
撮るだけでは、思い出になりません。
写真に残るのは、見たもの。
そのとき感じていた気持ちは、写りません。
ミミセカは、撮った写真と、すこし話すアプリです。
AIが写真をきっかけに、聞いてきます。
あなたは、答えるだけ。
話しているうちに「そういえば、あの日は」と、自分でも忘れていた言葉がこぼれます。
その言葉が物語になって、声で返ってきます。
AIが勝手に作文するのではありません。
材料は、あなたの言葉です。

その日の気持ちごと、残す。
それが、ミミセカです。

はじめまして。
ミミセカを開発している、テック担当の王子と、ビジネス担当のまゆゆです。
王子は最先端の医療機器からスマートグラスまで30を超える製品開発に携わってきたフルスタックエンジニア、まゆゆはAIにも強いコンサル出身です。
そしてチームにはもう2人、視覚障害のある方々の採用・支援に取り組んできたメンバーと、このプロジェクトのきっかけをくれたロービジョンの当事者がいます。この4人でミミセカを作っています。
渋谷の共創拠点「SHIBUYA QWS」を拠点に、施設のコミュニケーターや他のプロジェクトメンバーなど、いろんな人たちを巻き込みながら進めています。
そして白状すると、撮ったきり埋もれていく写真を何千枚も抱えているのは、私たち自身もです。

写真を撮る。
その写真とすこし話す。
あなたの言葉が物語になり、声で読み上げられる。
写真には写らなかった気持ちが、言葉になって残る。
これは、一枚の写真から実際に生まれた物語です。アプリでは、この文章がそのまま声になって流れます。

夕陽の逆光の中、二人のシルエットが芝生の広場をゆっくりと横切っていく。並んで歩く二人の輪郭は、黒く、くっきりと空に溶けかけている。
その背後に、格子状の細い骨組みを持つ塔のような構造物がそびえていた。塔と二人のシルエットは、オレンジと黄色に燃える空を背景に、同じ黒で重なり合っていた。太陽は右上のあたりで雲に半ば隠れながら、それでも強く輝いて、二人の足元の芝生に細い光の筋を走らせていた。
二人の輪郭は歩くたびにわずかにゆれ、けれど消えることなく、あの黒いままそこにいた。
あの黒い輪郭が、胸の奥でじわりと熱くなった。二人がこのままずっとゆれながら歩いていけるのか、それとも今この静けさが、もうとっくに取り返しのつかないほど美しいのか。
ーー
写真を「見る」のではなく「聴く」と、ただの記録だった一枚が、不思議と心に残ります。撮った自分でも気に留めていなかったものが、言葉になって返ってくることもあります。
この物語は、写真だけから生まれたものです。
ここに、あなたの言葉が加わったら。同じ写真でも、あなたの思いが詰まった、あなただけの物語に変わります。
あなたのカメラロールにある一枚は、どんな物語になるでしょうか。

写真と話して、物語をつくる
撮った写真について、AIが聞いてきます。
どこで撮ったのか。誰といたのか。そのとき、どうだったのか。
AIは語りません。ひたすら、聞き役です。
答えているうちに、忘れていたことがぽろっと出てくる。自分の思い出なのに、話してみるまで知らなかったことがある。
話した言葉を材料に、物語や日記が生まれます。
その日の気分に合わせて、短い説明から文学的な物語まで、文体を選べます。もちろん、話さずに撮るだけでも、写真の正確な説明と朗読が生まれます。

思い出が、溜まっていく
物語になった写真は「章」として残り、カード・カレンダー・地図から振り返れます。

アプリを開くと最初に出てくるのは、"今日"という日から選ばれた思い出。同じ季節が巡ってきた一枚。複数の章を綴じれば、目次とはしがきのついた一冊の本になります。
そしてカメラを構えると、画面に小さく言葉が出ます。
「この場所で3枚目」
「4年前の今日」
何気なく撮ろうとした瞬間に、過去が顔を出す。撮るときからもう、振り返りは始まっています。
大切な人へ、LINEで送る
離れて暮らすお母さんに送った、孫の写真。
「かわいいね」と返ってきたけれど——
本当は、もう、はっきりとは見えていなかったのかもしれません。

