兵庫県丹波市にある「エビスシネマ。」音響の評価は日本屈指だが、圧倒的なアクセスの悪さが最大の問題
ヱビスサウンドを西宮へ
はじめまして。『ヱビスシネマ。』支配人、そして映画監督の近兼拓史と申します。先ずは、なぜ丹波市に映画館を持つ私たちが、わざわざ西宮にシネマカフェを作りたいのかを説明させて頂きます。
私たちが運営する『ヱビスシネマ。』は、日本屈指の音場を持つミニシアターとして多くの映画ファンに愛されています。
多くの映画ファンが様々な推し作品グッズを持ち込み展示してくれている。
しかし、最大の課題は兵庫県丹波市という山奥の立地です。最寄駅JR福知山線「石生駅」から徒歩1時間40分、大阪から電車で3時間以上という圧倒的な交通の不便さ。そんな「行って見たいけどなかなか行けない」「もう少し近くにあれば」という多くの映画ファンの皆様の願いの声に何とかお応えできないかという想いからでした。

全国各地からご来場のお客様から頂いた多数の差し入れやおみやげ
「ようこそヱビスシネマへ!」は遠路お越し頂いたお客様への感謝の想いです。
そんな私たちの悩みに、阪神西宮駅徒歩5分という最高の立地案が飛び込んできました。この千載一遇のチャンスをぜひ実現させたい!との想いで始まったのが本プロジェクトです。『ヱビスシネマ。』自慢のエビスサウンドのDNAを受け継ぐシネマカフェ『ピッコロヱビス。』のオープンをぜひ皆さん応援して頂けないでしょうか。
「真空管サウンド上映」と「デジタルサウンド上映」を生み出す「ヱビスシネマ。」のスピーカー群。

340席の本格ホール「メガヱビス。」の「ホールサウンド上映」は唯一無二の響きが自慢。
ヱビスサウンドとの出会い
ジョージ・ルーカスは「映画体験の半分は音だ」と語っています。私たちもその持論に激しく同意します。映画の魅力は映像だけではありません。今の時代、自宅でも4Kテレビで大きく美しい映像が見られます。では、なぜわざわざ映画館に足を運ぶ理由があるのでしょう?「ヱビスシネマ。」は、映画館でしか味わえない最高の音響体験を得られるからだと思っています。劇場の音だけは自宅では真似できません。
皆さんの大好きなヱビスサウンドを、もっと身近な場所で気軽に味わって頂きたい。そんな想いで『ピッコロヱビス。』を企画しました。「エビスシネマ。」自慢の「真空管サウンド上映」と「デジタルサウンド上映」。そんなエビスシネマが手がけた340席の本格ホール「メガヱビス。」の「ホールサウンド上映」は、全国の映画ファンの皆様から「唯一無二の音場」と好評を頂いています。
今回の『ピッコロヱビス。』では、第4のヱビスサウンドとして、録音スタジオで音響監督がOKを出した原音。マスターサウンドを再現する「スタジオサウンド上映」を交通至便な場所でお届けしたいと思っています。
ピッコロエビス開館予定場所。阪神西宮駅徒歩5分という好立地にあるスポーツバーをベースに改装予定。
西宮という場所の可能性
『ピッコロヱビス。』開館予定場所のビルがある阪神西宮駅周辺は、大阪・神戸両市から電車で約20分という好アクセス。両市から電車で丹波市の「ヱビスシネマ。」に行く場合は最低2時間30分は必要ですから、往復で4時間以上、大幅な移動時間の短縮ができます。西宮に『ピッコロヱビス。』を開業することで、より多くの人々が気軽にヱビスサウンドに触れられる環境を作ることができます。
西宮市は人口約48万人。大阪と神戸のほぼ中間という交通至便のロケーションにあります。
ピッコロヱビス。のコンセプト
『ピッコロヱビス。』のコンセプトはミニシアターではなくプレミアムシネマカフェです。あくまでカフェであるため、消防法の規定により完全な漆黒空間ではなく飲食をお楽しみいただける最低限の照度を保っています。シネマフィー+ドリンクという、映画をライブハウス感覚で間近で聴く生音のようにお楽しみいただき、上映後は余韻を楽しみながら飲食ができる。「ヱビスシネマ。」同様に、映画製作者や出演者とのトークライブ等も可能な、映画ファンにはたまらない空間を目指しています。
最大のメリットは小箱であること。収容はカフェとしてなら50席可能ですが、上映はワンマンオペレーションによる定員20〜30人程度のゆったり空間を想定しています。人件費等採算ラインをギリギリまで下げることにより、通常の映画館では商業的に採算が難しく上映不可な「良質だが集客が難しそうな作品」も上映可能となります。つまり、他の映画館では上映の難しい貴重な作品も『ピッコロヱビス。』では上映可能となります。そんな選りすぐりの映画作品を、質の高い音響で楽しめる場所。駅近という利便性で、皆さんの2時間の空き時間を「ちょっと映画でも」と、気軽に楽しんでいただける場所を目指しています。
現在スクリーンでのスポーツ観戦等は可能。音響設備を整えればエビスサウンドでの映画鑑賞が可能。
