三河帯芯を日常へ。 帯を支えてきた、100年続く“見えない素材”を、今着る服に。

帯の形と美しさを内側から支えてきた「三河帯芯」。愛知県西尾市で服づくりを続けるUZUiROが、その軽さ・丈夫さ・独特のハリを生かし、今の暮らしになじむシャツやバッグへ仕立てます。地域の素材と技術を、日常で使われる形に変え、次の100年へつなぐ挑戦です。

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

もうすぐ
終了

現在の支援総額

1,896,470円

379%

ネクストゴールは3,000,000円

支援者数

112人

募集終了まで残り

2日

三河帯芯を日常へ。 帯を支えてきた、100年続く“見えない素材”を、今着る服に。

目標突破
ネクストゴール挑戦中!

もうすぐ
終了

現在の支援総額

1,896,470円

初期目標100%突破

あと 2日
379%

ネクストゴールは3,000,000円

支援者数112人

帯の形と美しさを内側から支えてきた「三河帯芯」。愛知県西尾市で服づくりを続けるUZUiROが、その軽さ・丈夫さ・独特のハリを生かし、今の暮らしになじむシャツやバッグへ仕立てます。地域の素材と技術を、日常で使われる形に変え、次の100年へつなぐ挑戦です。

クラウドファンディングも、いよいよ残り5日となりました。そんな中、10月7日付の中日新聞さんに、三河帯芯の取り組みを大きく掲載していただきました。見出しは、「帯芯で仕立てました」そして記事では、着物需要が減少する中で、これまで帯の中で使われてきた三河帯芯を、シャツやバッグなど、今の暮らしの中で使えるものへ変えていく私たちの挑戦を紹介していただいています。あらためて記事になったものを読んでみて、自分たちの取り組みを、こうして第三者の方に取材していただき、文章として読んでみると、改めて感じることがありました。私たちは、「伝統だから残さなければ」というよりも、むしろ、この素材、もっと違う使い方ができるんじゃないか。普通に着たいと思える服にできるんじゃないか。そんなところから始まっています。記事の中でも紹介していただいた「金耳」もその一つです。本来は、生地を織る上での目印として入っている金色のライン。それを隠すのではなく、袖や胸元などにあえて残して、三河帯芯だからこそのデザインとして使っています。これまで表に出ることの少なかった素材だからこそ、まだ私たちが知らない面白さがあると思っています。産業は、変わりながら続いてきた今回、クラウドファンディングに挑戦する中で、三河帯芯だけでなく、西尾の繊維の歴史についても改めて調べました。そこから感じたのは、昔の人たちも、同じものを同じ形のまま残してきたわけではないということです。時代に合わせて、作り方を変えたり、使い方を変えたり、新しい商品を考えたり。そうやって試行錯誤しながら、この地域のものづくりは続いてきました。今回の三河帯芯も、帯の中だけではなく、服へ。バッグへ。小物へ。新しい使い方を考えていくことが、この素材が次につながる一つの方法なのかもしれません。8月28日に始まった今回の挑戦も、あと5日となりました。FINAL GOAL 300万円に挑戦しています。新聞に掲載していただいたことも、100件を超えるご支援をいただいたことも、このプロジェクトがなければ生まれなかった広がりです。ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。そして、「気になっているけど、まだ迷っている」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後に一度、リターンを見ていただけたらうれしいです。三河帯芯を、日常へ。10月12日まで。残り5日、最後まで挑戦します。


