
【アプリではなく、OSを入れ替える】
いつも応援いただき、ありがとうございます。
髪育JAPAN®︎代表、趣味美容師®︎の宇留間祐介です。
10月9日、クラウドファンディングは14日目、ちょうど2週間がたちました。残り51日、現在45名の方から応援をいただいております。本当にありがとうございます。今日はお昼のインスタライブで、活動のご報告をさせていただきました。
どんなことも、最初は知ることから始まります。知らなければ選べず、選ばなければ次の行動にはつながりません。美容室を始めたときも、まず必要だったのは、ここに店があると知っていただくことでした。だから私たち一人サロン美容師に必要なのは、自分を知っていただくこと。問題は、何で知っていただくかです。
私は、お店のインスタに髪型を載せたことが一度もありません。多くの美容師さんは、髪型を載せ、その髪型に惹かれた方がご予約をくださる。それは当然のことだと思います。ただ、髪型で集めれば、髪型を求める方が集まる。磁石と同じです。私はそうありたくなかった。だから載せてきたのは、どう考えているか、何を目指しているかでした。そこに共感していただくことのほうが、一人サロンには大切だと思ったからです。やり方は世の中に無限にあり、やり方を追いかけるほど迷路に入っていく。私自身がそうでした。だから同じ一人サロンの美容師さんには、「どんな生き方をしたいんですか」というところからお話しするようにしています。もちろん、私の話を鵜呑みにする必要はありません。信じながら疑い、疑いながら信じる。疑うという言葉にプラスの意味を当てて、私はそれを「ポジティブに疑う」と呼んでいます。
インスタライブには、山口県で一人サロンを営む髪育JAPANの仲間から、自分が何をどうしたいのかを決めたから、とても過ごしやすいサロンワークができている、というコメントが届きました。たった3行ですが、ここには本質が詰まっています。先に決めているかどうか。自分軸が先にあるかどうか。決めていなかった頃の私は、流行や周りに振り回され、窮屈で、一人サロンなのにジレンマを抱えていました。ジレンマとは摩擦です。摩擦には労力がかかり、労力の最たるものは時間です。
何を決めるのかといえば、したい生き方です。決めなくてもいい。ただ、決めると見えやすくなります。やることが決まっていないと、あれこれに手をつけ、どのメーターも伸びていかない。だから一点突破してから展開していく。けれど、やることは毎日入ってきます。洗濯、家事、育児、掃除、仕事。「こと」は時間と結びついているので、気づけばやることに時間を持っていかれる。だからこそ、生き方を先に決め、やることはその後なのです。
かつての私は、「何をすればいいですか」とやり方ばかり探していました。そんなとき師匠に「どんな生き方をしたいの」と聞かれ、答えられなかった。美容師の主な商品であるヘアデザインは、流行という流れ物です。流れ物を扱っていたから、軸への意識が薄れていたのだと思います。
残り51日。今日も、決めたことを積み重ねてまいります。あなたの人生に、髪育を。
生き方を決めないまま何かを取り入れると、たとえ髪育でさえ、やり方の一つにしかなりません。スマホにアプリを一つ入れるようなものです。便利にはなっても、人生は変わらない。もっといいアプリが出れば、そちらに移っていく。けれどOSの更新は違います。土台ごと入れ替わり、生まれ変わる感覚があります。一人サロンになることは、美容師としての土台を入れ替えることです。どの薬剤を仕入れるかではなく、どう生きるかを扱い始める。目に見えない土台側を変えたとき、大きな変化が起きていきます。
20代の頃の私は、1日13名を担当していた時期もありました。けれどそれは、100歳まで続けられる働き方ではありませんでした。今やっていることを100歳まで続けられるか。この問いを当てると、見えてくるものがあります。カラーは今塗れば今染まる。けれど、それをこの先50年提案し続けられるのか。頭皮への負担を考えたとき、そもそもなぜ白い髪を染めなければいけないのか、という問いが生まれました。白い髪のほうが貴重ではないか。物事を逆側から見る癖を持つと、考え方の向きが変わります。方法論探しから、生き方探しへ。そう考える一人サロン美容師が増えたとき、美容師の社会的地位は上がっていくと思っています。
一人サロンを選ぶ美容師には、覚悟と自立心があります。けれど一人サロンは弱い。一人サロンが増えるだけでは、美容師の価値は上がりにくいのです。だから、一人サロン美容師同士でつながりませんか。それが、髪育JAPANとしての私の提案です。この本は一般の方へ髪育を届け、その方が通う美容室の美容師さんに、いい意味でプレッシャーがかかっていく。一人サロンだからこそできる、一対一で深めていく働き方。それが髪育専門士です。



