【生きる、ツクル、つなぐ】
古くて新しい祭り「ツクル森」を未来へ
2026年ツクル森実行員長を引き継ぎました日野と申します。
私たちは、2026年11月7日(土)・8日(日)の2日間、京都市右京区京北「あうるの原っぱ」(京都府立ゼミナールハウス隣接地)にて、「2026 ツクル森 ― アート・クラフト・世界の音楽会 ―」を開催します。
古くから続く豊かな京北の自然とその暮らし・文化を継承し、アート、クラフト、音楽、食を通して、新しいつながりをともに育む野外フェスティバルです。
この挑戦は、一つの祭りを続けるためだけではありません。京北を訪れる入口をつくり、新しい関係や営みが生まれ続ける文化を、みんなで育てる挑戦です。
Photo by 林田天志
なぜ今、この祭りなのか
「今、私たちは大きな時代の変わり目にいる」
……そんな風に感じている人はきっと多いのではないでしょうか。
文明の発達・発展の裏で、人間社会が見失ってきた沢山のこと。でも世界のあちこちには、ずっと大切に受け継がれてきた知恵やわざが残っています。
それらに出会い、一緒に気づいて、一緒に思い出して、そして一緒に取り戻していきたい。
ここに集まる人たちは、決して無縁じゃない。誰もが手をつないで輪になって、未来への大きな波をツクルことができる場所。
それが、ツクル森です。
Photo by 林田天志
ツクル森で生まれてきたもの
この祭は、前身となるクラフトフェスから数えて15年続いてきました。
そして今年、実行委員長をはじめ、これまで祭りを支えてきた人たちから新しい世代へと少しずつ運営のバトンが渡り始めています。
新旧メンバーには、それぞれの経験や得意分野があります。それらを持ち寄りながら、これまでのツクル森らしさを大切にしつつ、みんなでつくっていける祭りへと歩み始めました。
私たちが目指しているのは、ただ毎年イベントを開催することだけではありません。
京北という土地で、人が出会い、ともにつくり、新しいことが生まれていく。そんな文化を、この先の世代へ手渡していくことです。

ご挨拶
このたび、ツクル森を引き継ぐこととなりました。ツクル森新実行委員長の日野です。
昨年の開催後から、これまで大切に準備を進めております。準備を進める中でこれまでツクル森が大切にしてきたことと、これから仲間とともに育てていけることがはっきりしてきました。
「これまでも、これからも、ツクル森を紡いでいく。」
それが、ぼくの想いです。
僕にとってツクル森は、京北へ移住するきっかけになった特別な場所でもあります。そして、この5年間関わるなかで、たくさんの出会いや挑戦、喜びや苦労、そのすべてを目にしてきました。この場所で出会った人たちや時間があったから、今の僕があります。
そして、京北の魅力は、この土地に暮らす人、そして集う人たちのおもしろさにあると感じています。そんな素敵な人たちが出会い、新しいつながりが生まれるきっかけとして、この場を開き続けていければなと思います。
まずはそれぞれの「ツクル」ことを通して、そこに暮らす人も、訪れる人も、ともに思い切り楽しめること。そして、その時間や関係が積み重なり、「また来たい」「また一緒につくりたい」と思える文化へと育っていくこと。
そんなツクル森を、みなさんと一緒に紡いでいけたら嬉しいです。
ツクル森実行委員長 日野賢一

京北という場所から
ツクル森が開かれる京北は、京都市街地から少し離れた、急峻な山林に囲まれ、清らかな河川が流れる場所です。そこには、長い時間をかけて育まれてきた暮らしや文化があります。山とともに生きる仕事、地域の祭り、食、ものづくり、季節の移ろい。
私たちは、ツクル森を「京北に人を呼ぶためのイベント」にするだけではなく、京北という場所そのものを知る入口にしたいと思っています。
祭りを楽しみながら、森に触れる。
ものをつくりながら、土地の素材や手仕事に出会う。
音楽を聴きながら、そこに暮らす人と話す。
食を味わいながら、その土地のことを知る。
そんな小さな出会いから、「京北っておもしろいな」「また来てみたいな」と思ってもらえるとうれしいです。そして、そこで感じたことや、つくったもの、出会った人との記憶を、それぞれの暮らしへ持ち帰ってほしい。
京北の森で過ごした時間が、日常に戻ってからもふと蘇る。
自分の暮らしの中で、何かをつくってみたくなる。
誰かと一緒に何かをやってみたくなる。
季節が変わったら、もう一度京北を訪れてみたくなる。
そんなふうに、一人ひとりの暮らしの中に「ツクル森のかけら」が残っていくこと。京北を訪れる人と、ここに暮らす人の出会いから、新しい関係や新しい営みが生まれていく。ツクル森は、そんな出会いの入口でありたいと思っています。

未来へ、ともにつくろう