物語になった写真は、LINEで送れます。
届くのは、リンク1本。開くと写真と物語が表示され、再生ボタンを押せば朗読が流れます。
受け取る方に、アプリのインストールは必要ありません。
iPhoneでも、Androidでも、パソコンでも。いつも使っているLINEに届いて、開くだけです。
これまで「いい写真だったよ」としか伝えられなかった景色を、物語と声にのせて手渡せます。そして、これは一方通行ではありません。見えにくい人が撮った一枚も物語になり、見える人へ届く。誰もが「撮る人」であり、「語る人」になれます。

印刷した写真に、QRコードで声を添える
お気に入りの一枚を印刷して、QRコードを貼るだけ。スマホをかざすと、その写真の物語が音声で流れます。壁に飾った写真も、アルバムの一枚も、聴ける思い出に。紙の写真なら、受け取る方の機種を問わず楽しめます。
音声が流れる期間は、最長365日まで、写真ごとに選べます。

消えるのは、ページだけ
共有ページは、30日で自動的に閉じます。URLは第三者が推測できない形式で発行され、検索エンジンには表示されません。思い出が、ネットの上に残り続けることはありません。
でも、消えるのはページだけです。
共有ページから写真を保存すると、説明文が写真データそのものに埋め込まれた状態で手元に残ります。iPhoneの読み上げ機能(VoiceOver)をお使いの方なら、あとからいつでも、その一枚を音声で聴けます。
届けるのは30日。残るのは、ずっと。
SNSの投稿に、説明文を自動で
X(旧Twitter)に投稿するときの代替テキスト(ALT)を、自動で生成して付けられます。
ロービジョンの方にとって、投稿のたびにALTを書き添えるのは小さくない手間です。ミミセカなら、その作業をアプリが引き受けます。そして写真を投稿する人にとっては、自分の一枚が、画面を見ている人にも、耳で聴いている人にも、同じように届くようになります。

ミミセカのAIは、写真に写っていないことを書きません。
「冷たそう」「楽しそう」——
見た目からの推測を事実のように書くのは、AIの得意技です。ミミセカは、書かれた文章が写真から離れていないかを機械が検査し、直してから届ける仕組みを持っています。
ここまで厳密にする理由は、はっきりしています。 このプロジェクトが、視覚障害のある方との出会いから始まったからです。
「見えているものを、言葉で伝えてもらえるだけで、日常はとても楽になる」
ロービジョンの友人がふと口にした、この言葉からすべてが始まりました。写真を確かめられない人に、なかったことを届けるわけにはいきません。
だからミミセカの物語は、目の見える人にとっても信用できます。AIの作り話で、あなたの記憶を上書きしない。それが、このアプリの約束です。
この出会いの物語は、活動報告「すべては、ひとりの友人から始まりました」に詳しく書いています。

ミミセカは、渋谷スクランブルスクエアにある共創拠点「SHIBUYA QWS(シブヤ キューズ)」が主催する「QWSチャレンジ#26」に採択されました。
SHIBUYA QWSは、多彩な “問い” から社会価値を生み出す場です。
その活動の中で、CROSSTAGEでの展示やQWSステージでのピッチ発表を重ねながら、ここまで歩みを進めてきました。
物語をつくる仕組みを特許出願しました
ミミセカの中心にあるのは、「写真を、どう物語に変えるか」という技術です。
見えているものを並べて説明するだけなら、いまのAIでもできます。 でも、それでは「人が写っています」「建物があります」の先へは行けません。 その場の光や気配、撮った人が何を感じていたのかまで届けるには、 写真から読み取った情報を、段階を追って言葉に積み上げていく必要がありました。
私たちはこの仕組みを、「多モーダル情報の段階的物語化方法」として 2026年7月に特許出願しました。(※特許出願中/取得はこれからの審査を経て決まります)
ミミセカが生む物語が、ただのAIの出力ではなく、 一枚一枚の写真に寄り添った「その人の物語」であるために。 この技術を守りながら、誰もが使えるかたちで世に出していきます。
現在は、9月のアプリ公開に向けて、主に3つの機能を準備しています。