8月28日に始まった、「三河帯芯を日常へ」のクラウドファンディング。いよいよ、残り7日となりました。最初に掲げた目標は50万円。正直、始める前は、「帯の中に使われている、ほとんど知られていない素材に、どれくらい興味を持ってもらえるんだろう?」そんな気持ちもありました。ところが、ありがたいことに開始から6時間で最初の目標を達成。その後に掲げたNEXT GOAL 150万円も、たくさんの方の応援によって達成することができました。本当にありがとうございます。【クラファンを始めたからこそ、広がったこと】この約1か月。支援金額だけではなく、私たちが想像していなかったところまで、三河帯芯の話が少しずつ広がっていきました。メディアに取り上げていただいたり。西尾市長へ表敬訪問する機会をいただいたり。地域の方にお話を聞く中で、私たち自身も知らなかった西尾の繊維の歴史を知ることができたり。そして何より、100件を超えるご支援とともに、たくさんの言葉をいただきました。地域の技術を応援したい方。素材そのものを面白いと思ってくださった方。そして、純粋に「この服を着てみたい」と思って選んでくださった方。どの理由も、私たちにとって本当にうれしいです。「伝統素材だから」ではなく、「これ、普通に欲しい。」そう思って選ばれる素材になっていくこと。そのきっかけを、このクラウドファンディングで作れたら目標を掲げています。-------------------「気になっているけど、どれを選べばいい?」ここまでの挑戦の中で、リターンも増えてきました。そこで最後の1週間を前に、「こんな方には、これがおすすめ」という目線で、あらためてご紹介します。まず一着なら|三河帯芯 ベーシックシャツ今回のプロジェクトの出発点となった一着。男女ともにお使いいただけます。サイズ感や取り扱いは活動報告からも動画でご覧いただけます。三河帯芯ならではのハリや生地の表情、そして特徴的な「金耳」も楽しめます。「まずは三河帯芯を着てみたい」という方へ。すっきり着たいなら|バンドカラーショート丈シャツ女性におすすめ!ワイドパンツやロングスカートなど、ボリュームのあるボトムとも合わせやすいショート丈。長めのシャツだと少し重たく見える方や、女性らしくすっきりしたバランスで着たい方に。ボトムとのバランスを楽しみたい方へ。少し個性的に|三河帯芯 まだらベーシックシャツこちらは追加で、リターンを追加しました。三河帯芯に、UZUiROらしい染めの表情を重ねました。一枚ずつ手作業で柄をつくるため、柄の出方も一着ずつ少しずつ異なります。人と同じではない服を楽しみたい方へ。小物から楽しむなら|三河帯芯 三角ポーチコンパクトなお財布や鍵、カードケース、リップなどを入れて、ちょっとしたお出かけのお供に。厚手の三河帯芯を使い、内側や持ち手にはラメ入りの帯芯もアクセントとして使っています。「服までは迷うけれど、三河帯芯は気になる」という方へ。“着る”以外で楽しむなら|三河帯芯きものバッグ厚手の帯芯ならではの、凹凸のある表情を生かしたバッグです。普段の洋服にも合わせやすく、少しカジュアルな和装にも。バッグとして、毎日の中で三河帯芯を使ってみたい方へ。それでも迷ったら。私たちがおすすめしたい選び方は、とてもシンプルです。「自分が一番使っている姿を想像できるもの。」地域のものづくりだから。100年以上続いてきた素材だから。もちろん、それを理由に応援していただけることも本当にありがたいです。「この色が好き。」「このシャツなら着そう。」「このバッグ、使いたい。」そんな理由で選んでもらえることも、私たちは同じくらいうれしいです。残り7日。最後まで挑戦します。ここまで支援してくださった皆さま。SNSやブログを見ながら、この挑戦を見守ってくださっている皆さま。本当にありがとうございます。クラウドファンディングは、10月12日(月・祝)まで。最後まで、三河帯芯を、日常へ。まだ迷ってくださっている方は、ぜひもう一度リターンをのぞいてみてください。そして、すでにご支援くださった皆さま。もし今回の挑戦を「誰かにも知ってほしい」と思っていただけたら、最後の1週間に一人でもこのプロジェクトを届けていただけたらうれしいです。それも、私たちにとって大きな応援になります。


