
【ものから入らず、生き方から入る】
こんばんは。髪育JAPAN代表、趣味美容師の宇留間です。いつもご視聴、応援ありがとうございます。
クラウドファンディング24日目、残り41日。現在55名の方に応援をいただいております。本当にありがとうございます。始めてすでに、クラファンは一生に一度だと実感しています。今日は大阪から、この後の予定があるので短めの活動報告になりました。
今日から3日間、ビューティーワールド大阪が開催されていて、僕はお役目をいただき、セミナーを3本担当させていただきました。テーマは「何を使うかではなく、何のために使うのか」。髪育の話をする場ではなかったので、違う角度からのお話になりましたが、あの会場の人の多さの中にいると、改めて考えさせられることがありました。それは、展示会を歩くとき、自分はどういう頭でいるのか、ということです。
過去の僕は、何を使えばいいんだろう、どの商材を選べばいいんだろう、という視点で歩いていました。Aがいいのか、Bなのか、CなのかDなのか。アルファベットは全部あるわけですから、いつまでも定まらない。つまり、美容師人生そのものが定まっていなかったんです。
それを証明してしまうのが、最初に勤めた店から自分の店を持つまでの5年間で、15店舗を渡り歩いた経験です。業界にはご迷惑をおかけしましたが、あのAサロンなら自分らしくいられるのか、いや違う、Bだ、Cだと繰り返していた。ものを探すのと同じ頭で、お店を探していたんですよね。定まらないのは当然でした。でもそのおかげで、一人でやるしかないと思えたし、方法論じゃないんだと気づけたんです。
では何が先なのか。なぜ美容師をしているのか、何のために自分の店を作ったのか、その店を通して何のために美容を続けていくのか。そちらを先に自分の中に持つと、使うものは自然と決まってくる。美容師26年、一人サロン19年の中で僕が体験してきたことで、今日それを改めて再確認しました。この本にまとめたのも、プラスにコーティングを重ねるのではなく、もともとある髪をどう生かすかという引き算の考え方です。それは一人サロンの僕に、本当に合っていました。
その引き算の感覚を、今日はセミナーでも味わいました。あの場には設定があるので、インスタライブや講座のように言いたいことを全部は言えません。でも、その制限がとても大事だったんです。言えないからこそ、この角度でいこうと新しい可能性が見えてくる。自由になろうと思ったら、その反対側にある不自由をデザインする。僕が美容師として採用してきた考え方を、現場で改めて確認できました。
働き方も同じです。今日のセミナーでも話題になりましたが、年齢が上がれば働き方にも制限が出てきます。28歳で火曜休みで独立した僕は、今47歳で、日曜祝日を休めるサロンの形になりました。年齢とともに価値観が進化しているなら、働き方も変わっていい。そのとき大切なのは、どの商材を仕入れれば上手くいくかではなく、何のために、誰のために、どういうサロンをやっていくのかを決めることです。それを決めれば、商材選びは簡単になります。
そう考えると、サロンスタイルの広いバージョンはライフスタイルなんですよね。サロンスタイルは美容師にしか当てはまらないけれど、どう生きるかという問いは誰にでも当てはまる。美容師としてサロンの中にいながら、ライフスタイルの視点で何を先に決めるのか。そこが決まれば、方法論やものは後から必ず見えてきます。
ただ、これを伝えるのは本当に難しい。初めてお会いする方には、どうしても「何を使えばいいの」「これを使うとどうなるの」という問いが先に立ちます。だからこそ、僕らの活動は、方法論やもので人を引き寄せてはいけないんだと思いました。目に見えない考え方や生き方から共感していただく。時間はかかります。でも、すぐに効果が出ないからこそいい。一発逆転ではなく、日々の積み重ねで髪は育っていく。それはまさに、1日3分の髪育シャンプー習慣そのものです。
本の中でも、特別な器具や高価な製品は紹介していません。大切なのはサロンで育ててもらうことではなく、ご自宅で髪を育てられるようになること。髪の悩みをなくそうと思ったら、本質は日々の習慣の中にあると思っています。
ライブには、本を読んだお客様が喜んでくださっている、という声も届きました。本を通して、髪育専門士がどういう存在なのかをお客様が知ってくださる。それは目に見えない後押しになっていくはずです。残り41日、引き続きお伝えしてまいります。