ヱビスシネマ。のDNAを受け継ぐ理由
私たちがここまで音場こだわる理由は、エビスシネマ。支配人 近兼拓史の本業が映画監督であるためです。多くの映画監督が、もちろん映像にこだわりますが、音にもこだわって映画を制作しています。しかし劇場で上映される音場の多くが、スタジオで苦労して制作しOKを出したマスターサウンドと、あまりに違うことにショックを受けています。自宅でも4Kの大画面で映画が楽しめる現在、自宅と劇場の最大の環境の差は音場だと、私たちは思っています。大画面だけでなく、良音を求めるからこそ映画館に行く。でなければ「わざわざ劇場で観なくてもサブスクで自宅で観れば十分」となってしまいます。
ヱビスシネマの調整室。作品ごとに音場の設定を変え機材も最適なものを使用する音のソムリエ。
爆音を求めるのではなく、音量が小さくても上質な音場。マスターサウンドに近い音で楽しんで頂くこと。私達は、それが映画の魅力が伝わるための大切な方法だと考えています。「デジタルサウンド上映」「真空管サウンド上映」「ホールサウンド上映」に次ぐ第4のエビスサウンド「スタジオサウンド上映」を、駅近至便な場所で皆さんにお楽しみ頂きたいと思っています。
シネマカフェ実現に向けた準備
現在、物件は確保し、内装のブラッシュアップと、「ピッコロヱビス。」に最適な音響システムの導入準備を進めています。小さくとも「ヱビスシネマ。」のノウハウをフルに詰め込んだ「ヱビスサウンド」の名に恥じぬ音場を目指しています。今回はスタジオサウンドをテーマにしていますので、皆さんにその雰囲気を味わって頂けるよう設計を進めています。

スタジオでマスタリング中の近兼拓史監督。第4のヱビスサウンド「ピッコロエビス。」の音場を監修する。
皆様のご支援がもたらすもの
今回のプロジェクトで皆さんから寄せられたご支援は、シネマカフェに使用する音響設備や各種付帯設備の購入費用に充てさせて頂きます。しかし、それは単に一方的に支援を求める為ではありません。映画は作るのにも上映するのにも、多くの人々のご協力が必要なマスゲームです。今回の「ピッコロヱビス。」オープンにも、各種機材新調のみならず、設備の入れ替えや内外装の手直し。店舗什器の購入と、約800万円の費用が必要となっています。これはとても大変な金額ですが、この大変さをともに乗り越えることも映画の大きな魅力の一つ。苦労した分、喜びもひとしおだと思っています。
ぜひ「皆さん一緒に小さくとも理想のシネマカフェを作る」という目標を達成したい。ともに完成を喜び、支援頂いた皆さんと一緒に楽しめる場所にしたいという思いからです。
実は、皆さんと一緒に映画館を作るということは「ヱビスシネマ。」各館の伝統です。丹波市の「ヱビスシネマ。」は、クラウドファンディングでの応援に加え、地元の皆さんのご支援とボランティアスタッフによる運営でスタート。丹波篠山市の「メガヱビス。」も、クラウド応援に加え、地元の皆さんのご支援とボランティアスタッフによる運営。今回の「ピッコロヱビス。」のオープンも、新たなクラウドファンディングでの応援と、地元の皆さんのご支援やボランティアスタッフによる運営。より多くの映画ファンの皆さんと一緒に、オープンまで辿り着ければと思っています。
「皆さんのおかげで西宮にシネマカフェができた」「皆さんと一緒に第4のヱビスサウンドを味わえる場所を作った」そんな皆さんと一緒に誇れる場所になればいいなと思っています。
そして、駅近の「ピッコロエビス。」にお越しいただいたことで、映画のサウンドにご興味頂き「遠いけど、一度ヱビスシネマ。にも行ってみたい」「他の良音の映画館にも行ってみよう」と、映画の音場の魅力に気づいて楽しんで頂けるようになれば最高に嬉しいです。
プロジェクトスケジュール
2026年11月のオープンを目指して、現在、各種機材の手配と準備を進めています。皆様からのご支援をいただくことで、このスケジュールを確実に進めることができます。
上手く進めば、降雪地帯のため毎年1〜2月は冬季休業となる「メガヱビス。」の休館期間は「ピッコロエビス。」で暖かく快適に映画をお楽しみ頂けるようになります。
皆さんと一緒にオープンを祝える日を楽しみにしています

「ヱビスシネマ。」でマサラ上映を楽しむ常連客の皆様。ヱビスは、音だけの堅苦しい場所ではありません。
映画の音の魅力を、より身近に、より多くの人に届けたい。そんな想いで『ピッコロヱビス。』を作ります。文化あふれる西宮市で、より多くの映画作品が気軽に良音で観られるために。皆様からのご支援をお待ちしております。そして、「ピッコロヱビス。」で皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています!