2026年9月26日時点で、ご支援は102件。98件のコメントをいただきました!一人ひとりの想いが伝わってくるお言葉をたくさんいただきました。本当にありがとうございます。【なぜ、三河帯芯を選んでくださったのか。】コメントをあらためてひとつひとつ読み返しさせていただきました。そこにはいくつかの共通した理由が見えてきました。「この技術を、ぜひ未来につないでほしい」特に多く感じたのが、三河帯芯という技術や地域のものづくりが、この先も続いてほしいという声でした。「100年の技術を未来に繋いで下さい!」「素晴らしい帯芯の技術が途絶えることなく継承されますように。」「日本各地の伝統的織物がどんどん減っています。日常遣いで残していきたいものです」「地域の素材と技術を、次の世代につなぐ…とっても素敵な心意気だと思いました。」この言葉を読んでいて、あらためて感じました。私たちがやりたいのは、「昔からあるものだから守ろう」と呼びかけることだけではありません。今の暮らしの中で使いたいと思えるものをつくること。それによってたくさんの人に認知していただき、織機が動き、国内の服作りや繊維の仕事が続いていく。そんな自然な形で次につながっていくことが、私たちが今回のクラウドファンディングで目指していることです。【商品として選んでくださった声】そして、もう一つうれしかったのが、“応援”だけではなく、商品そのものを楽しみにしてくださっている声です。「三河帯芯で作られたシャツ、素敵な企画ですね。」「『金の耳』が生かされたデザインにも注目したいと思います。」「肌ざわりも良く使いやすい製品。届くのが楽しみです。」「デザインから素材から大好きです♡」「夫婦で着ようと思います。楽しみにしています。」これは、私たちにとってすごく大切なことです。三河帯芯だから買う。もちろん、それもうれしいです。でも最終的には、「これ、普通に着たい。」「これ、使いたい。」そう思ってもらえることが、一番うれしいです。【地元の方から届いた、忘れられない言葉】中でも、私たちの心に強く残ったコメントがあります。「一色町で生まれ育ちました。帯芯の事は知りませんでした。日の目を当てて下さりありがとうございます♪」UZUiROも愛知県西尾市一色町で活動しています。でも私たち自身、今回のクラウドファンディングをきっかけに三河帯芯のことや地域の繊維の歴史をあらためて調べ、初めて知ったこともたくさんありました。地元に住んでいても、知らないことはまだまだあります。だからこそ今回、「三河帯芯」という名前を知ってもらえたこと自体が、この挑戦の一つの成果なのかもしれないと感じています。【そして、「この先」への期待も】コメントの中には、こんな声もありました。「繊維の町西尾!!応援しています!!」「これからも日本のモノ作りを応援しています!」「男性用の特に上の服を沢山作ってください」「UZUiROさんの服が大好きです。ずっと応援しています。」今回のシャツで終わりではなく、この先の三河帯芯にも期待してくださっている。そのことが、とてもありがたいです。【102件の支援から見えてきたこと】コメントを読み返してみて感じたのは、皆さんが三河帯芯を選んでくださった理由は一つではないということでした。地域の技術を未来につなぎたい。三河帯芯という素材が面白い。シャツのデザインが好き。地元・西尾のものづくりを応援したい。UZUiROの次の挑戦を見てみたい。どの理由も、私たちにとっては同じくらいうれしいです。そして、一つの素材にこれだけいろんな入り口があること自体が、三河帯芯の可能性なのかもしれません。「守らなきゃいけない素材」ではなく、「これからも使いたい素材」へ。そんなふうに広がっていったら、私たちもうれしいです。ここまで支援してくださった皆さま、そして応援の言葉を届けてくださった皆さま、本当にありがとうございます。クラウドファンディングも、いよいよ終盤。最後までみなさまに知っていただけるように頑張っていこうと思います。


