明治の町家の灯りを守りたい——温泉津シェア文庫「本と舍」屋根修繕プロジェクト

島根県温泉津(ゆのつ)のシェア文庫「本と舍」は、令和7年6月の開業から1年が経ちました。無料で誰でも利用できるこの場所を、これからも守り続けるために、今回は屋根の修繕費用のご支援をお願いしたいと思います。本と人がめぐりあう場所を、どうかもう少し、続けさせてください。

現在の支援総額

2,308,500

115%

目標金額は2,000,000円

支援者数

207

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/06/01に募集を開始し、 207人の支援により 2,308,500円の資金を集め、 2026/07/30に募集を終了しました

明治の町家の灯りを守りたい——温泉津シェア文庫「本と舍」屋根修繕プロジェクト

現在の支援総額

2,308,500

115%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数207

このプロジェクトは、2026/06/01に募集を開始し、 207人の支援により 2,308,500円の資金を集め、 2026/07/30に募集を終了しました

島根県温泉津(ゆのつ)のシェア文庫「本と舍」は、令和7年6月の開業から1年が経ちました。無料で誰でも利用できるこの場所を、これからも守り続けるために、今回は屋根の修繕費用のご支援をお願いしたいと思います。本と人がめぐりあう場所を、どうかもう少し、続けさせてください。

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本と舍 西田優花です。2026年7月30日(木)23時59分をもって、「明治の町家の灯りを守りたい――温泉津シェア文庫『本と舍』屋根修繕プロジェクト」の募集を終了いたしました。当初の目標200万円、そしてネクストゴール222万円をどちらも上回るご支援をいただき、無事に走り切ることができました。ご支援くださった皆さま、SNSで広めてくださった皆さま、お気に入り登録で見守ってくださった皆さま、そして応援の言葉を寄せてくださった皆さま。本当に、本当にありがとうございました。この2ヶ月のこと6月1日の朝10時、公開ボタンを押したときは、どれだけの方に届くだろうかと不安でいっぱいでした。その不安は、初日のうちに溶けていきました。台帳をめくるように支援者の欄を眺めながら、知っている名前を見つけて驚いたり、知らない名前の向こうにいる誰かを想像したり。「まだ行ったことがないけれど」と前置きして支援してくださる方がいたこと。「また行きます」と書き添えてくださる方がいたこと。ひとつひとつの言葉を、何度も読み返しました。途中では、雨漏りが9カ所に増えていることをお伝えしたり、屋根を託す中島工務店さんのお話や、いただいたお手紙のこと、皆さまからのコメントのご紹介など、折々に報告を重ねてきました。書きながら、この場所がどれほど多くの人の手と気持ちで成り立っているかを、改めて確かめる時間になりました。いただいたお手紙は自デスク前にいつも貼って時折眺めますそして募集の最終盤には、屋根の工事が始まりました。瓦を下ろし、土を下ろし、新しい木の板が打たれていく。皆さまのご支援が、目に見えるかたちになっていく日々でした。これから屋根の修繕工事は、8月から約1ヵ月半をかけて進めていきます。防水シートを敷き、桟を打ち、瓦を葺き直す工程へと進んでいきます。工事の様子は、引き続き活動報告でお伝えしていきます。リターンについては、準備が整い次第、順次発送の手配を進めてまいります。お手元に届くまで少しお時間をいただくものもございますが、ひとつひとつ丁寧にお届けいたしますので、どうぞお待ちいただけますと幸いです。ネクストゴール分のご支援は、篠原メタル工房さんによるブックスタンド・エンドの追加製作に充てさせていただきます。増えた本たちの居場所を、しっかり整えていきます。篠原メタル工房製のブックスタンドとブックエンドたち最後にこのクラウドファンディングを通して感じたのは、本と舍がもう「私の場所」ではなくなっていた、ということでした。町の方の日常の灯りであり、旅人が腰を下ろす縁側であり、遠くから見守ってくださる方の心の片隅にある場所。たくさんの「と」で結ばれた、皆さんの場所です。私はこの場所を、「文化コモンズ」——文化的な共有地だと考えています。誰かの本が誰かの手に渡っていく、共有された蔵書。その本を収める、明治から受け継がれてきた共有の器としての町家。そしてその建物に染み込んだ、この町で暮らしてきた人たちの記憶。三つの層が重なって、所有ではなく共有として成り立っている場所。だからこそ、無料であることに意味があるのだと思っています。これから先、資本主義的な合理性だけでは立ち行かない世の中が来るのではないか、と私は感じています。ましてやこのような田舎であれば、なおのことです。人口が減り、市場としての規模が小さくなっていく町では、「採算が合うか」という問いだけで測れば、遺せるものはどんどん少なくなっていきます。けれど、そのときにこそ際立つものがあるはずです。効率や採算とは別のところに置かれた「余白に生きる思想」。誰のものでもないから誰でも入れる場所、何かを買わなくても居ていい時間。そういう余白が、人の支えになる日が来るのではないかと思うのです。小さな温泉街に文化コモンズがあることで、生まれるものがあります。町の人が気兼ねなく顔を合わせる機会。旅人が滞在をひと時間伸ばして、地元の人と言葉を交わす偶然。そして何より、「こういう暮らしの選び方もある」と、若い人や次に来る誰かが知る入口になること。数字には表れにくいものばかりです。けれど、この町の輪郭を保つのは、たぶんそういうものたちだと思っています。その屋根を、これから直します。直したあとも、守り続けます。工事が終わったら、どうぞ見に来てください。新しい屋根の下で、また本と人がめぐりあう景色を、皆さまとご一緒できることを楽しみにしています。改めて、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。西田優花


