ビヨンドトゥモローに集う若者は、様々な逆境を経験しています
わたしたちについて
「自分には親がいないから。」
「うちは貧乏だから。」
「親に捨てられ、こんな自分が生きていて良いのかわからなかった。」
親との死別や・離別、虐待によって親との生活を望めない子たちなど、生まれ育った環境によって、未来に希望を見いだせなかったり、挑戦する機会すら奪われている若者が日本に存在しています。
ビヨンドトゥモロー(公益財団法人教育支援グローバル基金)は、教育を受ける機会や挑戦する機会を奪われた若者に向けて、「奨学金給付」による経済的支援と、ひとり一人の自信を育む「リーダーシッププログラム」の提供により応援しています。

支援するのは、「可能性」です。
彼らは決して「かわいそう」な存在ではありません。逆境を経験したことは、不利な背景である一方で、社会を変える力にもなります。誰かの痛みに気づき、当事者だからこそ伝えられる声を持ち、困難を知るからこそ、人を包み込む共感力を育んでいます。
私たちが支援したいのは、「困っている若者」ではなく、その経験を力に変え、未来の社会をより良くする「可能性」を持った若者たちです。

私たちはそう信じ、15年間、経済的支援や国内外での研修の機会を提供することにより、活動を続けてきました。
そして今年9月、長らく中止を余儀なくされていたアジアへの渡航研修の復活を目指しています。
このプロジェクトで実現したいこと‐「自分の世界を広げる最初の一歩」をつくりたい‐
本プロジェクトでは、経済的・環境的な理由で海外経験がなかったり、限られていながらも、世界に視野を広げ、社会に貢献する意欲ある若者たちに、アジア研修の機会を届けます。単なる「海外に行く体験」ではなく、自分の未来を考えるきっかけとなる学びの機会をつくります。
プロジェクト内容:
困難を経験した高校生・大学生(ビヨンドトゥモローの選考により選ばれた年間奨学生)を対象に実施する、約1週間の夏季グローバル研修。自分の可能性と世界の広がりを体感することを目的に、現地での社会課題視察、企業訪問、ディスカッション、最終日プレゼンテーションを行います。
■クラウドファンディング実施期間:7月3日(金)~8月15日(土)
■対象:8名の奨学生
■内容:渡航前研修・現地訪問・企業/社会課題視察・リーダーや同世代との交流/ディスカッション・最終日プレゼンテーション・帰国後報告
なぜ今、アジアなのか?
ビヨンドトゥモローでは2011年の設立より、米国をはじめとし、アジアや欧州など、世界各地に赴く海外研修を実施してきましたが、アジア研修は2019年以降、実現していませんでした。
その背景には、いくつかの現実的な制約がありました。
まず、2020年から2022年にかけての新型コロナウイルスの影響により、海外渡航そのものが困難となり、研修の実施を断念せざるを得ませんでした。
安全確保を優先する中で、海外プログラムは長期間停止することになりました。
また、運営面においても課題がありました。
海外研修は国内プログラム以上に準備や安全管理、現地との調整が求められますが、当時の事務局体制ではそれを安定的に実施することが難しい状況にありました。
さらに財政面も大きな要因でした。
海外研修は渡航費や宿泊費、現地プログラム費など多くのコストがかかります。しかし、逆境にある若者の多くは、進学や生活にかかる費用を自ら賄う必要があり、そのような若者への機会提供においては、参加者本人に参加費を求めることはできません。わたしたちの限られた資源の中で、まずは国内プログラムの継続と拡充を優先せざるを得ませんでした。
しかしこの数年で、国内プログラムや海外研修(主に米国)での実施経験を積んだことで基盤が整い、運営体制も強化されました。コロナ禍も経て再び国際的な往来を取り戻しつつあり、ビヨンドトゥモローとしても、再びアジア海外研修に挑戦できる段階に来たと感じております。
今、社会はこれまで以上に複雑で不確実になっています。異なる価値観や社会のあり方に触れることの重要性は、むしろ高まっています。
だからこそ今、「近くて遠い世界」であるアジアに触れる機会を、若者たちに届けたいと考えています。
見えない格差:「海外経験」の壁
海外に行ったことがあるかどうかは、単なる経験の差ではありません。
・自分の可能性の捉え方
・将来の選択肢
・他者理解
・多様な価値観
・文化への理解
こうしたものに大きな影響を与えます。しかし、私たちが支援する若者の多くは
・パスポートを持っていない
・飛行機に乗ったことがない
・海外に行くという発想自体がない
という状況です。
今年度アジア研修参加予定者の応募理由
今年度も、海外へ行った経験がほとんどない学生や、経済的な事情から海外を身近に感じられなかった学生たちが、「世界を知りたい」「自分の可能性を広げたい」という思いを胸に応募してきました(既に選考は実施済みで8名が選抜されています)。彼女、彼らの応募理由には、次のような言葉が綴られています。
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「私はこれまで海外に行ったことがなく、国内旅行も一度しか経験していない。高校の修学旅行にも、生活保護費では賄えず参加することができなかった。そんな世界を知らない私が海外研修に参加したい理由は、想像力の限界を超えたいからだ。見える世界が限られているからこそ、知らない社会に触れ、視野を広げたい。」(一部抜粋)
「今まで日本の中で生活してきたため、海外の文化や人々の考え方を実際に知る機会はありませんでした。しかし、大学生の今のうちにさまざまな経験をし、自分の可能性や興味のあることを見つけたいと考えています。今回の海外研修は、ただ海外に行くという経験で終わらせず、自分自身をさらに成長させるきっかけにしたいです。」(一部抜粋)
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過去に海外研修に参加した奨学生の感想
“プログラムを通して最も大きかったことは、人生において、それがたとえ小さなものであるとしても、前向きな変化を自分で生み出すことができると知ったことです。”