クラウドファンディング後には、視覚障害のある方、ご家族、福祉施設、盲学校、
介護施設、イベント関係者の方々と一緒に、実際の利用シーンを検証していきます。

いただいたご支援は、iPhone版「ミミセカ」アプリをリリースするための費用として、大切に使わせていただきます。
■ 特許費 … 45万円
写真から物語を生成する独自技術の特許出願弁理士費用
(※2026年7月に出願を完了:今後の出願審査請求・審査対応の費用にあてます)
■ アプリ開発費 … 20万円
開発用クラウドサービス・AI開発環境のサービス使用料・テスト機材購入
(※開発者自身の人件費を除く、外部への支払い分)
■ サービス運用費 … 23万円
6ヶ月分のクラウドサービス利用料
■ ロゴ・アプリデザイン … 9万円
デザイン制作・App Store提出用アセット制作
■ Webサイト制作費 … 20万円
合計:112万円
※ 目標金額の50万円は、上記のうち特に必要な部分にあてる最低ラインです。不足分は自己資金で補いながら、9月の公開を必ず実現します。
今回のリターンは、単なるお礼ではありません。
「写真を “聴ける思い出” にして、大切な人に届ける」体験に、一緒に参加していただける内容です。
個人向け
気軽に応援できるプランから、リリース後に写真を物語化できるチケットまでご用意しています。


〜〜 特におすすめ 〜〜
写真を物語にして、声で届けられる「物語化チケット」のプランです。
離れて暮らす親御さんや祖父母、目が見えにくくなったご家族、大切な友人へ、一枚の写真を、“聴いて感じられる思い出” として届けられます。
そして、逆も。
見えにくいご本人が、自分の撮った一枚に物語と声を添えて、大切な誰かへ贈ることもできます。
贈る側にも、贈られる側にも、見える/見えにくいの区別はありません。

法人向け
オフィシャルパートナープラン、実証パートナープランをご用意しています。
福祉施設、盲学校、介護施設、自治体、企業のCSR・SDGs活動として、ミミセカの実証や普及に関わっていただけます。

このプロジェクトを通じて、支援者の皆さまと一緒に、
写真を “みんなの思い出” として分かち合える世界を広げていきたいです。
【ご支援前に必ずご確認ください】
ミミセカは iPhone 専用アプリです(iPhone 11 以降/iOS 26.1 以上)。
物語化チケットなど、アプリを使うリターンは、対応する iPhone をお持ちの方のみご利用いただけます。
Android・パソコン・iPad、iPhone X/XS/XR 以前の機種、iOS が 26.1 未満の場合はご利用いただけません。
※ なお、LINEで送られた物語を受け取って聴くだけであれば、端末を問いません。Android・パソコンでも、リンクを開いてご覧いただけます(アプリのインストールも不要です)。
※ 共有ページの公開期間は30日間です。期間中に写真を保存いただくと、説明文が写真ファイル内のキャプション情報として埋め込まれた状態でお手元に残ります。
お礼メッセージ・活動報告など、アプリを使わないリターンは端末を問いません。
端末・OS非対応を理由とした返金・キャンセルは承れませんので、ご了承ください。
【お試しクーポンの受け取り方】
お試しクーポン(物語化チケット)は、ミミセカで写真を説明や物語にできる回数券です。
受け取り・ご利用の流れは次のとおりです。
・お渡し時期:アプリ公開後(2026年10月予定)に、Appleの「オファーコード」としてお送りします。
・引き換え方法:お送りするコードを App Store またはアプリ内で引き換えると、物語化チケットがアプリに付与されます。
・引換期限:コードの有効期限は、発行から6ヶ月間です。お早めの引き換えをお願いします。
・ご利用環境:引き換え・ご利用には、iPhone 11 以降(iOS 26.1 以上)と Apple Account(Apple ID)が必要です。
・利用範囲:お試しクーポンは、「ミミセカ」アプリ内でのみご利用いただけます。
※ 本お試しクーポンは、ご支援への感謝としてお贈りするものです。
※ 操作手順やコードの引き換え方法は、配信時に支援者の皆さまへ改めてご案内します。

