
「何を」より先に、「なぜ」を掘り当てる
こんばんは。髪育JAPAN代表、趣味美容師の宇留間です。いつもご視聴、応援ありがとうございます。
クラウドファンディング23日目、残り42日。現在53名の方に応援をいただいております。本当にありがとうございます。今日は大阪からの活動報告です。明日から3日間、ビューティーワールド大阪に参加するので、今日は会場の下見と準備のお手伝いをしていました。
このクラファンの目的は、9月17日に出した本を一人でも多くの方にお届けすることです。本には僕なりの髪の毛の真実を書きました。それを知っていただくことで、今の髪のお悩みの原因をご自身で見ていけるようになるし、実際に髪育を知ってお悩みから解放される方は増えていきます。ただ、知っていただかない限り、選択肢に並ぶことすらできないんですよね。
これは一人サロンをしながら、ずっと感じてきたことでもあります。どれだけ腕のいい美容師さんでも、誰にも知られていなければ選んでいただけない。逆に、たとえ山奥にあるお店でも、知られていれば来ていただける可能性がある。だから、まず知っていただくことが最初の基準なんです。そして、知っていただこうとしたとき、次に大切になるのが「何を伝えるのか」です。
じゃあ何を伝えるのか。明日のセミナーにもつながる話なんですが、僕がずっと感じてきたのは、「何を使えばいいですか」「何をすればいいですか」という問いに答えはない、ということでした。大切なのは、なぜ使うのか、なぜそれをやるのか。その「なぜ」の裏側にある自分の答えこそが、目的であり、行動の源泉なんです。温泉を掘り当てるように、自分の中から湧き出てくるものを見つけられたら、美容師人生で自分がしたい生き方が見えてくると思っています。
反対に、その源泉が見つからないと、答えを外側に求めてしまいます。みんながやっているから、流行っているから、儲かりそうだから。そうやって何かを仕入れても、なぜそれなのかが自分の中になければ、流行りものを取っ替え引っ替えすることになる。僕自身もそこを通ってきました。
そこを通って気づいたのは、「これを使えばこうなる」「見た目が良くなる」というところに本質はない、ということです。髪の毛は本当はどうなんだろうと追求していくほど、やっぱり製品じゃないと思うようになりました。製品の外付けは、その場を良くするには必要かもしれない。でも、その場を良くすることだけが美容師の仕事ではないはずです。
ところが、美容師はこうでなければならない、という考え方は、教育を通して当たり前のように組み込まれています。僕はずっとそこに違和感がありました。こういうものだと教わればそうなんだと思ってしまう。だからこそ、本当はどうなんだろうと考える。「ポジティブに疑う」は、そこで身につけたものです。
そして、この常識の外側に出ていくことは、一人サロンだとなおさら必要になります。美容師の常識のまま一人サロンをやろうとすると、時間管理も、予約の取り方も、メニュー構成も、単価も、苦しくなることが多かったからです。とはいえ、中身のないものを提供したいわけではありません。お客様の悩みを解決したい。そのためにこそ、視点を広げる必要があるんです。
その視点の中には、自分自身も入っていなければいけません。お客様の悩みさえ解決できれば自分はいい、というのはおかしいと思うんです。自分の欲を抑えて働くのは、30代まではいけるかもしれない。でも体力も時間の使い方も変わっていく中で、長くは続きません。自分自身が理想の美容師人生だと言い切れる状態でなければ、そもそも続かないんです。
自分のこと、お客様のこと、業界のこと、地域のこと、国のこと。そうやって視点を増やしていくと、つま先だけを見て歩くのではなく、遠くまで見渡せるようになります。そうなったとき、今までやってきたことを続けなければいけないわけじゃないと気づける。どう生きたいかがあるなら、それを表現していくしかない。それが一人サロン美容師なんだと思います。
表現していくには、新しいことに挑み続けることが欠かせません。新しいことをしなくなると成長は鈍り、変わりたいと願いながらやることは変わらない、という矛盾が生まれます。僕自身、2026年、特に9月以降に大きな変化を感じていて、今がまさに変えていく時期なんだと思っています。
この本には、そうやって仮説を立て、実践し、確信できたことを書きました。一人サロンには共通の課題があって、独立して半年ほどで、このままでは無理だと気づく方も多い。だからこそ、独立する前から選択肢を増やしておいてほしいんです。
明日からの3日間も、その思いを持って大阪で過ごしてまいります。残り42日、引き続きお伝えしてまいります。



