
今回のメイン目的のひとつ、デナリ州立公園のカリーリッジトレイルを歩いて来ました。
2019年にひどかった、トウヒの立ち枯れが、今はどうなったんだろう?と思ったら
なんとたった6年で、標高の高い尾根沿いの木までが枯れていて、唖然…。
デナリ国立公園に近いこの標高の尾根が、こんな状態なら、国立公園のトウヒも相当やられているのではないか。
原因は、ビートル(と現地では呼んでいて)、日本で言う、マツクイムシやカシノナガキクイムシのような、木を立ち枯れさせる種類。
温暖化によって、ビートルが越冬できるようになり、トウヒを食べ荒らしている。
2019年に旅した時は「この現象は数年前から始まり、南から侵攻してきたんだ」と現地の人に聞きました。
6年経った現在、立ち枯れはどんどん進行し、あの美しかった尾根沿いの自然を浸食しつつある。
ウィード(ハンノキ)なんて、ふもとにしか生えてなかったのに、尾根沿いにものすごい範囲で藪を作っていた。
温暖化により「完全に環境が変わったんだ」と分かる。
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人によっては
「温暖化による新しい生態系ができて、それが自然だからそれでいいじゃないか」
と言う。
だけど問題は「温暖化」そのものじゃない。
温暖化に移行する「スピード」が問題なんです。
温暖化だけだったら、過去の地球でも何度も起こっているし、自然の相対的な現象と言える。温暖化が、何百年、何千年かけて進行するなら問題ないんです。
問題は、人の営みの急激な自然破壊により、温暖化が通常ありえない「スピード」で人為的に進行したこと。
たった、6年でこんなに自然が変わるくらい、とんでもないスピードで、自然が変化を強いられた時
そこに住む生き物達が変化に耐えられないんです。
変化が早すぎて、新しい環境に移行する為の準備ができずに、絶滅したり、数を減らしたりする。
いろんな生き物の社会がめちゃくちゃになる。
全ての自然の生き物は、地球を回す為に必要な歯車なので
いなくなったり、生態系が機能不全となる度、地球はどんどん不具合を起こし、その揺り戻しは、未来に積み重なり、全生物でそれを受けることになる。
人間はすごいスピードで自然を変化させ、利を得ようとする。
地球の生き物は今、大混乱に陥っている。
これまでずっと、そんな風に人間はしてきた。
人間だって、急激な自然の変化があれば、簡単に社会は耐えきれなくなる。
たった6年でこの有り様は本当に恐い。
僕たちの生活の何を変えたらいいのか
すぐにできることは何か、発信していきます。
しかし、いったいどんな歌こそ、このことを変えられる歌になるだろうか。
#アラスカ #星野道夫 #気候変動 #地球温暖化 #sdgs




