
活動5日目の今日は、子どもたちが元気に学校に通っているため、活動は午後からスタートすることに。
そこで空いた午前中をフルに活用して、“天国に一番近いビーチ”と噂のパンダノン島の北の浜辺へ延ばしてみました。
島のにぎやかな家々を抜けると、そこに広がっていたのは言葉を失うほどの絶景!
島での暮らしの過酷さをまったく感じさせない、息をのむほど神秘的な空間が広がっていました。
しかも世界的な有名スポットなのに人はまばらで、なんとほぼ貸切状態!
贅沢すぎる最高の朝のひとときを堪能できました。

息をのむほどエメラルドグリーンに輝く海は驚異的な透明度で、「ずっとここにいたい…!」と思わず心を持っていかれそうに。
でも、私たちには大切なボランティアという使命があります!名残惜しさを胸に、お昼前には戻ることにしました。
……と、ここでまさかのハプニング発生!
行きは歩いて渡れたパンダノン島本島からビーチまでの道のりが、帰りは満潮で一変。
なんと腹部まで海に浸かりながら戻るという、刺激的な大冒険になってしまいました!

水着だったとはいえ、これは一度シャワーを浴びる必要があるかな。
帰宅後は、いよいよ本日の授業のスタートです!
今回のテーマは「衛生」。
島の住民の方々がこれ以上衛生上の被害に遭わないよう、しっかりと自分たちの手で衛生環境を整える術を身につけてほしい、という思いを込めて企画しました。
今回は、個人でできる対策としての「正しい手洗い」と、島全体の環境を守るための「ゴミに関する知識」という2つのアプローチで挑戦!
まずは「手洗い」のプログラムから始めました。
子どもたち自身に「バイキンがいそうな場所」をペンで手に描いてもらい、そこを意識しながら重点的にゴシゴシと洗ってもらう体験型レッスンです。
手洗いを終えた子どもたちの手元を見てびっくり!
さっきまでペンで汚れていた手が、見違えるほどぴかぴかに輝いているではありませんか…!!

続いては、もう一つの重要なテーマである「ゴミ問題」についての授業です。
実はパンダノン島の海岸は、一部地域を除いて、流れ着いた大量のゴミで溢れかえっています。
他国や島外から海に捨てられたゴミが漂着し、ハエなどの虫が飛び交う、まさに病原菌の格好の発生源となってしまっているのです。
外界の人々がポイ捨てしたゴミの尻拭いを、彼らがする義理なんてどこにもありません。
それでも、自分たちの命や健康を守るために。
そして、これから生まれてくる子どもたちが「ゴミだらけの風景」を当たり前だと思ってしまわないために。
島の未来を変えるには、自分たちの手でこの問題に向き合っていく必要があります。
そんな強い思いを込めて、ポイ捨てがもたらす害や人間が病気にかかるプロセスを、分かりやすい「オリジナル紙芝居」を使って子どもたちに伝えました。

衛生の授業の後は、体を動かしながら楽しめる「国旗カルタ」大会を開催!
ずっと座学が続くと子どもたちの集中力が切れてしまうため、楽しみながら学べるゲーム要素を取り入れました。
ルールはとってもシンプル。
1つの国旗に対してヒントを3つ用意し、難しい順番から出していきます。わかった子から早い者勝ちで札をゲット!
3つのヒントでも正解が出ない場合は、最後のスペシャルヒントとして「国名」を発表して札を取ってもらうスタイルです。
このゲームを選んだ一番の理由は、子どもたちに「世界」の広さを知ってほしかったから。
パンダノン島の子どもたちは日々の暮らしで手いっぱいで、島の外の世界に目を向ける機会がほとんどありません。
だからこそ、国旗を通して「世界にはこんなに広い場所や色々な国があるんだ!」とワクワクしてほしかったのです。
実際に始めてみると、普段からネットを使っているのか国旗に詳しい子もちらほら!
一方で、多くの子供たちは3つ目のヒントや国名を聞くまでポカンと呆然……。
でも、単に国名と形を暗記させるのではなく、「その国がどんな特徴を持っているのか」をストーリーとして伝えることで、より深く、楽しみながら世界を理解してもらえたと感じています。
時間の都合で1回しか実施できず、目に見える大きな効果までは届かなかったかもしれません。
それでも、子どもたちの視野を世界へ広げるアプローチとしては間違いなかったと確信できる、最高に有意義な時間となりました!

唯一の反省は、遅い時間から始めたので終盤は暗く、国旗が見えなかったことですね。
4日目 完