最後までお読み頂きありがとうございました!
「ヱビスシネマ。」支配人 近兼拓史&スタッフ一同
最新の活動報告
もっと見る暖かい応援ありがとうございました!
2026/09/28 15:05皆さん36日間の応援、本当にありがとうございました!33人のクラウドでの応援。そして「ネットは苦手と」直接のご支援お届けも3名頂きました。目標額には到達しませんでしたが、皆さんの暖かい応援の思いをしっかり受け止め、「ピッコロエビス。」のオープンを目指したいと思います。昨日は、ちょうど第4回丹波国際映画祭の折り返し点の山場!「キオク」的場浩司さん、いしだ壱成さん、永井結菜さん他出演者の皆さんと「ミックスモダン」藤原念三監督、脚本の三国鈴さんの「ヱビスシネマ。」「メガヱビス。」での舞台挨拶。そして、「四季の森 生涯学習センター」での「メモリードア」バリアフリー上映と盛りだくさん。目の前のお客様のケアと、舞台挨拶にお越しいただいた皆さんのご対応でスタッフ一同グルグルの状態。やっとひと段落…と思った時にはクラウドファンディング終了2時間前!そんな手一杯の状態ながら、最終日も6人の更なる支援者の皆さんが!そして上映終了後の後片付け時間に、わざわざ「ヱビスシネマ。」に直接支援の追加をお届け頂いた劇場ファンの皆様まで…。本当に思わず涙ぐむ思いでした!実は、これまで丹波地区に2件の映画館を開いた「ヱビスシネマ。」ですが、新天地である西宮の映画ファンとのコンタクトは、今までほんの数名。正直西宮にミニシアターを作ることを応援してくれる方が、一体何人いるのか、最悪0も…と不安一杯のクラウドファンディングでした。しかし36名の心強い応援を頂き、「これなら行ける!」と確かな手応えを感じさせて頂きました。今日からオープンに向け準備を進めさせて頂きます。その経過は、こちらでもご報告させて頂きますのでよろしくお願いします。取り急ぎ心からのお礼とご挨拶まで。近兼拓史&ヱビスシネマスタッフ一同 もっと見る
ミニシアター運営は冗談なしに命懸けです(笑)
2026/09/25 17:40関西テレビさんの番組「newsランナー」が、頑張るミニシアターの特集で「ヱビスシネマ。」を取材放送してくれました。ありがとうございます!でももし、今軽い気持ちで「私も地方にミニシアターを作ってみたい!」と思う人がいたら、僕は全力で「やめた方がいい」と説得します。それほどミニシアター運営は大変です。1970年代までは地方都市にも多数の映画館があり繁盛していました。しかし、大規模商業施設+シネコンという組み合わせができてからは、寂れゆく地元商店街+ミニシアターには勝ち目がなくなりました。ならば、なぜ僕があえてシャッター街と化した人通りのない商店街に映画館を作ったのか。それは過疎化が進む丹波市の、町おこしの起点とするためです。このままでは町は衰退する一方。何か人が集まる集客設備が必要。そんな仕掛けが自分ならできると思ったからです。ただし、ミニシアターをスタートするには、あまりにもタイミングが悪すぎました。「ヱビスシネマ。」を開館させるために映画館用に物件と土地を買ったのは2020年の3月。ちょうどコロナが世界的に流行し始めたタイミングでした。実は当初は賃貸するつもりだったんです。本業が映画監督ですから「毎年映画をちゃんと撮り続けていたら、ここの家賃ぐらいは払えるだろう」という計算でした。しかし、地元の皆さんからの「映画館を作ってくれるのは嬉しいが、2〜3年やって、やっぱりやめたとなるとさらに状況が苦しくなる。できれば物件を買って欲しい」というご要望で、次の映画制作のために貯めていた貯金を丸ごと吐き出してしまいます。さて、土地建物は買いましたが、映画館への改装費用と上映機材の導入費用は丸ごと借金。しかもコロナで三密はダメとなると映画も撮れません。2021年7月、劇場はオープンできましたが、一文なしどころか数千万円の借金を抱えた状態。しかも収入の道も断たれているという最悪の状況でのスタートになっていました。高齢化が進む丹波市ではシニア層がメインターゲット。