僕はこのお財布のデザインが、色が、機能性が、唯一無二とは言いません。細かな仕立てにはこだわっておりますが、そんな事は大事じゃない。「あなたが使い始めてから唯一無二の品になる。」使い方、十人十色の手入れ、普段何を入れるか、保管する場所。同じ財布を同じ日に買っても、1年後には全く違う表情になる。ブラックは使い込むほどに茶芯が顔を出す。生成りは飴色へと変わっていく。この財布を持っている人が世界に何人いても、同じ経年変化になる人は一人もいない。本革のそんな特徴に魅了され、唯一無二をあなたに届けます。
あなたは、財布を何年で買い替えていますか?平均的には3〜5年という話をよく聞きます。1年ごとに変えた方がいいなんて話も聞きます。糸がほつれた、型崩れした、飽きた、傷んだ。いろんな理由で役目を終えていくお財布たち。せめて僕が世に送り出したアイテムたちは壊れたり、使えなくなるような事は皆無にしたい。ひとつひとつに思いがこもっています。手縫いにしたのは、ミシンでは出せない強度と、風合いがあるからです。穴を開けて、針を通す、締め上げてを繰り返す。ミシンだったらダダダで終わりです。こんな不合理なクラフトを繰り返すのはやっぱり生き物からいただいた素材への敬意であり、そして何より自分が作ったものが捨てられるのは辛いからです。だからエイジングしてより魅力が増すように、金具もエイジングが楽しめる真鍮にして、少しでもあなたの傍に長くいられるように。ボロボロのジーンズが歴史とともに愛されるように、僕も一つずつ、歴史と共に財布を手作りしています。
今日で1週間が経ちました。早速ご支援、お気に入り登録してくださったあなた!!ありがとうございます!!!活動報告で近況に加えて、このお財布が生まれた背景や、込めた想い等々本文では載せきれていない余談を含めたお話を投稿していきますので、商品到着まで楽しんでいただけたら嬉しいです。!!早速、今日の話題。今回のお財布のベースになっているトラッカーウォレットとは、アメリカの50'sのトラックドライバーが仕事道具として使っていた財布です。フロントのカードポケットにはIDを。あとは伝票やお金を大雑把に入れていた、らしい。細かな仕切りがない。簡素な仕立て。革もゴワゴワで無骨。運転中や仕事中に失くさないように、ウォレットチェーンを繋ぐ金具がついている。仕事中に素早く出し入れするために削ぎ落とされた構造が、70年経った今も変わっていない。どころか愛されている。本当に必要な機能だけ残し、とことん削ぎ落とす。足し算ではなく、引き算。ボタンを消し去ったiPhoneのように。何度も鍛錬し不純物を取り除いた日本刀のように。徹底的に洗練し、削ぎ落としたものはずっと使えて、そして愛される。この財布を作りながら思いました。削ぎ落とすからこそ、その限られた素材や仕立ては上質でなければいけないと思います。とはいえ、量産されたクローンのような品ではなく、一つ一つに個性のある質。それが手縫だったり、植物タンニンで鞣された革だったりします。手に入れる楽しみの先にある変わっていく楽しみ。ルーツにもある堅牢な道具として、現代に復刻するファッションとして。あなただけの唯一無二に仕上げていただけたら本望です。
今、財布の中に何枚カードが入っていますか?昨日使ったものは何枚ですか?今週使ったものは?あれ?ずっと使っていないカード、結構ありませんか??今日は常識に「?」をぶつけるそんな話です。─────────────────僕がどうしても持ち歩く必要があったカードは7枚でした。免許証、マイナンバー、クレカ2枚、キャッシュカード2枚。あとはシャトレーゼのポイントカード。(これはもういらないかも。?)残りは、財布にいる必要があるのか実はよくわかっていませんでした。この財布のカードホルダーは3つです。最低限の3つ。当初は2つでしたが、急遽一つ増やしました。その一つがある事でより便利になりました。無駄を削ぎ落とした上で利便性は常により良いものへ。
横井少年、17〜18歳頃。中学校の卒業アルバムには「BIGになる!!!」と抽象的すぎる夢を抱いていた男子も高校生になっていました。こだわりが強くなったのがちょうどこの頃だったかもしれません。欲しい財布、ビビッとくる財布がどこにも売ってない。当時の同級生たちはほとんどハイブランドの長財布、折財布を使っていました。LV、GUCCI、BVLGARI、D&G、FENDI,,,いかにも名古屋人らしい。みんなと同じの持ってダッセェなぁ。っていう当時の気持ちはただの嫉妬だったと今は断言できます。「オレは周りとは違う個性派だ。構造はギミカル、ちょっと自慢したくなるような仕立てでシンプルで革の落ち着いた雰囲気のものが欲しい。値段も手が届きそうな物で。」何ともワガママで傲慢なティーン男子です。名古屋の大須商店街に行き、パルコに行き、松坂屋に行き、アウトレットモールでも探しました。素材、仕立て、色、サイズ。何かが必ずずれる。結局、どこにも売っていなかった。(まぁ、当然ですよね笑)だったら作ればいい、と思いました。革の買い方も、作り方も知らない。そんな状態から独学を始めて、約20年が経ちました。今、自分が欲しい革製品は全て自分で作り出せるようになりました。今回も、「欲しい財布がどこにもないから作る。」の想いで長財布プロジェクト第2章を公開しました。ご満足いただける品質、価格でお届けさせていただきます。横井マサカズ




