絶滅危機の岩手県産米『かけはし』を契約栽培で未来へ残し、日本酒の原料に!

岩手県で生まれたオリジナル水稲品種『かけはし』は1994年にデビューしましたが、 2023年に県の奨励品種から外される事が決まり、2025年に作付がゼロとなりました。  その幻となってしまった米を契約栽培で復活させ、日本酒造りに活用します。

現在の支援総額

159,250

3%

目標金額は5,000,000円

支援者数

13

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募集終了まで残り

59

絶滅危機の岩手県産米『かけはし』を契約栽培で未来へ残し、日本酒の原料に!

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支援者数13

岩手県で生まれたオリジナル水稲品種『かけはし』は1994年にデビューしましたが、 2023年に県の奨励品種から外される事が決まり、2025年に作付がゼロとなりました。  その幻となってしまった米を契約栽培で復活させ、日本酒造りに活用します。

蔵元紹介

当プロジェクトをご覧になっていただきありがとうございます。

私ども喜久盛酒造は明治27年に創業し、大正・昭和・平成・令和と132年に渡って
藤村家一族で経営を続けている岩手県北上市唯一の酒蔵です。


我が家は米穀商から酒造業に転じたと伝えられており、何代にも渡って岩手の米で商いをさせていただいた事から現在も岩手県の米にこだわり、他県の米は一切使わず、酒造好適米(酒米)もほぼ使わずに食用米(飯米)を主として純米酒だけを造っております。
ここ近年では亀の尾、陸羽132号、トヨニシキ、ササニシキ、ひとめぼれ、かけはしといった他社があまり使用していない品種を県内各地から調達して酒造りに活用してきました。(酒造好適米として有名な山田錦や雄町、五百万石などは使用しておりません)

また、弊社の創業者が私有地を提供して地元の南部杜氏の皆様と共にお酒の神様である松尾神社を建立した事により、この地域における酒造りの発展と継承に寄与してきたという歴史的背景もございます。

北上市更木地区の松尾神社松尾神社と同じ敷地にある弊社初代杜氏(藤嶋長次郎氏)の石碑


造り酒屋の五代目として生まれた私は家業を継ぐ前に一度外の世界を見ようと思い、二十代の時に東京のゲーム会社に就職して開発の仕事をしておりましたが、先代蔵元(父)の病気を機に地元へ戻り、23年前に鬼籍に入った父の跡を継いで自社の代表を務めております。

蔵元に就任してから現在に至るまでリーマンショック等の経済危機や東日本大震災などの度重なる自然災害、そしてコロナ禍など何度も苦境に立たされてきましたが、他社に先駆けて岩手県産米使用率100%による全量純米化、冷房を完備した酒蔵での四季醸造化などの改革を進め、当蔵をご支持していただいている全国のお客様に向けてお酒を造り続けています。

なお、私が継いでからの取り組みは中田英寿さん主宰のウェブサイト『にほんもの』に掲載されておりますので、ぜひご覧になってください。


そんな弊社の主力商品に『純米原酒 タクシードライバー』という銘柄がございます。
これは映画業界で活躍される高橋ヨシキさんの発案により2005年から発売したもので、
現在は東京や大阪、仙台、横浜、名古屋、広島、福岡など主要都市の酒販店さまにお世話になりつつ、近年では輸出先も増えてイタリアやアメリカ、ニュージーランド等にも出荷をしていますが、2026年7月の時点で昨年度製造分の在庫は完売し、次回の醸造まで長らく欠品する形になっております。

まだまだ増え続ける需要に合わせて原料米を存分に確保しなくてはいけないのですが、
そのタクシードライバーを造る為の米『かけはし』が岩手県の奨励品種から外されて絶滅の危機に陥り、喜久盛酒造の存続も脅かされております…。


このプロジェクトで実現したいこと

弊社の主力原料米であり、岩手県で最初のオリジナル水稲品種『かけはし』を契約栽培によって絶滅の危機から救い、永続的に栽培して未来に残したいと思っております。

『かけはし』は酒造好適米(酒米)ではなく、食用米です。

それを食べるだけで消費するのであれば岩手県内のみ、もしくは国内だけで完結してしまい、普及はそこまでとなりますが、そのお米でお酒を造る事で消費先は全世界に広がりますので、地域の農家さんが昨今の米騒動に巻き込まれる事なく、まとまった数量の米を安定した価格で出荷し続けられる仕組みを構築する事が出来、岩手の農業を守る事にも繋がります。