今回、支援してくださる方には、実行委員、出店者、出演者、協賛、ボランティア、地域の人、来場者とともに、「ツクル森をつくる仲間」になっていただきたいと思っています。
ボランティア募集フォーム:
https://forms.gle/vfihrB9nSYRvdusz7
協賛募集フォーム:
https://forms.gle/vfihrB9nSYRvdusz7
Peatixチケット販売ページ:
https://tsukurumori2026.peatix.com/
クラウドファンディングで支援するだけが、ツクル森との関わり方ではありません。
「いつか実行委員会に入ってみたい」「あの空気の中で出店してみたい」「活動に共感して協賛したい」「一緒に汗を流してボランティアしたい」「京北に移住してみたい」「ただただ祭りを楽しみたい」
どんな関わり方でも大丈夫です。
一人ひとりが、自分の「好き」や「できること」を持ち寄る。それぞれ違う関わり方をしながら、一緒にひとつの場をつくっていく。
それが、私たちが大切にしてきたことです。今回のクラウドファンディングも、その輪のひとつです。
いただいたご支援は、2026年の祭りを開催するためだけではなく、これから先もこの場所で、人と人、人と地域、人と自然が出会い、新しいものが生まれていくための土台として、大切に使わせていただきます。
この森で、また誰かと出会い、何かをつくり、新しい物語が生まれる。そんな未来を、私たちと一緒につくってください。
Photo by 林田天志
祭りを、みんなで支える文化へ
ツクル森はこれまで、地元にある京都府の施設「あうる京北」の文化事業の一つとして、支援を受けながら開催を続けてきました。
この祭りを支えてくださった「あうる京北」や、出演者、出店者、ボランティア、地域の皆さん、そして毎年足を運んでくださる多くの方々の力があったからこそ、ツクル森はここまで続いてきました。
一方で、現在の運営は、実行委員メンバーの多くの時間と力に支えられているのも事実で、経済的自立が求められています。
これからもこの祭りを続けていくためには、一つの施設や一部の人たちの力だけに頼るのではなく、ツクル森に共感してくださる一人ひとりが、それぞれの形で関わり、支えていける仕組みをつくっていく必要があります。
今回のクラウドファンディングは、そのための最初の一歩です。
「誰かが開催してくれる祭り」から、「みんなで支え、みんなでつくる祭り」へ。
ツクル森を、これからも人と人、人と地域、人と自然が出会い、新しいものが生まれていく場として残していきたい。そして、この文化を次の世代へ手渡していきたい。その想いを、今回のクラウドファンディングに託します。
Photo by 林田天志
これからのツクル森へ
ツクル森は、これまで大切にしてきたものを受け継ぎながら、少しずつ新しい形へと変わり始めています。
今、一緒に祭りをつくっている一人ひとりが、自分の暮らしや仕事、好きなこと、これまでの経験を持ち寄る中から、自然に新しいアイデアが生まれています。
京北の山林を考えるメンバーからは、地域の木や素材に触れ、作ることを通して土地のことを知る「ものづくり」の取り組み。
ヨガなど、人の身体や心を整えることに関わるメンバーからは、森の中でゆっくりと自分自身と向き合う「リトリート」。
子どもを持つ若いメンバーからは、子どもたちが自由に過ごし、親も一緒に祭りを楽しめる「はぐくみ」の場。
街に暮らすメンバーからは、京都市内をはじめとする街の料理人や作り手とのつながり、そして街でツクル森を感じてもらえる小さなイベント。
これらは、ツクル森を大きくするための新しいコンテンツではありません。それぞれの「好き」や「得意」から始まった小さな試みが、ツクル森という場所で出会い、つながり、少しずつ形になっているのです。
参加者も一人ひとりが自分なりの時間を過ごしながら、知らなかった人やもの、考え方と出会える。昔から続いてきたものを守るだけではなく、今ここにいる人たちが、それぞれの「ツクル」を持ち寄って、次のツクル森をつくっていく。
それが、これからのツクル森です。
リターンについて
今回のクラウドファンディングでは、第一目標50万円を設定しています。実際に必要な金額は100万円ですが、まずは開催に向けた基盤を確保したいと考えています。リターンには、祭りへの招待券や、地域の特産品、限定グッズなどをご用意する予定です。詳細は順次公開してまいります。
スケジュール
クラウドファンディングは2026年9月から10月初旬にかけて実施し、祭りの開催は2026年11月7日、8日を予定しています。皆さんからいただいたご支援は、会場設営費、アーティストへの謝礼、広報活動費などに大切に使わせていただきます。
最新の活動報告
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我々は何を「ツクル」のか?