写真は、誰かにとっての、かけがえのない記憶です。
家族で出かけた日。
子どもの成長。
旅先で見た景色。
何でもない日常の一枚。

その一枚を撮った日には、声があり、空気があり、言葉にしきれない思いがありました。
写真に写ったのは、そのほんの一部です。
そして写真のほとんどは、撮ったきり、開かれないまま眠っていきます。「見える」「見えにくい」のちがいで、同じ一枚を同じように分かち合えないままでいます。
撮って終わりだった写真が、話しかけると物語になり、溜まり、誰かに届く。
ミミセカは、視覚に障害のある方"のため"の挑戦ではなく、見える人も見えにくい人も、一緒に写真を楽しむための挑戦です。見える/見えにくいは、はっきり分かれるものではなく、誰もが行き来しうる地続きのもの。
だからこれは、あなたと、あなたの大切な人と——そして、これからの自分自身と、みんなで踏み出す一歩です。
あなたが撮った写真を、もう一度、味わい直す。そして、誰かに届ける。
その第一歩を、ここから、皆さまと一緒に踏み出したい。
どうか、ミミセカの挑戦に、力を貸してください。
そして、ご支援とあわせて、このページの「お気に入り登録」とSNSでのシェアが、本当に大きな力になります。ワンタップで構いません。この挑戦を、少しだけ後押ししてください。