本と舍 西田優花です。熊本県で観測された最大震度7の大きな地震。今も続いています。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。今この瞬間も救助活動が続き、避難生活を余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。強い揺れはしばらく続くおそれがあるとも報じられています。どうかご無事で。一日も早く、安心して眠れる夜が戻りますように。島根の小さな町から、祈っています。古い建物を直すことに向き合ってきたこの2ヶ月だからこそ、住まいを失うことの重さを、人ごととは思えません。こんなときに、と思いながらも正直に申し上げると、このような状況の中でクラウドファンディングの報告を綴ることに、ためらいがあります。それでも、190名を超える皆さまからお預かりしたご支援に対して、きちんと報告をお届けすることもまた、私の果たすべき務めだと考え、筆を執ることにしました。どうかご理解いただけたら幸いです。ネクストゴール、達成しました昨日、ネクストゴールの2,220,000円を達成しました。現在、支援総額は2,234,500円、達成率111%。支援者は199名となりました。最初の目標200万円を超え、さらにその先のゴールまで。正直、ここまで来られるとは思っていませんでした。ご支援くださった方、SNSで広めてくださった方、あたたかい言葉を寄せてくださった方。すべての皆さまのお力です。本当に、本当にありがとうございます。ネクストゴールのご支援は、篠原メタル工房さんによるブックスタンド・エンドの追加製作に充てさせていただきます。屋根が建物を守り、その下で、増えた本たちの居場所が整っていく。皆さまのご支援が、この場所に幾重にも積み重なっていきます。本日23時59分、募集終了です2ヶ月にわたったこの挑戦も、いよいよ今日が最終日。本日23時59分をもって、募集は終了となります。屋根は、土を下ろし終えました工事の進捗もお伝えさせてください。昨日の時点で、土葺きだった土をすべて下ろし終え、新しく木の板が打たれました。外から見ると、赤茶けた瓦屋根の一角に、真新しい白木の面がぱっと現れていて、なんだか不思議な光景です。ここから防水シートを敷き、桟(さん)を打ち、いよいよ瓦が葺かれていきます。突然現れる真新しい木材そして——屋根の上には、それはもう、たくさんの土が載っていたわけです。その土を下ろしていくと、当然ながら室内には土がぽろぽろと落ちてきます。今、建物の中は埃と土まみれ。養生のビニールを何重にもかけた室内に光が差し込んで、埃が舞っているのが見えるほどです。梁などを現しにしているので余計に落ちてくるなかなか普段は見られない光景なので、ぜひ皆さまにも見ていただきたくて、内部の写真も撮らせていただきました。明治の町家が、その身体の内側を見せてくれているような。工務店さんがしてくれださるとはいえ、掃除のことを思うと少し気が遠くなりますが、それも含めて記録に残しておきたい景色です。屋根の修繕工事は、すでに始まっています。瓦を一枚ずつ下ろしながら、この建物が何度も直されながら守られてきたことを、日々実感しています。その営みに、今度は皆さまと一緒に連なれること。それがこのクラウドファンディングの、何よりの成果だと感じています。最後の1日まで、感謝の気持ちとともに走り抜きます。そして改めて——被災地の一日も早い復旧を、心から祈りながら。西田優花


