皆さんは、りんごの木を伐採したことはありますか?私はあります。初めてチェーンソーを手に、りんごの木を伐採したのは約4年前のことでした。
雪がすっかり溶けた4月ごろ、私は初めての改植作業をしていました。りんごの細かい枝をのこぎりやハサミですっかりなくしてしまった後、チェーンソーで直径30cmくらいの枝を落としていきます。慣れていない私は、1本の木の枝を落とし切るのに1時間も2時間もかけていました。「このペースで果たして終わるのだろうか…。」と時折絶望しながらも進めていき、知り合いのりんご農家さんが大きなバックホーを使って木の根を抜く作業をしてくれる約束の期日までにはそれなりに伐採することができました。
しかし、問題はその後でした。抜いてもらった根っこがついたままの木が、畑にゴロゴロ転がっています。根に近いところの木の幹ほど太いので、簡単には切ることができませんし、重すぎて移動させることもできません。できるだけ幹を小さくする必要があるのですが、直径50cmも60cmもある木を、チェーンソー触りたての私が上手に切れるわけもなく、結局チェーンソーの刃を何本もダメにしてしまいました。(1本数千円します…)
そんな姿を見かねて、近所の農家さんが助けに来てくれました。その方はご自身のチェンソーを持ってきてくださり、私の目の前でりんごの枝を切ってくださいました。「押し付けるんじゃなくて、引く力、離す力を使わないと切れないんだよ。」と言いながら、私が太刀打ちできなかったボス級の幹をまるで豆腐のように切っていきます。「力はいらないんだよ。ほら、片手でもいける。」と、スーッと切り進めていく農家さんの姿を見て、「ここまでできるようになるのにどれだけかかるんだろう…。」と、不安になったことを今でも覚えています。
2年経ったあたりから、チェーンソーを上手に使えるようになってきたことを実感できたような気がします。倒れている木や地面と水平になっている枝を切るのは問題なくできるようになりましたが、垂直に立っている木を切るのは、今でも苦手です。必要な技術なので、引き続き精進したいと思います。
クラファンは現在【14名】の方にご支援いただいております。少しずつ人数が増えているのを見ると、とても心強いです。本当にありがとうございます!
木を切ることそのものは慣れてきましたが、木をなくしてしまうことについては、ちょっと色々考えてしまう自分がいます。