“出会った皆さんが「このことを将来に繋げてね」や「皆さんの未来を応援しています」といった未来に関する言葉を投げかけてくださりました。その言葉をかけられる度に、頑張らないとなと思うことができ、この夢を追いかけることを肯定してもらったような気がして日本にいた時よりも自信がつきました。”

26年度インドネシア研修の意義
アジア研修は、単なる「海外に行く体験」ではありません。
・急成長するアジアの現場を知る
・日本との違いを体感する
・社会課題を自分ごととして考える
そして何より、「自分の世界は思っていたより広い」と実感する機会です。
近年の海外研修では、主にアメリカを舞台に、世界の第一線で活躍するリーダーたちとの対話を通じてグローバルリーダーシップを学んできました。
一方で、社会を変える力を身につけるためには、完成された社会だけでなく、今まさに変化の途上にある社会を知ることも欠かせません。急速な経済成長を遂げるアジアの新興国では、大きな社会課題と大きな可能性が同時に存在しています。そしてそこでは、若者や起業家、市民一人ひとりが社会変革の担い手となっています。
アジア研修は、そんな現場に飛び込み、「自分に何ができるか」だけでなく、「社会にどのようなインパクトを生み出せるか」を考える機会です。世界の多様な現実に触れながら、社会を動かすリーダーとしての視野を育みます。
変化の途上にある国、インドネシア

2026年度のアジア研修では、東南アジア最大の人口を抱え、急速な経済成長を続けるインドネシアを訪問します。
インドネシアは、今まさに大きな変化の途上にある国です。若い人口を背景に経済発展を続ける一方で、環境汚染や廃棄物問題、災害リスクなど、多くの社会課題にも直面しています。課題と可能性が隣り合わせに存在するその姿は、これからの世界を考える上で非常に示唆に富んでいます。
今回の研修では、世界有数の汚染河川として知られるチタルム川にフォーカスし、その現実を自らの目で見て学びます。また、社会起業家、NGO、行政機関、大学生など、多様な立場から課題解決に挑む人々との対話を重ねます。課題を知るだけではなく、「なぜその課題は解決されないのか」「その課題は社会にどのような影響を及ぼしているのか」「社会を変えるためにはどのような仕組みが必要なのか」を考えることが、本研修の目的です。

研修スケジュール・渡航先
本研修では、インドネシアの環境問題をテーマに、行政・企業・NPO・大学・市民活動など、多様な立場から社会課題に向き合う人々との対話を行います。
参加者は、課題の現場を訪れ、解決に挑む人々と出会い、最終的には「もし自分たちが起業家だったら、この課題をどう解決するか」という問いに挑戦します。単なる視察や講義ではなく、現場で得た気づきをもとに、自ら社会変革のアイデアを構想する実践型の研修です。
【主な訪問先(予定)】
・在インドネシア日本大使館
・JICAインドネシア事務所
・Dompet Dhuafa(ドムペット・ドゥアファ‐インドネシア最大級の社会貢献団体)
・ダルマプルサダ大学の大学生との交流
・Rujak Center for Urban Studies(都市課題研究機関)
・チタルム川流域でのフィールドワーク
・清掃活動
・ITB(バンドン工科大学)学生交流
・サウン・アンクルン・ウジョ劇場(文化・社会起業の実践事例)
【渡航スケジュール】

■ 9月2日(水)|事前研修(東京)
インドネシアの歴史や文化、環境問題について学び、現地で検証する仮説を立てます。
■ 9月3日(木)|ジャカルタ在インドネシア日本大使館訪問、インドネシア最大級の非営利・人道支援NGO団体Dompet Dhuafa(ドムペット・ドゥアファ)訪問、大学生との交流
インドネシア社会の基礎理解を深めるとともに、宗教・教育・貧困・環境問題がどのようにつながっているのかを学びます。
■ 9月4日(金)|ジャカルタJICAインドネシア事務所訪問、Rujak Center for Urban Studies訪問、ダルマプルサダ大学交流
行政、国際協力、都市政策など、多様な立場から社会課題へのアプローチを学びます。
■ 9月5日(土)|チタルム川周辺チタルム川見学・フィールドワーク
世界有数の汚染河川とされるチタルム川を訪問し、環境問題の現実を五感で体感します。現地の人々との対話を通じて、課題の背景や構造を探ります。
■ 9月6日(日)|バンドンITB学生交流市街地フィールドワーク、サウン・アンクルン・ウジョ劇場訪問
若者や市民が主体となって社会を変えていく実践事例に触れ、地域に根ざした社会変革について考えます。
■ 9月7日(月)|ジャカルタ最終成果発表会
研修期間を通じて得た学びをもとに、「起業家としてインドネシアの環境問題に挑むには」というテーマで事業アイデアを発表します。課題の本質を捉え、誰のためにどのような変化を生み出すのかを提案します。
■ 9月8日(火)|帰国・解散
※訪問先・スケジュールは現地調整等により変更となる場合があります。
プログラム担当者の想い