本と舍 西田優花です。クラウドファンディングは今朝の時点で、支援総額2,168,500円。ネクストゴール222万円も達成率108%と、目標を超えるご支援をいただいています。支援者は190名になりました。募集終了まで、残り1日です。ここまで支えてくださった皆さまに、心から御礼申し上げます。そして——昨日、いよいよ屋根の修繕工事がスタートしました。足場を組み、周囲の養生をして、まずは今の瓦を下ろすところから。職人さんたちが屋根に上がり、一枚ずつ、丁寧に瓦を外していきます。土葺きの屋根、ということこの建物の屋根は、今では珍しい「土葺き(つちぶき)」です。瓦の下に土を敷いて葺く、昔ながらの工法。そのため、瓦を下ろしたあとは、その下の土を下ろす作業へと進んでいきます。下ろした瓦を間近で見ると、これまでの歳月が刻まれていました。左のもこもこはウレタン、その右隣は漆喰瓦と瓦が漆喰で固められ、つなぎ合わされていたり、ウレタンフォームで固着された跡があったり。おそらく、これまでも何度も雨漏りが起きて、そのたびに誰かが手を尽くして直してきたのだと思います。この屋根は、ずっと守られながら、ここまで来たのですね。一枚一枚が、個性的ですそして、瓦そのものをじっくり見てみると——少しいびつだったり、歪んでいたり。釉薬の色にもそれぞれ違いがあって、なんとも個性的です。重ねても完璧に噛み合わないのは手作りだからかつて温泉津では、瓦をつくる窯業者さんが数多くあり、一大産業だったそうです。石州瓦(せきしゅうがわら)は、三州瓦・淡路瓦と並ぶ日本三大瓦のひとつ。出雲の来待石(きまちいし)を釉薬にした、赤みを帯びた独特の色は「来待色(きまちいろ)」と呼ばれています。この地方の家々の多くが、この来待色の屋根をしています。旅先から戻ってくるとき、車窓にこの色の屋根並みが見えてくると、「ああ、島根に帰ってきたんだなぁ」と、毎回しみじみしてしまうほど。私にとっては、帰る場所の色です。その色の屋根を、いま、直しています。皆さんのご支援が、かたちになっていきます8月から約1ヵ月半をかけて、修繕を進めていきます。工事の様子は、これからも折々にご報告させていただきますね。このプロジェクトを支えてくださった皆さんお一人おひとりのおかげで、今日この日を迎えることができました。改めて、心から御礼申し上げます。西田優花