最新の活動報告
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七年は、写真に写らない
2026/08/31 20:00こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。今日は理屈の話をやめて、実際に出てきたものをそのままお見せします。開発中のシアで、私が撮った1枚を物語にしてみました。出張の帰り、福岡空港のラウンジで撮ったものです。まず、説明が生まれます。シアはシャッターを押すと、最初に「説明」を作ります。これが写真に埋め込まれるALTになります。ーー空港のエプロン地区を高い位置から見渡した写真です。手前右側には灰色のボーディングブリッジと地上設備が張り出しており、その奥に広大なコンクリートの駐機スペースが広がっています。滑走路の向こう側、中景右寄りにはJALの赤いロゴをまとった旅客機が一機駐機しており、その背後には低層ビルや住宅が連なる市街地と、なだらかな山並みが横一線に続いています。上空の半分以上は鮮やかな青空が広がり、白くふくらんだ積雲が点在する、晴れた朝の明るい光景です。ーー正確です。目が見えなくても、何が写っているかはわかります。でも、これは説明です。ここから先が、シアのやりたいことです。次に、物語にしてみます文体を「情景」に切り替えました。写真の中を、じっと見つめる文体です。ーー夏の朝、エプロンに出た。コンクリートの地面が遠く伸び、その上にタキシーウェイマーキングのような曲線と円形の線が刻まれている。オレンジと緑のアクセントが、淡い灰色の舗装の中でにじむように広がる。そのマーキングのそばに、明るい黄色の服を着た小さな人影が一人、地平線へ向かう視線の手前でひっそりとかたまっている。目を上げると、遠景に白や灰色の建物の帯が連なり、その右端の上空に赤いマークの尾翼が小さく突き出ている。(中略)そして空は、上にいくほど青が深くなり、白い雲が丸みを帯びたまま横切っていく。雲のふちには灰色の影がわずかに滲み、日差しを受けた表面だけが白く光っている。ーーきれいだな、と思いました。雲のふちの影まで見ている。自分では気づいていなかった細部です。……でも、読んでいて少し寂しくなりました。これは、誰の物語だろう?よくできています。写っているものだけを、丁寧に見ている。嘘は一つもありません。でも、私の物語ではないんです。この写真を撮ったとき、私が見ていたのは、雲のふちではありませんでした。だから、話してみましたシアには、写真について話せる機能があります。AI:わあ、この写真、素敵ですね。これは、どんな思い出の写真なんですか?思い出せることから、聞かせてもらえますか?私:久しぶりに福岡に出張でやってきて、ちょうど帰る前に博多空港で撮ったやつAI:へえ、久しぶりの福岡だったんですね。出張で来て、帰る前に空港で撮ったんですか。私:そう!見ていただきたいのは、AIが何も言っていないことです。「素敵な思い出ですね」とも「空港の景色は旅情がありますね」とも言わない。私が話したことを、そのまま返してくるだけ。シアのAIは、語りません。ひたすら聞き役です。でも、これが効きます。相槌を打たれると、こちらが勝手にしゃべりだす。そうやって数往復話したあと、もう一度書いてもらいました。そうしたら、こうなりましたーーラウンジのカウンターに座ると、外がよく見えた。いい天気だった。遠くまで見渡せる窓の向こうに、広いコンクリートのエプロンが広がっている。案内線や誘導路の標示が灰色の地面を区切り、白と灰色の搭乗橋がどっしりと構えている。その基部には機械的な装置がまとまって置かれ、ケーブルが垂れ下がっていた。舗装の端には、オレンジ色の服を着た小さな人影がひとつ。鮮やかな色だけがぱっと浮き上がるように見えた。視線を上げると、低い建物の帯の向こうに山並みが連なり、その上を濃い青の空が覆っている。遠くの山まで見えた。それを見たとき、急に思い出した。七年前、別の会社にいたころ、よく福岡に来ていたことを。久しぶりに戻ってきた朝だった。帰る前にラウンジに入り、カウンターの席についた。窓の外に広がるこの景色が、あのころ何度も見た景色と重なった。気がついたら、シャッターを切っていた。ーー七年前。写真のどこにも、七年は写っていません。それでも、私がシャッターを押した理由は、これでした。日記にもなりました対話からは日記も作れます。こちらはもっと、私の言葉そのままに近いものが出てきました。ーー7年ぶりか。久しぶりに福岡にやって来た。出張でやってきて、ちょうど帰る前に博多空港で撮ったやつだ。7年前、別の会社に居てた時はよく福岡に来てたなぁと思い出してた。前は頻繁に来て1週間滞在とか、しょっちゅうやって来ては、鳥皮大臣で毎日呑んでた頃が懐かしい。ラウンジに入って、外がよく見えるカウンターのテーブルで撮った。いい天気だった。遠くの山まで見えて、この景色を思い出した。よく帰りにラウンジから見てた景色で、静かにビール呑みながらゆっくりするいつもの景色だ。出張中はやっぱり忙しくしてるけど、帰りは何もない。ボーっと、飛行機の発着陸を眺める。そういえば、出張のたびにカメラを持ってきて、空いた時間に写真撮ってたのに、最近はカメラを持ち歩かなくなった。すっかり、趣味のひとつがなくなってしまったけど、考えてみれば、昔と今とで時間の使い方がぜんぜん違って、それで趣味も変わったのかな。自分のことを考える時間が出来たことが、ちょっと新鮮な気がした。ーー鳥皮大臣。カメラを持たなくなったこと。写真には、一切写っていません。正直に言うと、私自身、話してみるまで自分がこんなことを考えていたと気づいていませんでした。空港の写真を撮っただけのつもりだったんです。同じ写真から、四つ説明。情景。対話からの物語。日記。同じ一枚から、これだけ違うものが出てきます。そして違いを生んでいるのは、AIの性能ではありません。私が話したかどうかです。AIまかせにすると、きれいだけれど誰のものでもない物語になる。少し話すと、自分の物語になる。シアが目指しているのは、そこです。気持ちは、写真に写らない。だから、聞き役に徹するAIを置きました。あなたのスマホに眠っている一枚は、どんな物語になるでしょうか。リターンの「物語化チケット」で、実際にご自身の写真で試していただけます。このページの「お気に入り登録」とSNSでのシェアが、本当に力になります。どうぞよろしくお願いします。ミミセカ プロジェクト王子 もっと見る