【今の矢作川を見ても、ここに60隻以上の「紡績工場」が浮かんでいたなんて、なかなか想像できません。】川の上に浮かべた船。その両側には水車。川の流れを動力にして、船の上で糸を紡ぐ。そんな、今では少し信じられないようなものづくりが、かつてUZUiROのある愛知県西尾市で行われていました。その名は、「船ガラ紡」。今回、三河帯芯について調べ、地域の方からお話を伺う中で、この船ガラ紡と、今私たちがクラウドファンディングで取り組んでいる「三河帯芯」の間に、思いがけないつながりがあることを知りました。【愛知県西尾市は、昔から「綿」とともにあった町】西尾市には、綿にまつわる古い伝承があります。平安時代初期の799年、三河国に漂着した人物と綿の種についての記事が『日本後紀』などに残されています。現在の西尾市には、その伝承に関係する天竹神社があり、綿祖神を祀る神社として知られています。-毎年行われる、天竹神社 綿祖祭の様子-西尾には、こうした綿にまつわる古い伝承があります。その後、時代を経ていきながら、江戸時代には三河地方で綿作や綿織物が大きく発展し、その生地が江戸に流通したことから、「三河木綿」と呼ばれる産地へ成長していきました。-参考- 西尾市『新編西尾市史』関連資料【川に浮かぶ船が、そのまま紡績工場だった】時代は明治へ。明治初期 、臥雲辰致(がうん たっち)という人物によって日本で発明された紡績機「ガラ紡」が、三河地方にも広がっていきます。そのガラ紡を西尾市では、全国的にも稀な方法だった、船そのものを、紡績工場にしたのです。川舟の両側に水車を取り付け、矢作川や矢作古川の流れを利用してガラ紡機を動かす。1878年、鈴木六三郎という方が矢作古川で船ガラ紡に成功したと伝えられていて、翌年には矢作川沿いの中畑町へ広がり、この地域は船ガラ紡の中心地になっていったとされています。明治31〜32年(1898〜1899年)最盛期には、約64隻。矢作川の岸辺に、何十隻もの船ガラ紡が並ぶ。船の上から「ガラガラ、ガラガラ」と機械の音が聞こえてくる。今の静かな川の景色からは想像しづらいですが、当時はそれだけ多くの人が、川とともに糸を作っていました。-参考-『日本が誇る産業遺産・三河ガラ紡』 作成:愛知大学中部地方産業研究所【でも、船ガラ紡は消えていった】産業は、同じ姿のままずっと続くわけではありません。水害の危険。発動機の普及。そして電力による大量生産。時代が変わるにつれ、ガラ紡は次第に陸上工場へ移り、船ガラ紡は昭和8年(1933年)頃を最後に姿を消したとされています。よく西尾市中畑町沿いの矢作川を車で通りますが、その面影を見つけることはできません。- 昭和33年 の和紡績の愛知県の分布図資料 / 西三河で広く生産されている-【ところが、糸の物語はそこで終わっていなかった】今回、三河帯芯について改めて地域の方へお話をうかがう中で、私たちは一つの話を聞きました。中畑町などで紡がれていたガラ紡糸は、帯芯にも使われていた。今回の織元 榊原さんに、お話を伺い、ガラ紡の糸は太さに独特のムラがあり、時代とともに用途を変えながら、帆前掛けや敷物、そして帯芯などにも使われていったことが資料にも残っているそうです。「船の上で紡がれた糸」と、そしてその後は、陸上で続いたガラ紡糸、今UZUiROが向き合っている「帯芯」。船ガラ紡そのものは姿を消しました。けれど、そこで紡がれていた糸が帯芯などにも使われていたと知ると、西尾の繊維産業が、時代に合わせて用途や形を変えながら続いてきたことが見えてきます。-現在も現役で使われる昭和のシャトル織機-【あの「豊田佐吉も見に来た」——地域に残る、ひとつの口伝】もう一つ興味深いお話を伺いました。ガラ紡のことを、和紡とも呼ばれるのですが、西尾市にいらっしゃる和紡組合の杉浦様からもこんなお話をうかがいました。「豊田佐吉も、この地域の繊維の生産を視察に来たという話が残っている。」トヨタグループの礎を築いた発明家、日本の織機発展に大きな足跡を残した豊田佐吉。ガラ紡糸を織って生地にしていたこのまちの技術を見にきていたとはなんだかロマンを感じずにはいられません。(ただし、この話について、文献や公的資料による裏付けまでは確認できていませんので、この地域に伝わる一つの「口伝」としてご理解ください。)そんな話が今も残っていること自体が、この土地で紡績や織物がどれほど身近な仕事だったのかを感じさせます。【そして今、「帯の中」から「日常」へ】かつて川の流れを使って、船の上で糸を紡いだ人たちがいました。その糸は、用途を変えながら、帆前掛けや帯芯など、人の暮らしを支える素材になっていきました。そして今、UZUiROは、これまで帯の内側に隠れていた三河帯芯を、シャツやバッグとして日常へ届けようとしています。三河帯芯の特徴を、あえて表に生かしたUZUiROのシャツ。UZUiROが今回の挑戦で大切にしていること使われることで、伝統は続いていく。時代に合わせて、用途が変わる。新しい使い方が生まれる。昔の人たちも、同じものを同じ方法で守り続けたわけではありません。水車から電力へ。船から工場へ。糸の用途も、その時代に必要とされるものへ。形を変えながら、産業は続いてきました。だから私たちも、三河帯芯を「昔からあるから残したい」だけでは終わらせたくありません。シャツとして着たい。バッグとして持ちたい。この素材、面白い。そう思ってもらえる使い方を増やすこと。それが結果として、織機が動き、仕事が生まれ、技術が残ることにつながると考えています。それが、私たちが三河帯芯を「今、着る服」にした理由です。今回のクラウドファンディングで一着を選んでいただくことも、この素材に新しい用途を一つ増やすことだと思っています。今回のクラウドファンディングを始めてから、たくさんの方から、「こんな素材が西尾にあったんだ。」「三河帯芯って面白い。」「もっといろんなものを作ってほしい。」そんな言葉をいただきました。私たちにとって、支援金額が増えること以上にうれしいのは、「三河帯芯を知っている人」が増えていることです。かつて船ガラ紡が消えていったように、産業の形は時代によって変わります。でも、新しい使い方が生まれれば、その先へ続いていく可能性があります。今回、三河帯芯のシャツやバッグを選んでくださること。SNSでこの取り組みを誰かに伝えてくださること。その一つひとつが、この地域の長いものづくりの「続き」になっているのだと思います。