学生たちに届けたいのは、「社会は変えられる」という実感
ビヨンドトゥモロー アジア研修担当スタッフ 上羽友香(うえば ともか)
私自身、初めて東南アジアを訪れた際、社会課題の大きさに驚くと同時に、その課題に挑む人々のエネルギーや可能性に強く心を動かされました。完成された社会にはない、「これから社会が変わっていく」という熱量を感じたことを今でも覚えています。
これまでのビヨンドトゥモローでは、「自分に何ができるか」という視点から社会課題を考える機会を多く設けてきました。それは当事者意識を育む上で非常に大切な学びです。一方で、グローバルリーダーとして社会に働きかけていくためには、その先にある「社会にどのようなインパクトを生み出すか」という視点も必要だと考えています。
そのため本研修では、インドネシアの環境問題をテーマに、「もし自分たちが起業家だったら、この課題をどう解決するか」という問いに挑みます。現地で出会った人々の声や現実をもとに課題の本質を探り、誰のために、どのような変化を生み出すのかを考え抜きます。
正解を出すことが目的ではありません。複雑な社会課題に向き合い、自らの意思で「ここに賭ける」と決断する経験こそが、将来社会を動かすリーダーとしての土台になると信じて、本プログラムを企画しています。
この研修にかかる費用とご支援のお願い
本研修の実施には、航空券や宿泊費などの渡航費に加え、事前研修、現地での引率・安全管理、帰国後の報告書や映像制作などを含め、事業全体で約300万円の費用を見込んでいます。参加者10名(8名学生、2名引率職員)で実施するため、1人あたり約30万円の投資となります。
助成金により約188万円を確保していますが、それだけでは事業全体を実施することができません。そこで、今回のクラウドファンディングでは120万円を目標にご支援を募り、若者たちが安心して学び、成長できる機会を届けたいと考えています。

リターンについて
ご支援いただいた皆さまには、学生たちが研修へ向かう準備段階から帰国後までの歩みを、限定ニュースレターや活動報告書、映像を通してお届けします。渡航前の学生たちの想いや現地での学び、帰国後の成長を、ぜひ一緒に見守っていただければ幸いです。
また、ご支援額に応じて、研修報告会へのご参加や渡航前研修の見学など、学生たちの挑戦をより身近に感じていただける機会をご用意しています。さらに、ご希望の方には壮行会や活動報告書へお名前を掲載し、本プロジェクトを支えてくださる大切な応援団としてご紹介いたします。
皆さまからのご支援は、困難を経験した若者たちが世界へ踏み出し、自らの可能性を広げる大きな力となります。学生たちの挑戦を、ともに応援していただけましたら幸いです。
寄付金控除の対象となります
本プロジェクトへのご寄付はビヨンドトゥモロー(公益財団法人教育支援グローバル基金)への寄付となり、弊団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、公益財団法人教育支援グローバル基金が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。(領収書の発送時期:2026年12月)
※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
クラウドファンディング実施からご報告までのスケジュール

最後に
子どもや若者は、生まれ育つ環境を選ぶことはできません。
しかし、その環境によって「世界を知る機会」や「自分の可能性を信じるきっかけ」まで決まってしまってよいはずはありません。
今回のアジア研修は、単に海外を訪れるプログラムではありません。
異なる文化や価値観に触れ、社会課題の現場で考え、多様な人々と対話する。その経験を通じて、「自分にもできることがあるかもしれない」と実感するための第一歩です。
この一歩が、一人の若者の人生を変えます。そして、その若者が将来、誰かの人生や社会を変えていく存在になるかもしれません。
私たちが目指しているのは、一度きりの研修ではなく、“未来を担うリーダー”を育てることです。
皆さまからのご支援は、飛行機に乗るためだけの資金ではありません。若者たちの視野を広げ、自ら未来を切り拓く力を育み、その先で社会に新たな価値を生み出していくための投資です。
「世界を知る機会は、すべての若者にあってほしい。」
その想いに共感していただけましたら、ぜひ本プロジェクトへのご支援をお願いいたします。
皆さまとともに、若者たちの未来への一歩を後押しできることを、心より願っています。
(写真は過去のアジア研修の様子です。)






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