「いいことだから」では、誰も使ってくれない
2026/08/14 15:59こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。今日は、開発を担当している王子から、少し情けない話をさせてください。写真には「ALT」という説明文を埋め込めます。これがあると、目の見えない方がスマホで開いたとき、読み上げ機能が「何が写っているか」を教えてくれる。でも、そんな写真はほとんど流通していません。いちいち書くのが面倒だからです。私だって書きません。ミミセカ シアは、それを勝手にやります。撮れば説明が生まれ、写真の中に埋め込まれる。我ながら、いい絵を描いたと思っていました。目の見える人が普通に写真を撮って共有するだけで、説明つきの写真が世の中に増えていく。誰も気を遣わなくていいのに、届く人が増えていく——。でも、ある日ふと気づきました。この絵が成り立つには、たくさんの人が毎日このアプリを使っている必要がある。……使いますか?自分に聞いてみました。もし開発者でなかったとして、これを毎日開くだろうか。たぶん、開きません。いい仕組みだとは思う。意義もわかる。でも毎日開くかというと、それは別の話です。そして使う人が少なければ、このサービスは続かない。続かなければ、いちばん届けたかったなおみさんのような人にも届かない。「いいことだから使ってください」で使い続けてもらえるほど、世の中は甘くないですよね。当たり前のことに、ずいぶん経ってから気づきました。必要だったのは、日常で使いたいアプリに昇格させること。順番が、まるごと逆だったんです。じゃあ、何があれば毎日開くのか…たどりついたのは、思い出を溜めて、ふりかえる場所をつくることでした。物語になった写真は「章」として残り、カード・カレンダー・地図から探せます。開くと最初に出てくるのは、”今日” という日から選ばれた思い出。一年前の今日。同じ季節が巡ってきた一枚。探しに行かなくても、向こうから届きます。複数の章を綴じれば、目次とはしがきのついた一冊の本にもなります。さらにいま試しているのが、写真と話せる機能です。AIが写真をきっかけに聞いてくる。答える。AIは語りません、ひたすら聞き役です。話しているうちに「そういえばあの日は」と、自分でも忘れていたことがぽろっと出てくる。その言葉から、また新しい物語が生まれます。自分の思い出なのに、話してみるまで自分でも知らなかったことがある。これは作っていていちばん面白い部分かもしれません。そしてもうひとつ。撮る瞬間から。カメラを構えると、画面の上に小さく言葉が出ます。「この場所で3枚目」「1年ぶりのこの場所」「4年前の今日」これ、自分で試していて思った以上にぐっときました。何気なくカメラを向けただけなのに、「あ、そういえば」と、過去が顔を出す。思い出はあとから振り返るものだと思っていました。でも本当は、撮ろうとしたその瞬間が、すでに振り返りの入口なんですよね。遠回りに見えるかもしれませんが写真アプリを開いても何が並んでいるのか分からない。自分で撮ってきた写真から、自分が締め出されている。それが目の見えにくい方の日常です。思い出を聴いて振り返れる場所は、その方にこそ必要なはずです。そして私のスマホにも、見返さないまま埋もれた写真が何千枚とあります。振り返れないという困りごとは、誰もが持っている。だから遠回りのつもりはありません。みんなが使いたいアプリを作ることが、いちばんの近道だと思っています。……こんなふうに、途中で気づいて作り直してばかりです。かっこ悪いですが、これも道のりということで。このページの「お気に入り登録」とSNSでのシェアが、本当に力になります。どうぞよろしくお願いします。ミミセカ プロジェクト王子 もっと見る
すべては、ひとりの友人から始まりました
2026/08/03 20:33こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。前回は「届け方を変えた」という決断の話をしました。今日は少しさかのぼって、そもそもこのプロジェクトがどこから始まったのかを、開発を担当している「王子」からお話しさせてください。始まりは、渋谷のQWSという場所でした。正直に、告白します。1年前の私は、「インクルーシブ」という言葉に、関心すらありませんでした。障害のある方の暮らしを、想像したこともなかった。それが、ふつうの日常でした。そんな私が、変わりました。前々回のQWSチャレンジで、ロービジョン(弱視)のなおみさんと、はじめて対話したときのことです。制約のある中でも日々を楽しもうとする彼女が、ふと口にした言葉が、今も忘れられません。「見えているものを、言葉で伝えてもらえるだけで、日常はとても楽になる」自分に、何ができるだろう。たったひとりの友人のために。そこから、この挑戦が始まりました。あとから知りました。日本には視覚に困難のある人が約164万人。高齢による見えづらさまで含めると、約1,500万人。世界では4人に1人、22億人もの人にとって、写真を「見る」ことは当たり前ではないのだと。そして、作り始めてから気づいたことがあります。写真を言葉にして読み上げると、目の見える人も「こんなものまで写ってたんだ」と驚くのです。写真を耳で聴くことは、誰かを助けるための機能である前に、誰にとっても新しい体験でした。スマホの中の何千枚もの写真、最後に見返したのはいつですか。私たちは毎日、たくさんの写真を撮っています。けれど、そのほとんどは撮ったまま、見返されることなく埋もれていきます。写真は「記録」としては残っても、「記憶」としては薄れていく。もし、写真が物語になって、声で届いたら。 見える人も、見えない人も、同じ思い出をいっしょに味わえたら。その体験を形にしたのが「ミミセカ シア」であり、いま挑戦しているこのクラウドファンディングです。あの日出会ったなおみさんは、いま、チームの一員として隣で一緒に走ってくれています。次回は、実際の1枚の写真がどんな物語に変わるのか——シアが生んだ物語を、そのままお聴かせする予定です。最後に、お願いがあります。ご支援はもちろんですが、このページの「お気に入り登録」と、SNSでのシェアが、私たちの本当に大きな力になります。ワンタップで構いません。この挑戦を、少しだけ後押ししてください。ミミセカ プロジェクト 王子 もっと見る







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