
本と舍 西田優花です。
クラウドファンディングは今朝の時点で、支援総額2,168,500円。
ネクストゴール222万円も達成率108%と、目標を超えるご支援をいただいています。
支援者は190名になりました。募集終了まで、残り1日です。
ここまで支えてくださった皆さまに、心から御礼申し上げます。
そして——昨日、いよいよ屋根の修繕工事がスタートしました。
足場を組み、周囲の養生をして、まずは今の瓦を下ろすところから。職人さんたちが屋根に上がり、一枚ずつ、丁寧に瓦を外していきます。
土葺きの屋根、ということ
この建物の屋根は、今では珍しい「土葺き(つちぶき)」です。瓦の下に土を敷いて葺く、昔ながらの工法。そのため、瓦を下ろしたあとは、その下の土を下ろす作業へと進んでいきます。
下ろした瓦を間近で見ると、これまでの歳月が刻まれていました。
左のもこもこはウレタン、その右隣は漆喰
瓦と瓦が漆喰で固められ、つなぎ合わされていたり、ウレタンフォームで固着された跡があったり。おそらく、これまでも何度も雨漏りが起きて、そのたびに誰かが手を尽くして直してきたのだと思います。
この屋根は、ずっと守られながら、ここまで来たのですね。
一枚一枚が、個性的です
そして、瓦そのものをじっくり見てみると——少しいびつだったり、歪んでいたり。釉薬の色にもそれぞれ違いがあって、なんとも個性的です。
重ねても完璧に噛み合わないのは手作りだから
かつて温泉津では、瓦をつくる窯業者さんが数多くあり、一大産業だったそうです。石州瓦(せきしゅうがわら)は、三州瓦・淡路瓦と並ぶ日本三大瓦のひとつ。
出雲の来待石(きまちいし)を釉薬にした、赤みを帯びた独特の色は「来待色(きまちいろ)」と呼ばれています。
この地方の家々の多くが、この来待色の屋根をしています。旅先から戻ってくるとき、車窓にこの色の屋根並みが見えてくると、「ああ、島根に帰ってきたんだなぁ」と、毎回しみじみしてしまうほど。私にとっては、帰る場所の色です。
その色の屋根を、いま、直しています。
皆さんのご支援が、かたちになっていきます
8月から約1ヵ月半をかけて、修繕を進めていきます。工事の様子は、これからも折々にご報告させていただきますね。
このプロジェクトを支えてくださった皆さんお一人おひとりのおかげで、今日この日を迎えることができました。改めて、心から御礼申し上げます。
西田優花



