
7年ぶりの実施となる、ビヨンドトゥモローの「アジア研修」。
9月のインドネシア渡航に向けて、参加する奨学生たちは事前研修を重ねています。
今回は、第2回事前研修の様子をご紹介します。
訪問先も固まってきました
まずはインドネシア語からスタート
研修の冒頭では、インドネシア語のミニ講座を実施しました。
「こんにちは」「ありがとう」といった基本的な挨拶から、自己紹介、好きなものの紹介まで、実際に現地で使える表現を練習。
現地の方々との出会いをより楽しむためにも、まずは相手の言葉で話してみることから始めます。
自分たちで訪問先をリサーチ
続いて、今回訪問する場所や団体について、奨学生たちがそれぞれ調べた内容を共有しました。
在インドネシア日本国大使館の役割、教育や医療などの支援を行うDompet Dhuafa、JICAの水銀管理能力強化プロジェクトなど、それぞれが担当するテーマについてリサーチ。
それぞれの発表からも、奨学生たちが事前にしっかりと情報を集めていることが伝わってきました。
現地に行って「見る」だけではなく、訪問先がどのような活動をしているのか、インドネシア社会の中でどのような役割を果たしているのかを事前に知っておくことで、現地での出会いや学びも、より深いものになっていきます。
インドネシアを長く見てきた近藤慈子氏(JCIE)から学ぶ

今回のゲストセッションでは、公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)の近藤慈子氏にお話しいただきました。
近藤氏からは、ご自身のキャリアやインドネシアとの関わりをはじめ、インドネシアの文化、食事、生活、人々の特徴など、幅広いお話を伺いました。
特に印象的だったのは、1990年代後半からのインドネシアの大きな変化について、近藤氏ご自身の経験を交えながら伺えたこと。
バリ舞踊との出会いから、開発学、そして政治学へと関心を広げていったご自身のキャリアについてのお話に加え、民族や宗教、富裕層と貧困層など、インドネシア社会を理解するうえで重要なテーマについてもお話しいただきました。
また、文化や宗教によって異なる日常のルールについても学びました。例えば、左手の使い方、人前で怒りを表さないこと、神聖な部位とされる頭に触れないことなど。「日本では当たり前」だと思っていることが、別の文化では全く異なる意味を持つことがあります。
現地を訪れる前に、こうした文化的背景を知っておくことは、相手を尊重しながら交流するためにも大切な準備です。
そして近藤氏からは、今回参加する奨学生たちに向けて、インドネシアでどのようなことを学んでほしいか、そして日本から来た若者として、日本のことを伝える役割も担ってほしいという期待についてもお話しいただきました。
「何を学ぶか」を自分たちで考える
研修の後半では、渡航後に行う発表に向けて、発表フォーマットの説明とワークも行いました。
現地で見たこと、聞いたことをそのまま持ち帰るのではなく、
「自分は何を感じたのか」「なぜそう感じたのか」「そこから何を考えたのか」
を整理し、自分自身の学びとして言葉にしていくための準備です。
今回の研修を通して、参加する奨学生たちは少しずつ「インドネシアについて知る」だけでなく、「自分はインドネシアで何を学びたいのか」を考え始めています。
そして、研修の最後にはちょっとしたアイデアも。
参加者みんなで、今回のアジア研修の「公式プレイリスト」を作ることになりました。
テンションが上がる曲、ビヨンドトゥモローらしい曲、提言を作るときに聴きたい曲、行きのフライトで聴きたい曲、そして帯同スタッフが聴きたい曲……。
出発までの時間も、参加者同士で少しずつ「アジア研修」をつくっていきます。
9月のインドネシアで、どんな出会いが待っているのか。
そして、そこで何を感じ、何を学び、どんな言葉を持ち帰るのか。
7年ぶりとなるアジア研修に向けて、準備が進んでいます。
今回の研修を通じて、参加する8名の奨学生が、自分の知らなかった世界に出会い、新しい視点や問いを持ち帰ることができるよう、引き続き準備を進めていきます。
ぜひ、9月のアジア研修を応援してください。