2026/09/26 10:22実行委員の田中です。ツクル森には、木工や陶芸、アクセサリー、料理、音楽など、たくさんの「ツクル」が集まります。11月3日には「クリエイターズデイ」と称して、みんなでシンボルとなる「木のテント」をつくります。今、佳境に入ってきた祭りの準備の真っ只中。ふと思います。我々は何を「ツクル」のか?チラシを配ること。ポスターを貼ること。出店者ブースのレイアウトやステージ構成を考えること。ボランティアのシフトを組み、届け出書類を書き、あちこちへ連絡を重ねること。京北の町にのぼりを立てること。会場にテントを立て、ベンチを並べ、ステージを飾ること。そして当日、大人も子どもも夢中になって何かをつくること。「これ、面白いね。」そんな一言から、知らない人同士が話し始め、一緒に踊り、同じ空気を味わうこと。そんな時間の一つひとつも、「ものづくり」なのかもしれません。今年のツクル森では、「ものづくり」を、必要なものをつくること、つくることを楽しむこと、そして文化をつないでいく営みとして、大切に育てていきたいと思っています。11月、この原っぱで生まれる「ツクル」の輪に、ぜひ加わっていただけたら嬉しいです。 もっと見る
木のメインゲートの撤去
2026/09/25 10:18ツクル森の会場に入ると、最初に迎えてくれていた木のメインゲート。先日、その門を撤去しました。長い間たくさんの人を迎え入れてくれましたが、老朽化が進み、このままでは倒れる危険があったためです。少し寂しい気持ちもありましたが、ツクル森は「形を残すこと」だけではなく、受け継ぎながら、新しくつくっていくことを大切にしています。その積み重ねが、この祭りらしさなのだと思います。今年の11月、この原っぱにはまた人が集まり、音楽が響き、笑い声が広がります。そして、皆さんを迎える景色も、少し新しくなっていることでしょう。役目を終えた門に「ありがとう」を伝えながら、次の景色を、みんなでつくっていきます。 もっと見る
最後に「見知らぬ地」を訪れたのはいつ、どこですか?
2026/09/24 09:16ツクル森実行委員の田中です。さて、「見知らぬ地」と聞くと、遠くへの旅を思い浮かべるかもしれません。でも、その場所は案外、すぐ近くに。写真は、昭和初期の京北・山国にある私の母の実家です。まだ道は舗装されていませんが、この道を通り、幾つもの山を越えて人や物が行き交い、この土地の暮らしが支えられていました。京北は昔から、北山杉、鮎、農産物などの名産や、福井の海から鯖などを町へ届け、人や文化も行き交うことで育ってきた土地です。町と山は切り離された存在ではなく、お互いの暮らしを支え合う関係でした。今、多くの中山間地域が人口減少や高齢化という課題に向き合っています。だからこそ私たちは、「人が行き来すること」そのものに意味があると感じています。ツクル森に、初めて京北を訪れる人もいれば、「今年も帰ってきたよ」と毎年足を運んでくださる人もいます。季節が変われば森の色が変わり、出会う人が変わり、知っているはずの京北にも新しい発見があります。「暮らす」という選択肢まで含めて京北とつながるきっかけとして、ツクル森会場には、移住相談を行うブース出店も予定しています。初めて訪れる人にも。何度も帰ってきてくれる人にも。ツクル森で過ごす二日間が、それぞれの暮らしに「京北のかけら」を持ち帰るきっかけになれば嬉しいです。 もっと見る




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