しかし、クラスターを恐れ、頼みのシニア層はコロナの罹患を恐れ、完全に皆さん自宅待機でした。当時月の売り上げが10万円で、支払いが200万円という赤字率2000%という、文字通り「もう死ぬ」「今日死ぬ」という悲惨な状況でした。多くのミニシアターが潰れる原因は、「家賃が払えない」「人件費が払えない」という理由です。「ヱビスシネマ。」の場合、僕が物件を買い取り家賃が不要。人件費をかけず、自分一人と有志のボランティアの皆さんで運営するワンマン方式だったからこそ潰れずに済みました。ただし、家やクルマをはじめ、売れるものは全て売りましたので、残ったのは辛うじて命だけという状態でしたが(笑)状況が変わったのはコロナが5類に変わってからです。2年半の苦しい時期にひたすら磨いた劇場の音「ヱビスサウンド。」を、アニメファンや音楽ファンに評価頂き、全国からお越しいただけるようになったこと。コロナ自粛が明けて、「待ってました!」と押しかけてくれた地元のおばあちゃん達のおかげで、やっと息ができるようになりました。人口たった6万人の丹波市で、年間1万人ものお客さんがおこしいただけるようになったのも、あのコロナ禍の生き地獄を耐えたからでしょう。逆にいうと、「もう少々のことでは死なない!」という免疫と、苦境を乗り切るノウハウができたという自信になりました。今も僕は給料を取っていませんので、正確には黒字になっていません。しかし、真冬に灯油代がなくて凍えながら夜明けを待ったような日々からは卒業できそうです(笑)そして、丹波の寒い冬の夜を共に耐え乗り切った戦友が「ヱビスシネマ。」のアイドル、モモンガたち(笑)「寒いねー」「明日の電気代どうしよう」と問いかけても何も答えてはくれませんでしたが「なんとかなれー!」と、無言のエールを送ってくれました。そんな彼らの内の何人かも、今度の「ピッコロヱビス。」に連れて行く予定です。きっと彼らがいれば、どんなピンチの時も「なんとかなれー!」と、エールを送ってくれると思っています。いよいよこのクラウドファンディングも残りあと2日!最後まで皆さんの拡散応援よろしくお願いします! もっと見る
いよいよクラウドも残りあと1週間となりました!
2026/09/20 19:24アッという間に9月20日。このクラウドも残り1週間となってしまいました。丹波国際映画祭期間中ということで、中々クラウドのPRが思うように時間が取れず苦戦しています。しかし本業は映画上映!先ずは、遠方から楽しみにお越し頂いている映画ファンの皆さんに最大限楽しんで頂くことが大切と思っています。そんな映画祭ですが、昨日は風間太樹監督の御来丹で大いに盛り上がりました。優しいお人柄と作風で知られる風間監督ですが、正に丹波の風情や情緒にピッタリとマッチ!地元の女性たちのハートを鷲掴みにしてしまった様です。今回は忙しいスケジュールの中、丹波市の「ヱビスシネマ。」と、丹波篠山市の「メガヱビス。」両館で舞台挨拶をしてくれました。皆さん普段聞けない映画の舞台裏のお話を楽しんで頂けた様ですね。風間監督、平林プロデューサー円路御来丹ありがとうございました!そして、もう一つめでたい話題を!「エビスシネマ。」看板モモンガのモモちゃんが、2匹のベビーを産みました。子育て上手なモモちゃんのおかけで2匹は脱嚢(モモンガは有袋類なので赤ちゃんを育児嚢の中で育てます)後も元気に育ち、そろそろオッパイだけでなく固形物も食べられる様になりました。乳離れするまでは目が離せませんが、ここまで育てば一安心です。ぜひ皆さん「リアルちいかわ」にも会いに来てくださいね。さて、そんなバタバタの日々の中でも時は容赦無く過ぎていきます。今回のクラウドファウンディングも残すところあと1週間!ぜひこんなヱビスシネマの新しい仲間「ピッコロヱビス。」への応援よろしくお願いします。ますますの拡散と応援を心から願っています。 もっと見る





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