
ブッチー武者です。今回の舞台で、私が特に伝えたい相手がいます。ヤングケアラー、家族の介護や世話を担っている子どもたちです。
子どもは、親にちゃんと育ててもらったこと、おじいちゃんおばあちゃんに可愛がってもらったことを、ちゃんと覚えています。だからその人がおかしくなった時、子どもなりに「何かしなきゃ」と思うのです。
ところが、それを友達には言えない。「今日遊びに行こうよ」と誘われても、「ちょっと用事があってさ」と断って、親やおじいちゃんの面倒を見に行く。それを重ねるうちに、「あいつ、どうせ付き合いが悪いから」と、だんだん仲間の輪から外れていく。そこからいじめにつながることもある。大学に行きたくても、経済的な事情で行けなくなることもある。
厚生労働省と文部科学省が行った全国調査では、世話をしている家族が「いる」と答えた子どもは、中学2年生で5.7%、全日制高校2年生で4.1%でした。クラスに一人か二人はいる計算です。
この舞台は、当事者の子どもに「あなたは一人じゃない」と伝えると同時に、周りの子どもたちに「こういうことがあるんだよ。そんな時はみんなで支え合おうよ」と気づいてもらうための作品です。子どもたちの社会の意識を、変えていかなければいけない。
当日は、18歳から10年間お母様を介護した元日本テレビアナウンサーの町亞聖さんが、特別サポーターとしてヤングケアラーをテーマにミニ講演をしてくださいます。
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