが、次回こそ「ゆうげぇし」について書きたいと思います。

ーーーーーー【クラウドファンディングの現在地】
9月29日現在、256人の皆さまから7,997,000円のご支援をいただき、ファーストゴール1,000万円の79%まで来ました。本当にありがとうございます。
募集終了まで、あと16日。ファーストゴールまで、あと2,003,000円です。
このクラウドファンディングはAll-or-Nothing方式のため、目標の1,000万円に届かなければ、支援金を受け取ることができず、よろず小屋の計画はいったん中止となります。
一人でも多くの方に、この取り組みを知っていただけたらうれしいです。引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。