プロジェクト立ち上げの背景

そもそも『かけはし』とはどういったお米なのかをご説明します。

1993年(平成5年)、日本は「80年に一度」と言われる歴史的な大冷夏に見舞われて
東北地方の稲作は深刻な大凶作になってしまい、翌年の種もみの確保も困難な状況に陥りました。これによりタイ米が食用として輸入されるなどの措置が取られた為、「平成の米騒動」として記憶している方もいらっしゃるかと思われます。

そこで二期作が行われている沖縄県の石垣島で前例の無かった「種もみ緊急増殖事業」が行われる事になり、12月に岩手から運ばれた2トンの種もみは石垣島で栽培されて116トンまで増え岩手に戻されたのです。

その際に種もみとして使われたのが「岩手34号」の仮称で開発されていた岩手県初のオリジナル水稲品種であり、岩手県と沖縄県とを結びつけた意味合いを含めて『かけはし』と名付けられたのでした。

そういったエピソードがあり、岩手県にとっては非常に大切な品種である『かけはし』は食用米ではありますが、弊社では先代の時から酒造りの原料米として使用しておりました。そして自分が蔵を引き継いでからも使用を継続する中、新たに考案したレシピで試験的に醸造したお酒が『タクシードライバー』となったのです。華やかで繊細な風味とは一線を画した太い味わいで熱燗にも向く酒質の当銘柄は、東日本大震災で被災した弊社が県外進出する大きなきっかけとなって屋台骨を支えてくれた為、『かけはし』を喜久盛酒造の酒造りにおける最重要品種として使い続けております。


しかし2024年から始まった令和の米騒動によって岩手県の稲作を取り巻く環境も大きく変わり、酒蔵にとっては「需給バランスが崩れ、欲しい米が食用に回された」「価格が高騰して欲しい量が調達できない」などといった問題が起こりました。
そして弊社にとって決定的だった「主力商品の原料米が作付されない」という事態に直面した為、『かけはし』を存続させる唯一の方法として全量を契約栽培するに至ったのです。


現在の準備状況

2026年より全農岩手県本部(JA全農いわて)と岩手江刺農業協同組合(JA江刺)のご協力を頂き、JA江刺の稲作部会長である佐々木嘉春さまに『かけはし』を栽培していただいております。

2026年7月18日の圃場(写真:AOi)幸い稲の生育には特段の問題が起こりませんでしたので、8月中に稲刈りをして翌年の栽培に使用する種もみ以外は全て弊社が買い取り、酒造りの原料米に致します。

そして2027年以降は可能な限り『かけはし』の生産量を増やしていただく事で更に弊社の出荷先も増やし、農家さんにより一層の還元をしていきたいと思っております。

リターンについて

本来であれば今年の契約栽培米で仕込んだお酒を返礼品としてお届けしたいのですが、今回の作付量では全国の取扱店様へも満足にお酒を供給する事が難しいと予測されますので、酒蔵グッズでのリターンが中心となります。何卒ご容赦下さい。手ぬぐい(デザイン:studio80-80)

酒類販売管理者標識

1.販売場の名称及び所在地    喜久盛酒造株式会社
               岩手県北上市更木3地割54番地
2.酒類販売管理者の氏名     藤村卓也
3.酒類販売管理研修受講年月日  令和7年4月17日
4.次回研修の受講期限      令和10年4月16日
5.研修実施団体名        花巻小売酒販組合


スケジュール

2026年8月    クラウドファンディング開始
2026年8月    稲刈り
2026年10月  クラウドファンディング終了

2026月10月 醸造開始
2026月12月 新酒完成、出荷開始
2027年1月   リターン発送開始


最後に

当プロジェクトはこの単年で終わるものではございません。

今回、農家の皆さんと契約栽培という形で取り組むことで、
失われた米を「一度だけ復活させる」のではなく、毎年作り続けられる環境をつくります。
農家が米を育て、私たち酒蔵がその米を酒にする。
そして、その酒を飲んでくださる皆さんが、この取り組みを支えてくださる。
そうしたつながりが生まれることで、一度途絶えかけた米が、もう一度地域の中で生き続けることができます。
私たちが造りたいのは、ただ珍しい米を使った酒ではありません。
この岩手という地で生まれた米と酒を次の世代へ残し、
一粒の米から、一杯の酒へ。そして、一杯の酒から、地域の未来へ。
蔵元として、農家の皆さんと力を合わせ、この米と、この土地の物語を未来へつないでいきたいと思っております。

ご支援のほど、よろしくお願い致します。

写真:AOi

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • リターン仕入れ費

  • 酒造用の原料米として『かけはし』を調達し、2027年以降も契約栽培を続ける為の資金とします。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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