ネクストゴール222万円への挑戦にあたり、その中心となる「ブックスタンド・エンドの追加製作」について、少し長くなりますが、お話しさせてください。一脚のベンチ作品から本と舍にお越しくださった方は、店内に置かれた一脚のベンチをご記憶かもしれません。じつはあのベンチの土台は、大田市の篠原メタル工房さんに製作していただいたものです。人が2名かけても大丈夫な耐久性を実現温泉津に移り住んで比較的すぐの頃に工房を訪ね、それ以来、私が制作する作品の支持体の一部を、たびたびお願いしてきました。あのベンチも、耐久性の仕様をどうするか、篠原メタルさんと相談を重ねながらかたちになったものです。このベンチは、座られたり、触れられたりすることで、少しずつ摩耗し、変化していきます。その積み重ねを含めて、年月をかけて作品が最終的に完成する──そんなインタラクティブアートとして作りました。作品自体を最低限のパーツで支える工夫をしてくださった作品を「動的に鑑賞する」こと。それは私が制作のうえで大切にしている手法のひとつです。考えてみれば、本と舍という場所そのものも、よく似ています。人の手が触れ、本が出入りし、時間とともに姿を変えていく。その変化ごと、この町家に受け止めてもらっているのだと思います。棚が、いっぱいになりました本と舍の蔵書は、開設時には約1,000冊。もともと私自身が蓄えてきた本たちでした。雑多におかれたいくつかの書籍たちそこから今日までのあいだに、新たに200冊以上が加わりました。ご寄贈くださった方、旅の途中で一冊置いていってくださった方。本が増えるということは、この場所に想いを寄せてくださる方が増えたということでもあります。ただ、正直に申し上げると──棚は今、ぎりぎりです。ネクストゴールでお預かりするご支援で、篠原メタル工房さんにブックスタンド・エンドの追加製作をお願いし、増えた本たちの居場所を整えていきたいと考えています。マイスターたちの工房篠原メタル工房さんは、インダストリアルな製品だけでなく、アートピースにもまっすぐに向き合い、検討を重ね、付き合ってくださる方々です。生活の細部の印象を変えてくれるプロダクトたち工房におられる職人の皆さんが、それぞれマイスターとして仕事に臨んでいらっしゃる。その姿勢に、私はいつも励まされてきました。そして篠原メタル工房さんには、温泉津の何を遺し、何を築くかを語り合った「温泉津100年会議」にもご参加いただいています。町の未来を一緒に考えてくださる方々の手で、本の居場所が作られていく。ネクストゴールの使途として、これほどふさわしいことはないように思っています。屋根が建物を守り、その下で、鉄のスタンドが本を支える。皆さまのご支援が、そんなふうにこの場所に積み重なっていきます。終了まで残りわずかとなりました。最後までどうぞよろしくお願いいたします。本と舍 西田 優花


本と舍 西田優花です。支援総額は1,770,500円、目標の88%に到達しました。目標達成まで、残すところ229,500円。募集期間は残り5日となりました。日々届くご支援とシェアに、心から感謝しています。今日は、応援コメントとして寄せていただいた言葉たちを、ご紹介させてください。プロジェクトページのコメント欄には、150を超える応援の声が集まっています。そのひとつひとつを、何度も読み返しています。実際に訪れてくださった方から「浜田市より、先日お邪魔しました。なんて素敵な取り組みなんだ、なんて心落ち着く空間なんだ、と。この建物を続けてほしい、と強く思いました。また遊びに伺います!」「温泉津に行った際は、そちらで過ごしたり、絵本をお借りしたり親子で大変お世話になりました!素敵な空間をありがとうございます◎」「歴史を感じつつ、人と本が巡り合う空間、とても素敵だと思いました。これからも応援しています。」まだ訪れたことのない方からも「まだ一度も伺えていませんが、無事雨漏りが直りますように。」「温泉津、必ずかならず伺いますね!」「次こそはスケジュールを調整して、そちらにいきます!!」まだ見ぬ場所のために力を貸してくださる方がいる。そのことが、どれほど心強いか分かりません。本との思い出を添えて「『たぷの里』という絵本を見た我が子が『これママだ!』といった、あの1冊との出会いは大切な思い出のひとつです。」本と舍での一冊との出会いが、親子の思い出になっている。この言葉には、思わず目頭が熱くなりました。地域の未来を想う言葉も「古き良き明治の町屋が、『本と舍』という豊かな場所として、これからも温泉津の灯りであり続けてくれることを願っています。そして、『本と舍』からたくさんの出会いや知恵、語らいが生まれ、育まれて生きますように。」「温泉津のまちに希望の灯りを灯してください。いつも応援しています。」「温泉津の憩いの場をこれからも守り抜きましょう!」「皆様がホッとできる空間が、さらに安心して利用できる空間になります様に。」遠くからの、思いがけないご縁も経済評論家の上念司さんが支援とともにコメントを寄せてくださり、その紹介を通じて支援してくださった方もいらっしゃいました。「日本の文化伝統をしっかりと後世に伝えていただければと思います。微力ながら支援させていただきます。」農泊セミナーで私たちの話を聞いて支援してくださった方、長田染工場さんの暖簾に魅力を感じて協力してくださった方。それぞれの入り口から、この小さな町の小さな文庫に、心を寄せていただいています。残り5日、あと一歩ですひとつひとつの言葉が、この挑戦を支えてくれています。ここに紹介しきれなかったすべてのコメントにも、心から御礼申し上げます。目標まで、あと229,500円。ゴールは目前です。最後まで、どうかお力を貸してください。西田優花


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