「シャトル織機って、ゆっくり織るんですよね?」今回の三河帯芯シャツについてお話ししていると、よくそんな質問をいただきます。「今の織機と比べて10分の1くらいのスピードです」そう説明することもあるのですが、正直、10分の1と言われても、あまりイメージが湧かないですよね。UZUiRO代表あっちが、もっと分かりやすく今日はお伝えしたいと思います。【15分で、約1メートル。】三河帯芯を織っている昔ながらの織機では、「シャトル」と呼ばれる部品の中に糸を入れ、その糸を行ったり来たりさせながら布を織っていきます。実際に、昭和前期の機械が、現役で生産のメインで動いているのは本当に貴重なんです!ちなみに、シャトルに入れた糸がなくなるまで、およそ15分。その間に織れる布は、約1メートル。糸がなくなれば、また新しい糸に交換します。そしてまた15分。また交換。それを繰り返して、少しずつ布になっていきます。-交換のために準備されたシャトルに入れる糸--交換していく糸を軸に巻きつけている様子-【8時間動いても、約20メートル。】機械だから、スイッチを押したら一日中勝手に織り続けてくれる。そんなイメージとは、少し違います。工場には何十台もの織機が並んでいて、「あっちの糸がなくなった」「今度はこっちだ」と、職人さんが織機の間を動き回りながら、糸を交換していきます。-職人さんの様子-【60台もの織機の中から糸がなくなった一台をすぐに見つける職人技。】しかも、それが約15分ごとに起こります。そうやって8時間動かしても、1台で織れるのは1日約20メートルです。今回の三河帯芯ベーシックシャツには、1着あたり約8メートルの生地を使います。1日20メートル織れてもシャツにすると、たったの2着分。週5日動かして約100メートル。それでも、シャツにすると約12着分です。もし100着つくろうと思ったら、必要な生地は約800メートル。1台の織機だけで織るなら、約40稼働日。ほぼ2か月。「ゆっくり織る」という言葉の意味が、少し伝わったでしょうか。【速くつくれないことは、弱点なのか。】今の時代なら、もっと速く、もっと大量につくれる織機があります。だから、「効率が悪い」と言ってしまえば、確かにそうなのかもしれません。でも、この速度だからこそ生まれる風合いや、長く受け継がれてきた布でもあります。100年以上、着物の帯の中で人知れず使われてきた三河帯芯。今回UZUiROでは、その布をシャツに仕立てていますが大量につくれる服ではありません。もし今回のクラウドファンディングで想像以上にたくさんの方に選んでいただけたら、「すぐにはつくれません」という、嬉しい悲鳴が出るかもしれません。でも、それも含めて、この布の背景なのだと思っています。機械が速くなった時代に、15分かけて、約1メートル。一日かけて、約20メートル。そんな速度で、西尾市内の工場では今日も布が織られています。


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